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カテゴリ:絵本とおはなし
『おやすみなさいおつきさま』
著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン /クレメント・G・ハード 出版社:評論社 1000円 娘の秋の絵本棚を日記にした時に、 これは娘にはまだ早い…と書いたが、 それは間違いだった。 今、毎日の寝る前の読み聞かせの 最後をしめくくる大切な絵本になっている。 つまり、 これを読み終えると必ず寝る …のである。 眠る前、暗くなったお部屋の中をみまわし、 ひとつひとつにおやすみを言うお話で、 ただそれだけなのだが、 心の深いところへ響いてくる本だ。 甘さのない、静かで不思議な言葉が、 こどもを神秘的な世界に誘う。 眠っている時に、魂は宇宙へむかい、 そこで誰もが一体となる…というが、 そういう世界への入り口にふさわしい。 娘には、寝る前に4~5冊ほど読む。 たのしく身近な内容で、 年齢にあったものから始める。 (ようは食い付きのいい本) 中盤に長めのをゆっくり読んで、 最後にこの本を読む。 できるだけ、低い声で…… ちいさな声で…ささやくように… ゆっくりと……。 娘は雰囲気にひきこまれながら、 静かに聴いている。 「おやすみなさい、おつきさま… おやすみなさい、Rちゃん…」 と言って、ゆっくりと本を閉じ、灯りを消すと、 くるっと横を向いて寝息をたてる。 こういう神秘的な内容の絵本を 最後に低くちいさな声で読む…というのは、 ホントに効果的で、 夏に『森の絵本』でも実証済みだった。 ちいさな子どもは、 絵本を内容でとらえるのではなく、 感覚でとらえるのだなぁ…と思う。 購入はせず、図書館でリピート借りしており、 返却期限がせまってきたので、 早く買わなくては…!! ↓こういう本もあるらしい。 『おやすみなさいおつきさま』ができるまで Amazonによると… 『アメリカに1000万人の愛読者を持ち、8カ国で出版されている名作 「おやすみなさい おつきさま」は、どうして生まれたか。 作者の生涯と名作誕生の秘話を紹介した愛蔵記念版。 「おやすみなさいおつきさま」同時収録』 …だそうである。 追記/ お月様関連と思い、 秋の絵本として選んでいたが、 暖炉やてぶくろが出て来るので、 冬の絵本にしようかな…と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 20, 2006 09:27:18 PM
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