なぜ、澳門?
今日、参加した育児サークルで『澳門にいたの?』ときかれ、やっぱり、澳門って不思議よね~と思ってしまった私。澳門にいたと言うと、続いて聞かれるのが、『なぜ、澳門?』香港ほど都会でもなく、有名でもなく、やっぱり不思議よね~。実際、澳門で働きたい旨を両親に告げた際、『なんで澳門なの?香港のほうが素敵なのに~』澳門って、不思議な街だと思う。有名なのは、カジノ、競馬、F3、ヨーロッパ風な町並み…なぜ澳門?私は澳門の、そののんびりした時間の流れに惹かれた。澳門で過すことは、とてもおもしろうそうに、魅力的に思えた。澳門では、確かにのんびりと過していたのかな。時間がゆっくり流れる、そんなことを感じられる生活をしていたかな。澳門で過したことは、本当に良い想い出。忘れないように、毎日想い出を綴っていくようにしようかな。澳門が、いかにのんびりしていたか。『山賊の話』澳門は、澳門半島(の先っぽ)とタイパ島、コロアネ島からなる。ある日、知り合いのガイドさんに、コロアネ島の山に気象台があるだろ?あそこに夜ドライブに行くとな、道の真中に自分で動かせそうなぐらいの大きさの石があるんだよ。車を走らせるのに邪魔だから、自分で動かそうと車の外に出るだろ。そうすると、山賊がでて来るんだよ。だから、動かせそうだなと思っても、絶対、車から降りて石を動かしちゃダメだぞ。と、言われた。山賊?いつの時代の話よ~と思ったけど、友人と実際にドライブに行ったその時、薄暗い山道を登り、登りして行くと、その人気のなさ、薄暗さ、寂しさにだんだん不安になってくる。携帯電話、大丈夫だよね。いざとなったら、電話できるよね。もし、石があったら、そのまま、バックして帰ろうね。無事、気象台についても、降りることすらできなかった私たち。帰り道も石がないか、どきどきしたけど、なかった。よかったよ~。山賊が本当にいるのかどうかは謎だけれど、いてもおかしくないような山道だったことは確か。コロアネ島そのものが、すごく寂れた田舎~という感じだったし。私の好きな澳門って、こんな時代に取り残されたような街なんです。