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助けを求めてきた「組織のボスの情婦」とそれをエスコートする「女刑事」が共に撃たれて、一方の体と他方の脳が無傷だったので脳移植をしてあわせて一人にしてしまう…めちゃめちゃご都合主義でトンデモな話だけれど、そのトンデモな設定以外は大沢ワールド炸裂。おもしろかった。
誰が敵で誰が味方かわからず、奮闘するヒロインがいい。 「実力のある人の脳」が「絶世の美女の体」に宿れば天下無敵じゃないかという勝手な設定…だけならなんてことはないが、鍛えていない体で以前のようなつもりで動こうとして失敗したり、というところが実にいい。(運動が)できる人ってある意味傲慢で「アンタなんか鍛えてないからダメなのよ」って所あると思うんだけど、「鍛えりゃできると言ったって限界あるんだよね」っていうの、ホントに実感する。死ぬほど練習したって誰でも100M10秒で走れる訳じゃないモンね。 天使の牙(上) 天使の牙(下) おまけ 「ざ・ちぇんじ」1・2巻(氷室冴子・山内直美) 娘が借りてきた漫画。とりかへばや物語も氷室さんの原作も未読。読まねば。「あさきゆめみし」とともに古典の入門編として適切な本なのでは?原作(とりかえばや)もそうなのかは知らないけど、ご都合主義というなかれ、これは実に「王道」な良展開な「御伽噺」なのだから。うまくまとめてめでたしめでたしとなっているのはいいな。 【古本】ざ・ちぇんじ! 1 [文庫コミック]/山内直実 【古本】ざ・ちぇんじ! 2 [文庫コミック]/山内直実 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.31 22:04:59
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