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どちらも再読。「凍える牙」は家にあるんだけど「花散る…」は図書館本。何度も読み返すんなら買おうかな…
「凍える牙」 主人公が生き生きしているし、相棒のひねくれっぷりもいい。 警察は男社会だと思うし(しかも体育会系)そこに生きる女刑事っていうのも話になりやすいのか、最近いろいろあるんだけど、このシリーズが一番「リアル」なような気がする。(柴田よしき「RIKO」シリーズはちょっといじめられすぎ、誉田哲也「姫川玲子」シリーズは理由も無くモテすぎ) 最初はともかくラスト滝沢は音道を理解し評価しているのに彼女の方はそれに気づいていない。それは彼女が疾走し、滝沢がそれをフォローするというところから来ているのだが、そのあたり今後の話を読んだ後としてはなかなか深いものだと思う。 ラストの疾走シーンは爽快感アリ。犬好きの人にはぜひお勧めだと思う。 一気に読ませる力があり、読後感も良し。 「花散る頃の殺人」 短編集。音道が職場に溶け込んでうまくやっているのがうれしい(親の目線だねこれ) 女刑事の日常、いった感じで大事件ではないがストーカーなどありそうな事件が描かれている。交通違反のもみ消しみたいなのって警察勤めだとやはり頼まれちゃうのかな? 滝沢とチラッと会う(すれ違いくらいだが)場面があるのだが、これは作者のお遊びなのか何かの伏線なのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.22 22:23:32
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