181345 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

cafe de zazie

cafe de zazie

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

miki815

miki815

Calendar

Category

Recent Posts

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

February 5, 2007
XML
カテゴリ:自然育児
映画『こどもの時間』は
http://www.motherland.co.jp/inaho/
埼玉県桶川市の『いなほ保育園』のこどもたちの記録映画である。

マイミクSEAMOONさんがコミュで紹介して下さり、
『子どもセンターあさひ』で上映されることを知った。
http://www.kodomo-center.org/asahi/index.html
以前から一度観てみたかったので、日曜日、喜び勇んで行ってきた!!

このblogで知り合い、mixiに誘って下さった
マイミクみっちょろんさんにも二度目の対面ができてうれしかった。
SEAMOONさん、つぶ子さんは、
午前の部に行かれたと思うので、お会いできなかった。
顔も知らないので、お会いしてもわからないけれど(^∀^;)
わかればちょっと言葉をかわしたかったな…と。


幼児も参加OKということで、
夫と娘も一緒に観て欲したかったけれど、
おばあちゃんちに行くことになっていたし、
娘がおとなしく観ててくれる自信がなかったので、今回は別行動に。

来ていた子どもたちはみんな映画に釘付けになっていた。
誰よりも興味津々でみていたのかもしれない。


内容をHPから引用すると…

『こどもたちは0歳から6歳の友だちおよそ100人と、
おとなと、山羊や馬と、火や水とともに生きています。

冬のこどもは、大きな焚き火で体をあたため、
その炎から、食べ物と多くの遊びを得ます。
おとなが昼ごはんの魚を焼いたあと、
何か熱心に焼きはじめるこどもが一人また一人。
焼く物は、畑の芋や魚の骨、あるいは手でこねた土団子。
誰に教わるでもなく、思い通りの火加減にしようと、
薪を足したり、灰を枝でかきわけたり。
毎日やっても飽きません。

夏のこどもの心は、水と遊ぶ楽しさで満たされます。
木を組んだ手作りのプールができあがると、
こどもたちは、ひがな一日プールの中。
年下のこどもは、年上のこどものやることに憧れ、
見よう見まねで泳ぎを覚え、
もぐり、飛びこみ、冒険にでるのです』


通りがかりの幼稚園の運動会でも号泣する私。
映画が始まってから、終わるまで、
ずっと目が潤みっぱなしだった。

なんでこんなに泣けるのか…。
とても言葉が浮かんでこない。

とにかく『こどもの時間』なのだ。
親やら保育者の介入はほとんど感じない。
こどもが自分で何かを感じて、
自分から何かをしようとしており、
そして、それをやり遂げてしまう。

意志が体中にあふれている。
まるまんまいのちそのものだった。

お尻丸出しの二歳児が、重そうなイスを運び、
まるごとサンマをほおばり、友達にもちぎってやる。

0歳児は味噌汁のワカメをムンズとつかみ、
ざぶざぶと口に運ぶ。

まだヨチヨチのカタコト赤ちゃんが、
「メエメエこれ食べとき~」と
もくもくとヤギに草をやる。
完全に飼育者の顔になっている。

3歳児がおっきな子用のプールに飛び込み、
初めてのモグリをやってみる。

6歳児は、みんなで相談し、先生にお米をもらい、
たき火をおこして、おこげのおやつを作ってしまった。

まさに『こどもの時間』がここにある。
シュタイナーは、
「子どもがどう育ちたいと思っているかは
子どもを見ていればわかる」と言ったそうだ。
なるほど、見るとはこの視線なのか。

火と水と風と大地と動物と…、
そういうものと共にある暮らし。
守られた『こどもの時間』

都会の暮らしでは得難い。
意識していないと得られない。
テレビやビデオ、おけいこごとに、
あり余るほどのお菓子とおもちゃ…、
いつのまにかそういうものに溢れてしまう都会の暮らし。
『こどもの時間』はそこにない。
『おとなの時間』につきあわされているばかりだ。


実はこの映画、見るのが少し恐かった。
うちは都会のど真ん中のマンション暮らし、
400坪の畑の中の保育園とは対極の環境にある。

私は田舎育ちなだけに、娘がどういう環境で育っているのか、
あまりよくわかっていないのかもしれない。
そういう自分を責めてしまうのでは?と思った。

やはり涙の理由のひとつは、
この素晴らしい環境を娘に作ってやれないこともあった。
森も畑も家畜も無理だもの。
そういう暮らしは、憧れるし、すごく素敵だと思うけれども、
私たち夫婦には、私たち夫婦の生き方がある。
そういうことを、やわらかく否定されるのかな?と思った。


しかし、実際に映画を観てみると、
今すぐに田舎に引っ越せ…とは、けして言ってないと思った。
たしかにとても理想的な環境ではあるけれど。
学ぶのは400坪の土地ではなくて、保育者の視線だった。

ここに出てくる子どもたちと同じ瞳を、
都会の子でもしている時あるよね?と思う。
うちのもする。

テレビ&ビデオ、親切すぎるおもちゃ、
空腹になる間がないおやつ、
そして、おとなのつきあい…。
これだけ避けただけでも、けっこういい瞳をする。

意志を育てるということや、
その子の育ちを見守る…という点では、
今までもそんなに間違っていないのかな?
という感じもしてきたのだ。


昨日の朝、娘が先に起きて、なんだかモグモグしてるので、
「何か食べてるの?」と聞くと、
「豆~」
「自分で出してきたの?」
「落ちてた。皮向いて食べてん」
昨日の豆まきの拾い忘れを、家具の下から集めて、
なかなかの量を食べたようだ。
指差した床の上に皮だけがきれいにまとめてあった。

「あそっか…自分で袋から出したのかと思った」
「牛乳、自分で出したよ」
「えーーー!? どうやって!?」
「こうやって」と見せてくれた。
イスに登ったり、降りたり、少し動かしてはまた登ったり、
何度も細かく移動させて、
食器棚からカップを、冷蔵庫から牛乳をとり、
注いで飲んで、洗って片付けて見せてくれた。

「わ~! ママまだできないと思ってた」
「もうお姉ちゃんだから」
と言いながら、自分用のほうきで豆の皮を掃き、
ハンディ掃除機で吸い込んでいる。

自ら挑んで、自らを讃え、満足げな姿に
褒め言葉は不要と思った。
まだ赤ちゃんみたいな発音で言ってるとこがおかしいけど。


帰宅して、そんなことをぼんやり考えていると、
おばあちゃんちから娘が帰ってきた。

くだらな過ぎる内容の絵本を持ち、
100円均一のキティちゃんのブレスレットをして、
キョーレツな偽フルーツ臭のする飴を食べながら。
………!!!!!

あいさつを覚える絵本みたいで、
「お子さまランチを食べた後はなんていうの?」
「ごちそうさま~」だと。
絵本で教えることなのか!?????? (激怒)

都会で『こどもの時間』を確保するには、
相当のエネルギーと忍耐力が必要なようだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 18, 2007 05:55:26 PM
[自然育児] カテゴリの最新記事


Comments

じよん@ Re:プールズ(05/07) みっちょろんさん >私もそういえば15年…
じよん@ Re:プールズ(05/07) みっちょろんさん >私もそういえば15年…
じよん@ わたしは はじめまして、わたしは、らいしゆう、poo…
miki815@ Re:お元気ですか?(03/11) hiroさん 今頃気づきました!! メッ…
hiro@ お元気ですか? mikiさん、賀状ありがとうございました。 …

Favorite Blog

::::[子育て爺]:::: 清く正しく美しくさん
シュタイナー関連書… カタリナnoteさん
わたしのブログ mi_chika_takaさん
いのちのアトリエ つぶ子♪さん
ふ た こ ぶ 樹 音さん

© Rakuten Group, Inc.
X