雑読と料理と勉強と

[楽しむ受験] カテゴリの記事

全111件 (111件中 1-50件目)

1 2 3 >

• 「サクラサク」の後に必要なもの

  ネットで授業をしていた生徒の受験を最後に、今シーズンの受験は全て終了しました。みなさんホッとした時間を過ごしていらっしゃることでしょう。が、中学受験はゴールではありません。内部進学の子もいます。6年後に大学受験をする子もいます。どちらにとっても大切なのは、「勉強する習慣を捨てないこと」。一日30分でもかまいません。今まで毎日何時間も勉強してきたことに比べれば、楽チンなはず。ただ、その習慣を「受かった～ヽ(^。^)ノ」という嬉しさのあまり捨ててしまうと後々辛くなります。私がそうでした…中学合格の後、舞い上がった挙句「勉強ってなに？」状態に突入し、その後6年間じっくりと熟成した脳味噌は、大学受験に対応できませんでした。その結果が辛い浪人生活に…（すいませんちょっと楽しんでました）。毎日机に向かって勉強する。これまで当たり前だったことを続けることが、6年後に大きく影響してきます。といって、中学の学習内容を先取りしてしまうのも、中学生としてのスタートを甘く見てしまうという弊害がないとは言えません。そんなわけで、受験が終わった生徒には、理科と社会をミックスして、「今の日本はどうしてどうなっているのか。これから世界はどうなるのか」を考える授業というのを受けてもらっています。本当は1年中こういう授業を受けてもらいたいというのが本音だったりもしますが…

  2006.02.21

  コメント(0)

• 一山越えた

  怒涛の12月、1月を駆け抜け、2月も2日。教える側としてはもうできることはほとんどありません。できることといえば、残念な結果が出てしまった子のフォローくらいなものです。後は電話の前でただひたすら待つのみ。良い知らせであることを祈りながら。今日、本当に頑張った子から合格の知らせが入りました。思わず涙がこぼれました。良かった。本当に良かった。まだまだ続く受験。嬉しい涙が続きますように。

  2006.02.02

  コメント(0)

• 最後の最後にモノを言うのは

  あっという間に1月も残りわずか。受験生たちを目の前にしていると、飛ぶように日々が過ぎていきます。すでに目標を達成した子。目標に向かってラストスパートをかけている子。みんな頑張れ。最後の最後には「この学校に入りたい！」という強い気持ちが奇蹟を生みます。強く強く心に念じてください。お父様もお母様も、ご家族みんなで。

  2006.01.28

  コメント(0)

• 夜の自習室

  年が明けて自習室の雰囲気が明らかに変わってきました。黙々と自分の課題に取り組む生徒達。残された時間が限られていることが、ひしひしと伝わってきます。みんな頑張れ。でも体調管理が一番大事だからね。

  2006.01.04

  コメント(0)

• 気がつけば…

  平成18年なんですね。目の前の受験生たちのことしか考えられなくなっていた今日この頃。昨年の今頃を思い出して、また頑張ります！！

  2006.01.04

  コメント(0)

• 合格させる親～その１～

  気を持たせた書き方をした挙句、1日あいてしまいました。まずはお詫びを。期待してくださった方、申し訳ありませんでした。さて、本題の「中学受験を成功させる親の条件」にはいりましょう。前回は、私の開成中学時代の友人の親御さんには共通点がある。という前置きでした。この「共通点」ですが、一つではありません。今日から何回かに分けて、その共通点を紹介していきたいと思います。まず最初に取り上げる共通点は「勉強に関して、子供と距離のとり方が上手い」ということでしょう。「親は勉強についてタッチしない。塾の先生に任す。」さらには「勉強しなさい」とも言わず「勉強する」と子供に言わせる（この辺りにテクニックが必要かもしれません）。受験直前期にグッと成績の伸びる子がいます。彼らに共通しているのは、「自分が受験する」ということを強く認識していること。「合格するのもしないのも自分次第」こういう覚悟を持っている子は伸びます。そして、そう思わせるのは親御さんのプロデュースの力。大事です。

  2005.11.25

  コメント(2)

• 子供を合格させる親

  中学時代の友人達のお母様には共通した特徴がありました。ということは、これはかなりの確率で、「息子を開成中学に合格させる母親」の共通点なのではないかなと。それは…すんません、長くなりそうなので、今日は前フリだけで失礼しますm(__)m

  2005.11.23

  コメント(1)

• きママさんの「合格入校」（合格いりこ）

  ここの所すっかりブログタイトルからはなれて料理の話題がなくなってました（というか更新自体ご無沙汰でした）が、料理（食）と勉強の両面から見逃せない優れものがついに！！　ヽ(^。^)ノそれがきママさんの合格入校（いりこ）です。私も企画段階でちょこっと私もお手伝いさせていただきました（つもりです）。 現役東大生ママでもいらっしゃる、海産物問屋「きママ」さんに頂戴した「いりこ」と「昆布」。それはもう衝撃的でした。「今までの出汁はなんだったんだろう？」と食いしん坊を自認していたはずの私も、「ふ、俺もまだまだだな」と反省した逸品です。「本物の食事が本物の賢い脳を作る」いや、ぶっちゃけ「賢い奴はきちんとした食べ物を食べている」というのはきママさんと私に共通した考えです。脳もれっきとしたからだの一部。きちんとした栄養と適切なトレーニングがなければちゃんと働きませんよね。

  2005.11.21

  コメント(0)

• やりたいことの全てはできない！

  ～この日記は昨年の今頃書いたものに加筆修正を加えたものです～着々と本番が近づく秋。皆さん焦りが出てくる頃でしょう。でもちょっと待った！「やらなきゃいけないことがこんなに！」と思っても、思ったことすべては「絶対に」できません。で、それは他のお子さんも同じことです。まず、したいことの優先順位を決めましょう。しかも出来るだけ細かく。焦る気持ちはお子さんも同じ。だからこそ、「やること」を細分化して「小さな達成感」を積み重ねていくことが大切なんです。もちろんお子さんによって、また科目によってやるべきことは異なってきますが、私の基本方針は以下の通りです。１）なによりも復習再三お伝えしている「できなかったことをできるようにする」ためにはなんといっても復習が重要です。時間に余裕があれば予習（問題演習）に時間をかけることも良いのですが、今更そんな余裕をかましていてはいけません。過去に解いた問題集の解けなかった問題がきちんと解けているか？復習メイン＋実践型の問題演習で効率を上げていきましょう。特に算数では、得意な子ほど１問に執着して時間を無駄にする傾向があります。どんなに時間をかけるとしても１問１０分。それで解けなければ解答を見て納得しましょう。制限時間はお子さんに合わせて決めています。ウチの生徒には算数が得意な子には10分。苦手な子には5分を設定しています。まず解答をきちんと理解すること。次に自分がその解答を再現できること。これができなければ先へは進めません。実際の試験では１問に１０分もかけている余裕はないわけで、逆にこうすることで、本番で「捨てる」問題の見分け方の練習にもなります。２）単元単位で穴埋め理科社会ではわかりやすいですよね。しかもこの２教科は単元ごとに穴を埋めることが比較的やりやすいので、まずこちらに手をつけましょう。で、算数でも同じく、「割合」「特殊算」「図形」など単元単位で、５年６年で習ったことを通して復習してみてください。単元を串刺しにして復習することで見えてくることもあるはずです。３）解答から読む国語まず問題文と解答を読んで、それから課題文を読む、というある種国語力重視の私としては邪道と考える方法も、点数を取るための短期決戦には必要です。自分で論理を組み立てることができるように、お手本を先に見ておくということですね。４）なんといっても体調管理睡眠時間の確保と、うがい、手洗いといった基本的な健康管理をもう一度確認してください。この時期に寝込んだりするのはなんとしても避けなければいけませんし、試験当日は当然万全の体調で望まないといけませんから。「やりたいことは山ほどある」というのはどんなに成績の良いお子さんでも同じです。そして、それをすべてこなすことはできない、というのも同じなんです。「どうせやりたいことのすべてはできない」と開き直って、焦らず「やりたいことの山」の中から、重要なものを拾い出して順番に片付けていきましょう。

  2005.11.09

  コメント(0)

• 明日は

  朝から一日中授業。授業のみに集中できる日。うれしいな。またみんなから元気を分けてもらおう。その分先生も力いっぱい「何か」を伝えるからね(^.^)

  2005.11.04

  コメント(0)

• 受験校選びとモチベーション

  そろそろ受験校、受験スケジュールも決まり始めているのではないでしょうか。第一志望の学校はもちろんですが、第二第三志望の検討も重要です。偏差値と日程を優先してはいけません。第二であっても第三であっても、本人が「通いたい！」と思う学校選び、あるいは、本人に「通いたい！｣と思わせる親のコントロールが必要です。間違っても「どうでも良いや」という学校を受験スケジュールに入れてはいけません。たとえお試し受験であっても、です。不合格だった時のリスクしか生みませんからね。

  2005.10.23

  コメント(0)

• 続・モチベーションとリアリティ

  久々に地元での催しに参加してきました。が、昔の同級生達の子供らがそろそろ中学受験期にさしかかってきてたりで、「おい、ヨダ。ちょっと相談に乗ってくれ」などと、にわか保護者会状態。こらこら、あんたたち(^_^;)とまぁ、盛り上がった中に、「最近急にやる気が出たみたいなんだけど、このまま続くのかと心配で」との声が。贅沢な悩みだ！などの温かいブーイングもありましたが、よくよく聞いてみると、ある学校の文化祭に行って以来、子供が急に張り切りだしたと。んじゃ、ちょっくらお前さんちの子供と話させて頂戴。ってなわけでお話させてもらいました、携帯で。話を聞いてみると、予想通り。文化祭で学校の建物を見て、生徒さんたちとお話をして、「絶対お客さんじゃなくて、この文化祭をやる方になりたい！」と思ったそうな。大丈夫。お前さんとこの子の頑張りは続くよ。そんな半信半疑の顔すんなって。んじゃ、ウチのハハ呼んで来るから、そっちからも話し聞いてみ。一同納得して帰りましたとさ(^_^;)

  2005.10.10

  コメント(0)

• モチベーションとリアリティ

  久々に勉強の話題(^_^;)この時期に生徒を見ていて思うことは、受験に対するモチベーションの高さに、受験ということ、中学生になること等々のリアリティをどれだけ感じているかということが大きく影響していることがわかります。憧れの学校があって、そこに通うために受験という壁を乗り越えないといけないという事実を認識している子。そういう子はモチベーション高いです。文化祭等々で学校が外に開かれる機会の多いこの時期、皆さん積極的に行事に参加されているようですね。ご家庭でそこでの話をどれだけ引っ張れるか、ということが、リアリティ、モチベーションにつながる重要なことだと思います。

  2005.10.05

  コメント(2)

• 負けて嬉しい花いちもんめ

  今日の個別指導、時間割の関係でマンツーマンになった生徒がひとり。とても素直で、最近ぐんぐん算数の力の伸びてきている子でした。「よし、今日はおまいさんとタイマン勝負だ！　どうだ、受けて立つか？」「うん、やるやる！！」ということで、両者未見の問題集から一問ごとの真っ向勝負。こちらも意地がありますから手は抜きません。本気と書いてマジです(^_^;)まぁそれはやはりこちらもプロですから、解けない問題があっちゃいけないわけで、「ふふふ、まだまだ修行が足りんな。俺様とタイマンはろうなんざぁ百年早い。」と着々と授業を進めていったわけですが、「おろ、これは新しい切り口の問題だなぁ、ほぉほぉ、なるほど。」とやってる間に…「できた！」なに！？「ほら先生、ここをこうしてこうするとこうでしょ。でね…」が～ん。その解法は美しい。「すいません、先生の負けです…」「やったぁ～！」喜ぶ彼を見ながら、私も嬉しさがこみ上げてきたのでした。正直かな～り悔しかったですけど、そんなものぁどうでも良い。私のいったことを素直に実行してくれてきた彼が着実に力をつけていること。これ以上に嬉しいことなんてなかなか見つかりませんってヽ(^。^)ノ

  2005.10.01

  コメント(3)

• 「東大」ブランドのなせる業？アクセス数に吃驚！

  昨日の日記記入後のアクセス数が今までの最高、しかもブッチギリを記録してました。う～む、これはやはり「東大」の一言のせいか？イイタイコトは一つだけ。「自分が行きたいと思う学校に受かる！」という想いの力だけなんです。私の場合は「実力がない自分の場合、ラベルくらいちゃんとしたのを貼っておかないとまずい」という計算だけだったりするんですけど、それでも「ラベルが欲しい」という気持ちは強かった。「無理」と決めた時点で、全ては「無理なこと」になります。奇蹟を信じる力も実力のうちってことですかね(^_^;)

  2005.09.14

  コメント(2)

• AERA　「東大脳の作り方」

  今週のAERAでマンガ「ドラゴン桜」が取り上げられていました。そう、TVドラマでは阿部ちゃんがカッコイイアレです。原作のマンガは絵がちょっとなんですが、中身は「その通り！」の連続。記事中でも触れられていましたが、重要なのはやはりモチベーション。「模試の判定が悪くて泣き出す。」そのくらいの気合を持つことが大切だということです。ドラマの中でも「なぜ東大に行くのか？」を生徒が納得するまでがかなりきちんと描かれていました。そしてAERAの記事にはさらっと、いわゆる多数の東大合格者を出す進学校のヒミツも書かれていましたね。「周囲に東大を受ける友人、東大に通っている先輩がたくさんいるために、東大受験というハードルが低いから。」これもまさにその通り。「東大を受ける」ということがごく普通のことだから、私のような下から数えて何番目の成績の人間でも平気で東大を受けちゃったんです。私自身は、東大に行くために越えなければならない壁のうち、最も高いのが「東大を受ける」と決めることだと思っています。多くの場合、この段階であきらめてしまう。「自分には無理だよ」「あそこは特別な人が行くところだから」等々の理由をつけて。受験しなければ100％合格しません。受験すれば合格する可能性は0ではない。少なくとも目標が定まれば、その目標にどう到達するかを考えることができる。志望校に入学する方法。その第一歩が「必ず合格する！」と心に誓うことだと思います。

  2005.09.12

  コメント(4)

• 提携塾へ助っ人に

  基本的に帰国子女受験の学習塾を基盤に教えている私。今日はグループ会社のごく普通の学習塾に助っ人講師としていってまいりました。帰国だろうとそうでなかろうと、楽しく勉強する基本は一緒です。間違うことを恐れない。間違ったらそこが勉強のチャンス。たくさん間違って、たくさんレベルアップをしてもらいたいです。

  2005.09.07

  コメント(5)

• 開校初日は責任者も楽しく授業

  人手が足りないおかげで、私も授業に入れました（入らざるを得なかった？）。体験授業の子も含めて小2、小4の算数、小6国語、中2国語。嬉しかったのは、体験授業の子が「先生だったら勉強が面白いから通いたい！」って言ってくれたこと。パワーをもらいましたヽ(^。^)ノでも、責任者はそんなに授業に入れないんですよねぇ。これからの課題は若手の育成です。

  2005.09.06

  コメント(2)

• 明日は開校日、が…

  明日は私の担当する教室のめでたい開校日だったりします。が、理系講師の一人が入院、文系講師の一人が家庭の事情でお休み、しかも台風が…「なんじゃこりゃ～～～！！」こんな時はジーパン刑事になっても良いですよね…

  2005.09.05

  コメント(4)

• 授業は生もの

  授業にはカリキュラムというのがあって、基本的にはそれにあわせて進んで聞くわけです。ただし、その組み立ては講師の力量。例えば台風が来たとき、地震が起きた時、それを各教科の授業の中でどのように話しに加えていくか。人の記憶の基本はエピソード記憶。リアルタイムで起こったことについて勉強すれば、定着力が全く違います。「どんな風に台風や地震の話を教科にからめてしてくれた？」これだけの質問で講師の力量も見えるかもしれません。

  2005.08.30

  コメント(0)

• 帰国子女受験塾の校長に！

  来月からあざみ野で帰国子女専門学習塾の校長をやることになりました。火曜と木曜しか開校しないんですが。雇われ校長とはいえ、気合入ってます。やっぱり天職なのかなぁ。パワーのある子供達、大好きです。

  2005.08.26

  コメント(0)

• 間違えた問題こそが宝物

  当たり前なんでしょうね。子供達は問題が解けなかったり、間違ったりすることを極端に嫌がります。この夏ずっと生徒達に言い続けてきたこと。「一度で正解できた問題は嬉しいけど、ちょっと先生は損したなと思うことがあるんだな…。解けなかった問題を解けるようにすることが経験値のアップになるんだよ。間違うことは恥ずかしいことじゃない。わからないことも恥ずかしいことじゃない。レベルアップのチャンスなんだよ。そういう時に手助けするために先生っていう人たちがいるんだからね。今日もいっぱい間違えて、正しいやり方を身につけよう！」

  2005.08.22

  コメント(2)

• 辞書の使い方

  語彙を増やすためには、辞書が有効です。そして、この辞書の使い方を工夫することで、「意味を推測する能力」を高めることが可能になります。なにかにつけ、「辞書、辞書」と言っている私ですが、実際に辞書を使う前に、ワンステップ入れるようにしましょう。「わからない言葉の意味を推測する」という作業です。そして、その推測を念頭においた上で、辞書を使う。こうすることで、意味を推測する力が養われることはもちろん、自分で調べた結果に対して、「やっぱり合ってた！」あるいは「ちょっと違ってたなぁ…」といった感想を持つことができます。この「自分の行為に対して、なにかを感じる」ことが記憶の足がかりにもなるのです。人に言われたからではなく、自分の推測が正しいかどうかを確認するために辞書を使う、と思ったほうが作業内容は同じでも、モチベーションも上がることでしょう。どうせ同じことをするのならクイズ感覚で楽しみましょう。結果的にそのことが、効果とモチベーションを同時にアップさせることになるわけですから。

  2005.07.04

  コメント(0)

• ヨダ式「語彙を増やす生活」

  語彙を増やす。まず手始めに用意するのは学年相当のテキストと紙の辞書でしょう。基本ですね。が、語彙の不足しているお子さんには、この基本の部分の活用が足りないケースが多々見られます。学年相当のテキストを用意するのは、文章構成などの論理面での負荷において適当な文章を選ぶことができるからです。そして、電子辞書全盛のこの時代に紙の辞書を使うことには２つの理由があります。まず一つは、調べる時に頭の中で何度もその言葉を繰り返すこと。これでその言葉に多少なりとも馴染むことができます。二つ目は、調べた言葉の載っているページに付箋を貼ったりすることで、達成感を得ることができること。付箋がびっしりついて、使い込まれた辞書が手元にある。それって、なんだか気分が良いじゃないですか。さあ準備は整いました。テキストの課題文を読むとき、少しでも「？」と思った言葉があったらすぐに辞書に登場してもらいましょう。というより、目標を「できるだけ多く辞書を使うこと」としましょう。大人でもありますよね、感覚ではわかるけど説明できない言葉。辞書を有効に使って、正確に意味を把握する癖をつけることが大切です。ココで大切なのは、辞書で調べた言葉は、意味とそれを使った例文をノートに記録しておくことです。例文が必要なのは、言葉は文の中でこそ生きてくるものだからです。最低限辞書に載っている例文を書き写す。理想的なのは自分でその言葉を使った文を作り、それを誰かにチェックしてもらうことでしょう。塾の国語の先生に活躍してもらうのも良いですね。調べれば調べるだけ、項目の増えていく語彙ノート。これも達成感を味わう効果があります。さて、ここまでは当たり前。さらに、机に向かっている時だけでなく、生活の中でも語彙を増やす機会を増やしていきましょう。「日常会話の中に、高度な言葉を織り込む」のです。お子さんと話す時、抽象的な言葉、日常的ではない言葉を意識して使うようにしてください。大人でも意識しなければ使わないような言葉を日常会話で使う。親御さんにも努力が必要ですね。「それってどういうこと？」と聞き返されたらしめたもの。きっちり説明してあげましょう。聞き返してくれないときは、「あ、今の言葉の意味はね」と、強制的にたたみかけます。言葉は生きているものです。どんな方法よりも、日常生活の中で様々な言葉が使われている環境にいることが、語彙を増やすことへの欲求へつながるのだと思うのです。

  2005.06.29

  コメント(0)

• 語彙を増やす！

  言葉って生きてるものですよね。だからそのパーツである語彙を増やすためには、生きた言葉として単語に接することが大切だと思うのです。言葉が活き活きと使われている良い文章に触れる。そこで使われている言葉を自分のものにする。そのためには、語彙以外の論理の部分はきちんと理解できる良い文章を選択する、そしてその言葉を自分のものにする、という二つの作業ステップが必要ということになりますね。そこで大きな役割を果たしてくれるのが、学年相当の課題文と辞書（紙に印刷されたもの）なんです。このセットを使いたおすことが語彙の強化につながるわけです。と、今日はココまで。学年相当の課題文と辞書を100％活かすためには何をすることが必要でしょうか？

  2005.06.24

  コメント(6)

• 予告です：語彙を増やすには

  昨日、語彙の話を書きました。で、語彙を増やす具体的な方法については…すいません！m(__)m私の方法は、例の妹の留学のドタバタがひと段落着いたところでまとめます！また、「これは！」という方法をお持ちの皆さん、是非そのノウハウをこちらにコメントしてくださいね。（必殺他力本願炸裂！）

  2005.06.17

  コメント(0)

• 「国語」という科目の特殊性

  「国語」という科目。実に不思議な科目ですよね。だって、他の科目ではないじゃないですか。「設問が同じ」ってこと。文法問題、文学史などは別として、「指示語の指している内容は？」「この文章のイイタイコト（要旨）は？」等々、小学生から大学受験まで、設問自体は大差なかったりしますよね。極言してしまえば、違うのは「課題文」だけ。そして、古文も含め、基本的には「課題文」の難度の差は「使われている言葉」の違いなのではと。（時に意図的に読みにくい「悪文」が使われたりもしますが…）となれば、国語の勉強の基本は自ずと明らかになりますよね。そうです。それは「語彙を増やす」こと。語彙力。それが国語の成績の良し悪しを決める鍵の一つであることは間違いないでしょう。

  2005.06.16

  コメント(3)

• 幼馴染と受験の話をする

  小学校の時からの幼馴染も中学受験ママの一人。長女の中学受験は経験済みだが、次女は引っ越して環境が変わったこともあり、やはり悩みはつきないらしい。彼女曰く「受験の流れはわかってるつもりなんだけど、乗せ方がまるで違うのよ。」そりゃそうだ。ちゃ～んとわかってるじゃない。しかしなんだな。幼馴染に、「あんたもちゃんと先生してるのねぇ」なんて言われると、それはそれでこそばゆいもんですな(^_^;)しかも、「知識を増やすのは楽しいことを増やすため」という持論を展開した時の例が悪かった。「マジレンジャーが小津兄弟なのは、オズの魔法使いがもとネタ」なんてことを口走ったもんだから、大笑いされてしまった。「生徒と話するためとか言いながら、ホントは昔と一緒でヒーロー大好きなんでしょ」正解です(>_

  2005.06.15

  コメント(2)

• メルマガ発行？

  漠然と、日記に書き散らしたことをまとめようと思っている。が、あまりにも漠然としすぎていたので、メルマガをその道具に使おうかと思い立った。理由：締め切りが生まれるから(>_

  2005.04.25

  コメント(1)

• ゆとり教育に思う

  先週発表された、子ども達の学力若干が向上しているというデータ。現場の先生方の努力を感じます。そして、せっかくその努力が報われ始めたというところに「ゆとり教育見直し」が来るとは、この国の教育に一貫した方針というものを求めることは不可能なのかという、ある種のあきらめも同時に。発表されたデータでは、勉強することが楽しいとの答えも増加していることが指摘されていました。記述式の解答に弱いなど、もちろん問題点も多く、私自身も否定的な考えを持っている「ゆとり教育」ですが、この一点は評価されて良いのではないでしょうか。少なくとも、「ゆとり教育」開始時よりは、良くなっている。公立学校での教育の問題の根幹は別のところにあるのではないかというのが私の感覚です。「ゆとり」があろうがなかろうが、授業が成立しない状況があれば、それは何の意味も持ちません。まずは、きちんと授業を成立させること。教師側に問題があるケースも多いようで、そのあたりも含めて、「学校では授業がある」という基本中の基本を抑えることが急務なのではないかと思います。

  2005.04.25

  コメント(4)

• 「わからない」理由

  勉強で一番大事なことは、「なにがわかっていないかをわかること」だと思っています。大学受験おちこぼれ時代、一番ハマったのがココだからです。「とにかくさっぱりわからん」紅顔の（厚顔の？）美少年であった当時の私、さっぱりわからない数学と英語のテキストを前に悩んでいました。一体どこから手をつけていいのやら。頭を抱えて考え、一つひらめいたのは、「皆が取り組んでいる問題は自分にはまだ早い！」ということでした。そりゃそうだ、なにしろ問題の意味すらわからんのですから。そこで私が取ったのが、「わからないのは元から絶たなきゃダメ」作戦。まずは、問題がわかるところまで、買っただけで使っていないまっさらな参考書をもとにさかのぼる。（ちなみにこの時点で対象は高校１年レベルにまで戻ってます）当然、問題はわかっても解答はできない。で、解答を見ながら、どこがわからなかったのかを確認する。「なんでこんな計算がすぐできんだよ？」「お、公式があるのか。それは覚えてないとできんわな」などと、セルフツッコミを入れつつ、さらにそこがでてきたところまで参考書をさかのぼる。と、やっていたら、なんと数学は中学２年まで戻ってしまいましたとさ…が、しかし、そこから順にきっちり「確実にわかっていく」ことを繰り返すと、あら不思議。高校数学もわかるようになったんです。「わからない」のは、「わかっていないこと」を使って考えようとしているから。「何がわかっていないのか？」を見つけて、そこを「わかる」ようにする。遠回りのようですが、結局勉強の基本はココにあると思っています。

  2005.04.21

  コメント(7)

• 脳を育てる！

  先日のテレビ番組「世界一受けたい授業」（日本テレビ系列）に、「バカの壁」の養老先生がご出演。20年前と現在の小学生の絵を比較して、「子供の脳の発達が遅れている」と指摘されていたのが、文字通り一目瞭然で衝撃でした。そして「脳を育てるには身体を動かすことが必要。人間の作ったものからではない、自然界からの刺激を取り込み、それに対して身体で反応することが重要」とのご発言。出演中のテレビのセットを示して、「ここなんか人間の頭の中にあるものしかない」とも。深～く納得しました。誰の脳も通していないストレートな体験とそれに対する反応。都会では得がたいものかもしれませんが、きちんと目を向ければ見えるものもあるんです。それを「見ようとしない」のが「バカの壁」なんでしょう。そして、「身体と頭を使って、効率のよさを追求する家事。これが脳を元気にする」というご指摘も。段取りを組んで料理洗濯掃除をこなす、なんてことが脳を育てるんですね。やっぱり机の上だけで勉強してるんじゃあ、イマイチ。きちんとしたものを食べ、きちんとした生活体験を重ねることが、重要なんだなぁと、改めて考えた次第です。

  2005.04.18

  コメント(6)

• アクセス数に吃驚！

  今日のアクセス数の急増には驚きました。誰のページかと思いましたよ(^_^;)しかし冗談ではなく、受験することの意味に関して、ホントにご家族でしっかり、もちろん奇麗事でなく本音でとことん話し合っていただきたいです。情操教育に力を入れる学校もあれば、大学受験を生活の中心にすえる学校もあります。なんのためにどんな学校を目指すのか。そのビジョンを明らかにしてこそ「将来を見据えた受験」を経験できるんじゃないでしょうか。ちなみに私の場合。中学受験＝「伝統の運動会に参加するためのもの」大学受験＝「なんの取り柄もない自分が、学歴というラベルを手に入れるためのもの」でした。こんなのもアリなんです。アリだと言ってください…

  2005.04.14

  コメント(5)

• 中学受験の意味

  昨日のきママさんのご質問、私の中から、自分自身が考えていたことを引きずり出していただきました。感謝、です。というわけで、コメント制限文字数オーバーの自分なりの回答を出してみました。前の日記のコメント、ご一読＆ご感想の書き込みをお願いしますm(__)m

  2005.04.13

  コメント(8)

• 始めて良かった「電話カウンセリング」

  先日からスタートした「電話カウンセリング」。自分が直接タッチしていないお子さんのお母様方でも、直接お話させていただくことで、少しでもお悩みを減らすことができる、ということがわかったことが何より嬉しいことでした。ネットでの情報発信は確かに便利ではあるのですが、あくまでも一般論で終わってしまうことが残念だと思っていたからです。もしも私に力があるのなら、できるだけ多くの人のお役に立てればよいなと。

  2005.04.12

  コメント(6)

• 夏を見据えた一手

  桜満開の春。学校の新学期も始まり、気分も切り替えやすい時です。そこで！一手先を読んで、夏休みの目標を立てる「準備」をはじめましょう。塾のカリキュラム、なかなか完全消化は難しいですよね。しかも、通常授業が行われている間は、個人的な対策をとる時間もなかなか作りにくいものです。ということで、日常の学習で気付いた、それぞれのお子さんが消化しきれていない部分を書き出して、まとまった時間が取れるときの課題を明確にするための「準備」をしておくというわけです。気がついたものを次々と書き出しておきましょう。学期中にクリアできたものは、じゃっと消しちゃって「克服！」とでもメモしておけばいいんです。なんにつけ、目で見える形にしておくこと。勉強を楽しむコツのひとつでもあります。

  2005.04.08

  コメント(8)

• 桜が咲いた後に…

  今日の東京はホントに暖かく、桜も綺麗に咲き誇っていました。で、本日は受験で見事桜が咲いた後のヨダ少年のお話です。ご参考になるかどうか…2月に合格が決まったあと、一足先に頭の中がお花満開になってしまった私。まったく勉強の習慣を忘れて意気揚々と入学式へ。そして入学後に待っていたのは、我が母校ならではの「運動会」の洗礼でした。お花畑の頭の中、今度は男臭い「運動会」でいっぱいに。当然まるで勉強なんぞはしませんでした。そして、初めての中間試験。受験時代の蓄積が物を言ったのか、オール一夜漬けでクラス平均をクリア。期末試験でも同じ手でなんとか平均程度は守っていました。が、もちろん世の中そんなに甘くない。文字通りの休みを満喫した夏休み明けから、黒板に書かれている内容に時折「？」が混じるように…そこからの転落は早かったですねぇ。「10で神童12で才子、13過ぎたらおちこぼれ」と、時間が早回しに過ぎていったのでした…本日の教訓「私立では勉強の習慣がついているのが当たりまえ。落ちこぼれるのは簡単です」

  2005.04.06

  コメント(6)

• お問い合わせありがとうございます

  「家庭学習コーチviaネット」「電話学習カウンセリング」にお問い合わせいただいたみなさん、誠にありがとうございますm(__)m本日やっとご案内メールをお送りすることができました。ブログの世界だけでなく、こうした方法で直接お子さんに接する機会を増やそうと思ったのは、学習には、それぞれのお子さんにとって必要な部分、というのがどうしても存在するからです。それぞれのお子さんに最もあった方法で、勉強することの楽しみをお伝えしていければいいなと(^^♪

  2005.04.02

  コメント(4)

• 「家庭学習コーチviaネット」（とりあえず）始動！！

  以前日記で宣言した今年の目標の一つ、「家庭学習コーチviaネット」を正式サービスとして（とりあえず）開始することを宣言させていただきます！「家庭学習コーチviaネット」は、インターネットとFAXを利用して、Webカメラを通した動画とホワイトボードで家庭学習をサポートさせていただくシステムです。また、同時に保護者の方々への「電話カウンセリング」も実施したいと考えています。「家庭教師」ではなく、「家庭学習コーチ」とネーミングしたのは、「家庭学習の楽しみ方」を中心に指導させていただきたいと考えているからです。目標は「自分の力で楽しく学習できるお子さんを育てるお手伝いをすること」。「それってどんなの？」と関心を持っていただけましたらこちらのフォームにてお問い合わせください。なお、まことに勝手ながら、責任を持って対応させていただくため、「家庭学習コーチviaネット」は５名、「電話カウンセリング」は10名様をもって定員とさせていただきます。もちろん楽天日記での受験テクニック公開とメールでのご相談（多少お返事が遅れるかもしれませんが…）は、これからも続けさせていただきます。今後ともよろしくお願いしますm(__)m

  2005.03.31

  コメント(2)

• 親離れ子離れ

  男の子に比較的多いのが、手取り足取りスケジュール管理まで親御さんが勉強の面倒を見てらっしゃるケース。しかし残念ながら、受験にはあまりプラスに働かないようです。それはやはり「自覚」と「覚悟」が生まれないからではないでしょうか。「中学受験は親の受験」よく言われる言葉であり、全くもって正しいと思います。しかし、実際に勉強するのも試験場に向かうのもお子さん一人きり。自分が受験するんだ！という「自覚」と、自分の成績は自分の問題という「覚悟」の違いは最後の最後に大きな差になってあらわれます。ウチのハハの場合、勉強に関しては、全く干渉しませんでした。思い返せば、「近所の塾の入塾テストっての受けてみる？」「開成の運動会があるらしいけど行く？」など、受験に関することは、全て疑問形で語りかけられていたような気がします。そんな言い方で「自分で決めた受験」という意識が刷り込まれていったのでしょうか？もちろん、勉強を見てもらうなんてことは一切なく、全て塾の先生に一任。「勉強しろ」と言われた記憶もありません。ただ、私が勉強していた横で、ハハが調理師の資格を取るための勉強をしていたことは今でも鮮明に記憶に残っています。改めてハハに尋ねてみると、「あんたには気付かれないようにいろいろ考えてたのよ」との軽い返事。やっぱり上手いことのせられてたか…しかし、「勉強しろとは口が裂けても言わない」というのはハハも辛かったとのこと。「そう口にした瞬間、その勉強は自分のためでなく母親のためのものになる」と歯を食いしばっていたそうで。浪人した時に言われました。「小学生の時はきちんと受験生の自覚があったのに…」返す言葉もございませんでした(>_

  2005.03.28

  コメント(18)

• 卒業

  本日めでたく、通常授業が終了しました。受験を終えた生徒達は、塾も卒業してそれぞれの新しい環境へ巣立っていきます。授業の後、いつもより長く居残る子供達といろんな話をしました。進学先への期待、将来のこと、食べ物のこと…嬉しいのは、教室を出て行く子ども達に「たまには遊びに来いよ」と気軽に声がかけられること。NYで教えていた頃は、帰国した生徒には、そう簡単には遊びに来てもらえませんでしたからね(^^♪「先生、学校の授業でわかんないことがあったら聞きに来ていい？」嬉しいこと言ってくれるじゃないの。いつでもおいで、僕はここで待ってるからねヽ(^o^)丿

  2005.03.19

  コメント(8)

• デキル講師の見分け方

  講師の先生達向けの講習というのがあります。私が生徒役になって模擬授業をしてもらったりするんですが、その時に私が心がけていること。それは「～～がわかっていないことに自分では気がついていない生徒」の役を演じることです。問題の解きかたを教えることは、実は比較的簡単です（それすらもできないのは論外）。それよりも教える立場の人間に必要なスキル、それが「つまづきを見つけること」だと考えるからです。講師の先生に対して「？」と感じたら、「ウチの子はどこでつまづいているんでしょう？」と、問いかけてみてください。そこで即答できる講師かどうか。これは、お金を払う価値がある講師か否かの判断基準のひとつになるといっていいでしょう。くれぐれも「いいお客さん」にならないでくださいね。

  2005.03.15

  コメント(16)

• 入学準備～勉強の習慣を忘れることなかれ～

  先週末、中学高校と、長年一緒に悪さをした友人と食事をしてきました。共に有名進学校の中でのおちこぼれだったわけですが、今や彼は立派な２児の父。すっかり保護者と塾の先生の会話になったりで、お互いに苦笑いしたり。そんな彼との会話の中で、ぽろっと出てきたのが「中学受験のときの勉強する癖をそのまま引きずって生活してたらなぁ…」という反省でした。そうです、彼も私も、中学入学後、すっかり勉強の癖が抜けてしまったんです。いかに進学校とはいえ、中１の授業内容、特に１学期などは、なんとか受験の時の蓄積で乗り切れてしまうもの。そこで「あぁ、こんなもんか」、と勉強自体をしなくなってしまったのが僕ら二人だったんですね。今考えてみれば、なんてもったいないことをしてたんでしょう。せっかく毎日机に向かう習慣がついていたのに、それを減らすだけならまだしも、完全無欠の０にしてしまったんですから。中学入学までもう少し。合格を手にした皆さんにお聞きします。「勉強の習慣を無くしていませんか？」せっかく身についた習慣をなくしてしまうなんて、もったいないお化けが出ちゃいますよ(^^♪

  2005.03.14

  コメント(8)

• 勉強における「心・技・体」

  みなさまお久しぶりですm(__)mさてさて、このところ私が何を考えていたというと、「勉強における心・技・体の充実とは？」なんてことでした。「ノートの使い方」の冒頭でも「守・破・離」なんてことをわかったように書いていた私ですが(^_^;)、モンゴロイドである我々にとっては、日本的な物事の考え方が、力のつく勉強につながるのではないかと改めて考えてます。勉強は「楽しく」「正しい方法」で「健康な身体（含む脳）」を持って行うべき、という、私が主張してきた勉強法の骨格が、こんな風に表現できるのではないかと思っているわけです。この線で、一度考えをきちんとまとめてみようと思う今日この頃です。

  2005.03.03

  コメント(4)

• 地図帳、辞書は新聞、テレビのお供

  「大学生の４割が世界地図上でイラクの位置を正しく示せなかった（日本地理学会）」という報道があった。これはいかがなものか…ちなみにアメリカの場所ですら正答率３％（高校生は７％）。ここで提案。リビングには家族共用の地図帳と辞書を常備しておきましょう。そして新聞やテレビで、場所がイメージできない地名や、意味のあやふやな言葉が登場したら、すぐその場で調べる癖をつけましょう。人間の記憶はなんらかのエピソードと結びついた時に強く働きます。テレビや新聞のエピソードであったとしても、単に地名を暗記するよりも、なんらかのイメージが付属した状態で記憶できるというメリットを活用しない手はありません。用意するのは地図帳と辞書だけ。費用対効果は大きいですよ(^.^)

  2005.02.23

  コメント(14)

• 

  食い気と中学受験！？

  ウチのページの常連さん（と勝手に認定）の「現役東大生ママ、まむにあさん」からのご紹介で、これまた東大生ママの海鮮問屋さん（っていうと、なんか悪代官が出てきそうで申し訳ない気分が…）からいただいた「いりこ」と昆布で出汁をとった、どっしりこくのある味噌汁をすすりながら考えたこと。思えば我が中学高校の同窓生はみな食い意地が張っている！そう、明らかに奴らは大学同窓の中学受験を体験していない公立出身の友人達より食べ物にうるさいんです。大学時代を思い返すと、中学受験経験者の大学同窓生（ズバリ言うと有名中学出身東大生）はバリバリ自炊もこなすが、地方公立出身者は食べ物にはあ～んまり興味なし、食えればいいんじゃない、なケースが多かったなぁ、と。中学高校の仲間は化学調味料を見分ける舌を持っているのがあたりまえだったのに、です。実にこれ、中学受験のキーポイントなのかもしれません。少なくとも私の周りでは、有名中学出身者＝食べ物にうるさい＝きちんとしたものを食べ慣れているという式が成り立っているのです！これはどういうことでしょう？そうです、ご家族がどれだけ食事に気を使っていたかということが、中学受験というテーマとリンクしているとしか思えないのです。中学高校時代、友人宅にお邪魔して美味しい手料理が出てこなかったという記憶はありません。○○の家では～が美味かった、という記憶はてんこ盛りなんですが。これも、それだけご家族が食事にこだわりを持っていらっしゃったということの表れでしょう。ものの本にも、摂取食品数と偏差値の明らかな相関が指摘されています（この辺後日補足しますね）塾弁が当たり前の昨今、私の受験当時とは状況は変わっていることと思いますが、基本は同じはずです。中学受験生のご家族へのメッセージ！お子さんには手作りの本物を食べさせてあげてください！------------------------------------------------------（追記）摂取食品数と偏差値の相関私の過去日記でも取り上げてました。「百ます計算」で有名な陰山先生が「奇蹟の学力土堂小メソッド」という著書の265ページから、そのものズバリ「一食あたりの食品数が多い子ほど偏差値は高い」という文章をお書きになっています。この中で、陰山先生は、東京都中の区の公立中学校で長年に渡り中学生の食生活について研究してこられた広瀬正義先生の「一食あたりの摂取食品数と学習成績および５教科学力テスト偏差値」というデータを提示していらっしゃいます。調査によれば、１回の食事で供される食品の数が3.9以下の子供は明らかに学力偏差値が平均より低く、6を越えると明らかに平均より高い。さらに食品数が12を越える子供は偏差値60以上といのこと。家庭学習、生活に関しても（1日2時間のテレビ視聴は、年間でを見ると、学校での授業時間に匹敵する等）非常に有益な情報が詰まった本だと思います。是非ご一読を。

  2005.02.15

  コメント(33)

• 「頭がいい」ってどういうこと？

  「頭がいい」ってどういうことでしょう？時に親御さんの口から「うちの子は頭の出来が悪くって」といったお言葉を聞くことがあります。「頭」＝「脳」も臓器の一部ですから、人それぞれそのポテンシャルに差があることは、正直に言って否定できません。何も教わらなくても運動が得意な子もいれば、絵を描くことが得意な子がいるのと同じ理屈です。しかし私は、基本的に「頭の出来」の差は、「頭の使い方」で充分埋めることができるものだと思っています。「正しい頭の使い方」、これは「正しい勉強の仕方」や「発想の仕方」、「問題解決の方法」などを学ぶことで、身につけることができます。そして、何かを身につけるには、年齢が若い方が楽なのは皆さんご存知の通り。中学受験を通して、「正しい頭の使い方」のできる「頭のいい」子供たちが増えていってくれれば良いなと思うのです。

  2005.02.11

  コメント(11)

• 生徒の合否結果を並べてみると…

  なんと、1週間ぶりの日記になります。思い返せば、公私共に怒涛のように時間が流れていった1週間でした…と、前置きはさておき、ほぼ出揃った受験結果を眺めながら考えました。やはり、今年も結果的に大きく影響したのは生徒と親御さんとの関係だったなと。生徒と親御さんの距離、それが遠すぎることはもちろん、近すぎることも志望校合格に影響がでるのです。確かに言えることは１つ。生まれつき勉強のできるお子さんもいますが、それ以上に、周囲の大人との関係の中で「受かる力」を身につけていく子が多いということです。今年も最後の決め手は「学力」＋「親力」でした。

  2005.02.09

  コメント(9)

• 咲き誇る桜たち

  今日、これまで１つも桜が咲いていなかった最後の生徒に「サクラサク」の報が！！ヽ(^o^)丿もちろん、一番望んでいた桜が咲いた子もいれば、別の桜が咲いた子もいることは事実です。でもね、それぞれに咲いた桜は、みんな一人一人の勲章なんだよ。時間をかけて、大事に育てていこうね。というわけで、世間ではまだまだ続く中学受験ですが、私としてはこれでまずは一区切りといった気分です。と、いっても塾講師には来年も中学受験が続くわけで…(^_^;)

  2005.02.02

  コメント(3)

• 始まりの日

  ついに明日、２月１日がやってくる。自分がもっと優れた先生であれば、もっともっと伝えられることがあったかもしれない。それでも、今の自分にできる限りのことは伝えたつもりだ。亀戸の天神様にも最後のお願いに行った。後は君達を信じるのみだ。ベストを尽くして欲しい。これからの生きる糧となる経験をその手でつかんできて欲しい。それがどんなものであれ、目の前の新しい世界への一歩をしっかりと踏み出して欲しい。もう私には祈ることしかできない。さぁ、自分の道を切り開いておいで。君達には未来を造る力があるんだ。

  2005.01.31

  コメント(3)

全111件 (111件中 1-50件目)

1 2 3 >