澳門から届いた悲しい知らせ
今日、台湾では、『326台湾を護る』100万人のデモ行進が行われた。取材に絡んで、知り合いの記者の方から届いた悲しい知らせ。『澳門大学のAさん、亡くなったよ』突然の悲しい知らせに声が出ない。Aさんは、タイの人と結婚して、子供が2人。とても知的な、穏やかな人だった。私が澳門を去ってすぐに、Aさんの奥様がなくなられて事を風の便りで耳にした。澳門で、みんなで一緒に飲んだ帰り、珍しくAさんがひどく酔っ払ったことがあった。その後、奥様が病気で、もう長くはないということを聞き、Aさんの悲しみの深さを思い知らされたような気がした。奥様の遺言は、『タイの人と再婚をして欲しい』Aさんは、その遺言に遵い、タイの方と再婚されたと聞いた。国際結婚をした今、Aさんの奥様の遺言の意味が分かるような気がする。自分の祖国の人となら、自分がこの世から去った後も、子供が自分の祖国との絆が切れないでいる…自分の両親に会わせることも難しくならない…今度は、Aさんがこの世を去ってしまった。まだ小さいはずの子供たちは、どうしているのだろう。タイと日本、両親が残した二つの祖国の人たちから、大切にされていて欲しい。遅くなってしまったけれど、Aさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして、彼が残した子供たちの幸福も。