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ヘミングウェイの「こころ朗らかなれ、誰もみな」という柴田元幸さんの 編んだ短編集を読んだ。
この中に傑作といわれている「雨のなかの猫」が入っていたから借りた のだけど、この短編よりも興味深かったのは、最後の未完成で終わった作品
未完成の作品だったので、これが邦訳されたのは初めてみたいです。
ヘムが猟銃自殺で亡くなった事には、以前から単純な疑問を持っていたので すが、やっぱり~!っていう確信が強くなりました。
アメリカという国の威信をかけたキューバ危機。 そんなお国の一大事の時に世界的に高名な作家が、はっきりと キューバを支持する態度を取っていたのだから、、、。 推して知るべし、ですよね。
にあったのですが、 躁鬱になった人が、(一概には言えないとは思うのですが)大自然の中で朝の 日差しに温もった風の気持ちの良さを描写したりするかしら?
誤って禁猟動物のシカを撃ってしまった少年ニックは、捜査官の手を逃れるた めに、最後に残された処女林の奥地で仲の良い妹のリトレスとキャンプを張っ て暮らし始めるという話なのです。
ノーマン ロックウェルの小さな作品集を手に取ったら、 この有名なイラストレーターさんはヘミングウェイより5才早く 生まれた方だったの。だから彼の描くアメリカ市民の姿は、その まんまヘミングウェイの生きてきた時代の絵だったのでした!
イタリアに行ったヘム。 (トム クルーズ似なのにビックリしました!)
そんなに時代の差を感じさせない文章だけど、絵で見ると まったく違った時代に見えます!ヘムが20歳の頃のイラストでの時代。
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