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カテゴリ:自然育児
三月に入って、ぽかぽかと暖かくなってから、
公園におにぎりを持っていくようになった。 昼ごはんを食べてからも、 好きなだけ遊ばせていると、いくらでも遊ぶ。 ほんとうに一向に帰ろうする気配がない。 3時半を回って西側のマンションに太陽が入る頃、 母の一人が「も~いい加減に帰ろう~」と言い、 なんとか説得したり、強制したりして、連れて帰る。 だいたい5時間以上遊んでいることになるのだが、 意外とあっという間に過ぎてしまう。 2時間くらい過ぎたあたりで、 遊び方に変化がでてくるのが非常におもしろい。 最初はぶらんこに乗ったり、砂場で遊んだり、 遊具で遊ぶことが多いのだが、 2時間超えてくると、まったく見向きもしなくなる。 地面に薄くある砂をなんとなく集めたり、 雑草を抜いたり、木枝や葉っぱを集めたりが始まって、 遊びが独創的になってくる。 落ちてる種やら蕾やら集めておままごと。 木の切り株のテーブル、穴がお鍋になる。 雑草を集めて八百屋さんごっこ。 商品仕入れ中。 桜の木の樹液をつつく子ら。 なにかのお薬なんだって。 地面の土をなで集めて、 みんなでせっせとどこかへ運ぶ。 何をしているのかわからないけれど、 夢中でいつまでもやっている。 自然と決まり事になっているのが面白い。 身体を使った遊びにもなる。 みんなでトンネルを作って、 ひたすらくぐりあっては大笑いしたり。 3歳児を中心にかんたんなゲームに発展することもある。 まだまだルールなど守れないけれど、 もうすぐだなぁ…と頼もしく見守る母たち。 今まで2時間程度で引き上げていた時は、 遊びがノってくる頃に帰ってたんだなぁ…思った。 長時間外で遊ぶのはよくないという話もあるけれど、 この遊び方をみていると、続けてみたい気になる。 やはり、こういう遊びは 『手ぶらで来る』という原則のもとにある。 自転車やおもちゃがあるとなかなかこうはならない。 大阪にも園舎をもたない自主保育のようちえんがある。 長居公園の『ジャングル幼稚園』 http://janguru2003.hp.infoseek.co.jp/ 鶴見緑地の『つるたん』 http://www.geocities.jp/mimanabu/ おもちゃ、おやつを持たずに、雨の日も風の日も 公園の遊具のない場所で遊ぶようちえんだ。 私としてはかなり理想的な保育環境で、 ぜひ参加してみたいとは思っているのだが、 できれば、歩いていける場所で、 住んでいる地域の人たちとそれをやりたい。 意識や目的の違いは確実にあるだけれど、 なんとなく…で、そういう形になっている今、 いつまでも続いてほしいなぁ…と願うばかりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 1, 2007 12:40:50 AM
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