二人目生まれました PART2
今回は地元ではちょっと有名な新しい産院で出産なので、費用はあおちんのときに比べると割高。やりたいことは基本的にはやらせてくれる方針なので、せっかくだからできることはいろいろやってみようと思い、フリースタイル出産に挑戦することにしました。ほかにも☆夫立会いにしたい☆ビデオを撮りたい☆アロマテラピーをしたい☆赤ちゃんの頭が見えたら、自分で頭を触ってみたい☆鏡で赤ちゃんの頭を見たい☆カンガルーケアをしたいと事前に要望を伝えておきました。いざフリースタイルの部屋に入ってみてびっくり。4畳くらいの部屋にヨガマットのようなものが敷いてあるだけで、ベッドはない。天井からは鉄の鎖、壁には手すり・・・どうやって使うんだろうフリースタイルを決心したときからネットでいろいろ調べてみたんだけど、こういう方法で産みましたということが書いてあるページはあんまりなくて、結局本能と助産師さんに任せようと決意。とりあえずは、床にごろんと横になり、内診を受けNSTを装着。大体5分おきに陣痛が来るので、一人ぼっちの部屋で腕時計を睨みながら『あぁもうすぐ5分だ、痛いの嫌だなぁ・・・あ、いててて』なんて時間を過ごす。NSTを外してからは、持参した装備品を回りに配置。まずは安産のお守り。水天宮に予定日一週間前に駆け込んでいただいてきた張子の犬。それから、痛みを少しでも和らげられたらいいなという祈りを込めて、ラベンダーのアロマオイルをとりだして、アロマランプにこれでもかというほどたらして、コンセントへ。100均で買ってきた大き目の鏡をかばんから出して、ビデオやカメラも準備。携帯も枕元において、夫や妹とメールをする余裕もありました。妹はもし間に合えば立ち会おうかなんて話もしていたんだけど、ちょうど病院の近くを通るということだったので見学に来ることに。23時ごろ、夫到着。陣痛は3分間隔くらいかな。夫もフリースタイルの部屋を初めて見たので「・・・ベットないの??」とびっくり。陣痛が来ていないときは、まったく普通にしゃべっている私を見て、「なんだ、まだ余裕じゃん」と思ったそう。でも、その頃からどんどん痛みが降りてきて、陣痛の間隔もバンバン縮まってきた。前回の出産では会陰と肛門を押さえることで劇的に痛みが逃せたのに、今回はすでに赤ちゃんがそこまで降りてきている感じで、肛門を押さえると余計に痛い。15分1500円のクイックマッサージのときにまたがる様な椅子に座ってひたすら夫に腰を押してもらっていた。ぎゅっ・ぎゅっとリズミカルに押されると、体が動いてしまってめちゃめちゃ痛い。一瞬でも手を離されると耐えられないので、とにかくぎゅーーーーっと押してもらう。そんなこんなで余裕が失われつつある23時30分、妹登場。陣痛の合間に妹と会話をするも、どんどん間隔が狭まって、会話が成り立たなくなってきた。そして日付が変わる頃、妹は家に帰ってしまった。そのころ、ようやく助産師さんが部屋に来てくれた。どうも、もう一件お産が同時進行していて人手が足りなかったらしい。陣痛の合間にクイックマッサージ風の椅子から降りて、いよいよ出産の準備にとりかかる。下着を脱いで、足にレッグウォーマーのようなビニールのカバーをつける。ひかるん誕生まであと1時間。二人目ということもあって、陣痛が始まってから出産が終わるまでわずか5時間だったけど最後の1時間、特に破水してからは本当に苦しかった・・・。《続く》