|
カテゴリ:き(ぎ)
「あえて登場人物紹介を書かない」と書かれているので逆にこれは!と身構えて読むのだが、そのあたりも作者の罠にはまっているのかも…でも私にはイマイチその面白さがわからなかったんだけど…
まずは初読みの作者なので登場人物のほかの作品とのかかわりが全くわからない状態で、そこのところの面白さは半減、なのかもしれないがそれを差し引いてももうひとつしっくりこない。 好みの問題だけど。 動機がいまひとつだったからかなぁ。 リチャード親子はイニシャルから察してしまったけど、そこらへんのお遊びは楽しい。 雪の山荘モノは古典的ともいえるミステリの定番なだけに、アレンジは難しいなぁ。 名探偵はもういない 関係ないけど、あまり実在しないような名前をわざと使いまくるのってあまり好きじゃない。横溝正史の「犬神家」みたいに名前からして妖しさとかおどろおどろしさを感じさせるためとか、地名だけど東川篤哉の「烏賊川市」のようにコメディタッチの洒落の名前とかはしっくりくるんだけど。この本の「木岬」「後動」「早芝」「笹後」なんぞは皆、他では見たことのないような苗字で読んでいていちいち突っかかるんだよね。そのあたりもこのミステリの評価が低い訳かもしれない。好みの問題だけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.01 22:34:41
コメント(0) | コメントを書く
[き(ぎ)] カテゴリの最新記事
|
|