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カテゴリ:ほ(ぼ ぽ)
ミュージシャンになる夢をあきらめて芸能事務所に勤めている祐司(でも普通のサラリーマンではなく芸能事務所というところがやはり夢から離れられないというか。単に就職難だからというと見も蓋もない)立ち寄り先のライブハウスでであった夏美に天才を見る。
天才にはなれないのだが天才を見出すことができる(自分にその才がないことを痛感しつつ)というのは「アマデウス」のサリエリがあまりにも有名。(アマデウス、見てません…)嫉妬する=同じ土俵に乗りたい、でなくて天才に出会ったものは、天才をコーディネートしようとする。あしたのジョーの丹下段平みたいに。祐司は夏美に嫉妬はしない。(差がありすぎるのか)その才能に惚れ込み、大きく育てたいと思うのだ。 …こういう話だと、いかに夏美が天才であるか、を描くのがミソ。音楽の腕代がいかにすばらしいかというのを文章で描くのは難しいことだが、その天才性を表現するのに夏美のエキセントリックなところを強調しすぎるのがちょっと気になる。でもミュージシャンってそんなものなのかも。テンポがよく、ぐいぐいと読ませる。 NANAじゃないけど、きちんと演技もできるギタリスト(しかも美貌でなきゃ!)でドラマ化したものが見たいなぁ。 疾風ガール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.23 21:27:29
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