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カテゴリ:さ(ざ)
副題?「A Lollypop or A Bullet 」がタイトル欄に入りきらなかった…
直木賞作家、桜庭一樹の本を読むのは二冊目だが、こっちの方が好きかな?もともと富士見ミステリー文庫でいわゆるラノベとして出されていたものだが、ラノベにしては重いだろう(でも設定とか登場人物とかはラノベ的だと思う…)表紙絵を見ると、富士見版は萌えアニメキャラ的な(ちぃ、みたい)絵柄なので、これで手にとって読んだら詐欺なんじゃ?とも思う(笑) 天然不思議キャラの転校生(美少女)、ひきこもり、虐待と、ありがちなような題材を切り口を変えて力わざで新しいものにした感じ。インパクトは強い。文章も読みやすい。少年少女の描かれかたに対し、大人が紋切り型というか浅いのは視点が少女にあるからだろうが、ちょっとなんだな…(と思うのは自分が大人、だからだろう) 自分の力を過信しまた力のなさを思い知る、中学・高校生くらいのころに読みたかったかも。すっきりする読後感ではないが、思春期の不安定さ加減を感じることができると思う。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.14 21:29:10
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