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2008年09月04日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
毎日の生活の中で、
ほとんど思い出すことも考える事もないんだけど、
ブログのお友達の所をお邪魔して、
ふと、記憶が甦って来て、書き留めておこうと思いました。


2000年2月19日、
小さな小さな柩が実家のリビングに置かれていた。
改めて、夢人の体が私の目の前からいなくなるんだって、
体の中から、実感してしまった。


本当に、かわいい柩。

そして、その中にパパがゆっくりと夢人を入れた。

私は、
「剥製にしてほしい…」って叫んだ。

誰にも聞き入れてもらえなかった…。


夢人がはだしでは歩けないと思って、
おじいちゃんに頼んで、高島屋で小さな小さな靴を買ってきてもらった。

おじいちゃん、どんな気持ちで選んでくれたんだろう?


おじいちゃんに履かせて貰って、
慣れない手つきで絞った母乳を紙コップにいれて。

柩のふたが閉められた…。


最後の夢人の顔、病院の時とは違って、
本当に、安らかな笑顔で、

きっと、パパや私が、
苦しそうな、悲しい顔では心配すると思って、

最高の笑顔を残してくれた。

ごめんね、赤ちゃんなのに、たった一人で逝かせてしまって。


火葬場には行かなかった。

パパと火葬場のある東山の空をずっと見ていた。

小さな、小さなお骨になって帰ってきた。

「きれいな立派な骨だったよ…」って
みんなが褒めてくれた。

きっと、そんな立派な骨なら、
走りは早かったのかな?

その足で歩かせてあげたかった…。

歩いてる姿が見たかった…。

どんな声だったんだろう?
声が聞きたい。

そんな思いがいっぱいあふれて、
自分で自分をコントロールできなくなってきた。

ふと、その時パパを見たら、
横になって、テレビを見ていた…。

パパの気持ちが理解できなかった。
一緒に泣けると思っていた。

夢人と最後のお別れをしてから、
パパは夢人の事で一度も涙をみせない。
私は理解できなかった。

子どもを亡くすと言う、
同じ深い悲しみの中で、夫婦であっても、

悲しみの表現の仕方の違い、
悲しみの時間の違い、
悲しみの癒し方の違い、
たくさんの葛藤を味わい、
それを理解できるで、かなりの時間がかかった。

夢人の事が私の記憶から薄れていくのが怖くて、
時間が経つ事も怖くて、
毎日、朝が来るのが嫌で
夜、眠る事も出来なかった…。

あれから8年。

あの日の事を思い出すこともほとんどなくなった。

でも、夢人の事は忘れた日はない。


あの時の「深く、辛い悲しみ」は、
少しずつ、形を変えて、「やさしい悲しみ」になってきている。

私がこの世の人生が終わる時まで、
この悲しみを乗り越える事はないと思う。

でも、あの子に会える時まで、
一生懸命に生きたい。

そして、もう一度、
この手で、夢人を抱きしめたい。








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最終更新日  2008年09月05日 00時12分42秒
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