cafe de zazie

『オルセー美術館展』を観に、
神戸市博物館へ行って来た。

神戸旧居留地には、
ルミナリエの頃に近寄るべからず…なので、
早めに行っておくことにした。

２年前の『フランドル絵画展』で、
モタモタしていて最終日に行ったら、
夕方になってもまだ長蛇の列で、
建物を渦巻いて人が並んでいたのを思い出した。
娘もまだ４か月だったので断念し、
フェルメールを見逃した。

今回はどんなに渦巻いてようと
ゴッホだけでも観てやる～!!…と
なかば意地になっての来館である。


旧居留地あたりはクリスマスのディスプレイと
街路樹の紅葉で、すっかり晩秋の趣。

まだまだ外までは並んでいなかったので、
ゆっくり見れるかな？と期待もあったが、
建物の中はやはりとても混雑していた。
やはり甘かった～。

娘もすこしはしゃぎ気味で、
手をつなぐのを拒否して暴走してるので、
今日はお目当ての絵だけ観ることにした。

ゴッホの『アルルのゴッホの寝室』
ゴーギャンの『黄色いキリストのある自画像』
モネの『ルーアン大聖堂』
…この三つに的をしぼって直進!!


『ルーアン大聖堂』のひとつを
ワシントンナショナルギャラリーで見た時に
もう大感動、大感涙だったので、
夫に「実物観たらびっくりするよぅ。
あの繊細な光の色!! 絶対見なくちゃ!!」と
大宣伝していたのだったが……。

私「…あれ？」
夫「…これ？」

……照明、暗すぎなんですけど。

なんかぜんぜん光を感じない……。
うううううう。

神戸市博物館には天窓がないので、
やわらかい自然光が入らず、
こうするしかないんだろうけど……。
それにしてもあってないよ…この照明。
ああ、残念。


「ゴッホもゴーギャンも
絶対に印刷には出せない黄色を使うから、
絶対に本物みなくちゃダメなの。
絵の前から動けなくなるからね」との前置きも

……あら？なんか…そうでもない。

えええ？こっちのコンデションのせい？
気持ちが落ち着いてないから？
まわりもざわざわしてるから？

とにかく…残念。(T-T)

娘はゴッホの前で、ハッとして
「ママこれ…Rこの絵しってる」
「そう。ママの好きな絵だよ」
「みどりのお部屋～、でんわがひとつ…だね～」

……って、それ、
『おやすみなさいおつきさま』だから!! (^∀^;)

でも、すごくハッとして
「やった!! 私きがついた!!」みたいな
言い方だったので、可愛かった～。


アトリエニキティキでクリスマスツリーの
てっぺんにつける星をひとつ買い、
アニエス、プチバトーをひやかして帰路に。

娘にはちょっと可哀想な休日だったかな？と
思っていたら、車の中で突然
「今日はたのしかったねぇ～～」と言ってくれた。
ありがと、Rちゃん。