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カテゴリ:さ(ざ)
これは大人のための絵本、だと思う。
酒井駒子の絵はいつもどことなく寂しい。かわいいんだけど。 いわさきちひろの子供の絵もあどけなくかわいいんだけど、その透明感(水彩絵の具のせいだけではない透明感)ではなく酒井駒子の子供は寂しさと切なさをかみしめている感じを受ける。 それはかつて自分がそうだった・もう戻れない時代、の瞬間を描いているからかもしれない。 まあるい額、さらさらの髪、むっちりした手の甲、その瞳は(黒目勝ちで円く大きい)どこかを、きっと「あのころ」を見つめているんだろうな。 BとIとRとD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.11 22:00:16
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