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カテゴリ:アタシを大切にする暮らし
<つづきです。その1から読んでね> 母の方はもっと深刻で、 最初は、がくん!!と音をたてるように、 自分の身体が動かなくなったことに気付いた。 だんだんに家事が予定どおり進まなくなった。 朝の仕事が何時になっても終わらないのだ。 段取り良く身体が動かず、優先順位がきまらない。 朝起きるのがとてもつらい。 どうがんばっても約束の時間に遅刻する。 夕方、何もする気が起きない。 ちゃんとしたいと思ってもできない。 ↓ イライラする。 ↓ もっと気持ちをゆったりともとうと思う。 ↓ なかなかゆったりできない。 ↓ ゆったりしなくちゃ!!! と焦っていることに気付く。 ↓ やるべきこともできないし、 休むこともできない…と絶望する。 ↓ これではやりたいことなどできるはずもない とさらに絶望する。 ↓ 娘が心配して、さらに繊細になっていく。 ↓ よけいに思うようにことが進まなくなる。 この悪循環はつらい。 これは隠れウツの始まりだ。 特に悩みもなく、楽しく生活しているのに、 ほんのりとしたウツ傾向になる。 専業主婦ウツというものかもしれない。 ホメオパシーでの毒だし中なので、 過去の抑圧が怒濤のように蘇ってきているということもある。 ただ、ウツ傾向になるというのは、 なにかしら抑圧があるに違いない。 それは何か探すことも大事と思う。 でも、抑圧のない生活なんてないよね。 自分以外の誰か、夫、娘でさえ、 自分にいいように生きてくれるわけがない。 なにかしら我慢をして、不自由をして、誰しも生きている。 けれど、欲望丸出しの野獣じゃないんだから、 納得のいく不自由というものは、 かえって満足感、充実感があるものだ。 それが秩序というものだし、あって初めて人は幸福になる。 納得のいかない不自由。 自分が自分を偽っている? そういうことがあるのではないか? 楽しく忙しい毎日の中で、 それにフタをしていたのではないか? 本来の自分とはどういうものか? 自分らしく生きているか? ほんとうにしたいことをしているか? 楽しさやうれしさ、義理人情と引き換えに、 なにか大事なことを我慢していないか? ようはバランスを失っている? 少したちどまって考えてみようと思った。 夏の終わりくらいから、そんなことを考えながら、 この秋は静かに暮らしていた。 サークルの幹事も、マイホメオパスからのドクターストップならぬ ホメオパスストップもあって、退くことになった。 マクロビオティック料理教室も、 自宅での開催をあきらめ、娘を一日義母に預けて、 N先生の宇治の教室まで通うことにした。 やってみると、これが意外にいい効果で、 義母と娘の月一回の蜜月になって、 二人ともとても楽しみにしている。 母も月に一度のリラックスタイム!! でいい感じ~。 そこの教室はお勉強というよりも、 N先生に癒されにいくかんじだから。 近所の公園に行ってた時は、ほんとに楽しくて、 ついつい、母同士のおしゃべりを、 娘そっちのけで楽しんでる母だった。 何かとからんでくる娘には 「いいから子供同士で遊んでなさいよ」と思い、 言葉が荒くなりがちだった。 今しばらくは、母の楽しみはもう少し先へと調整中。 ほんのすこしだけ、そう心がけるだけで、 みるみると娘の様子が変わっていくのがわかる。 今は、とても穏やかな娘。 まだまだ、たま~に母がお友達とあって、 話し込んだりすると、 「お話しないでーーー!!」と唇を激しく握るけど…。(^∀^;) 赤ちゃんの頃は、ぜんぜん母独占タイプじゃなくて、 疲れた母に遠慮していた部分があったので、 それを今、取りかえしているのだと思う。 今は、満足いくまで独占させてあげたいなと思う。 ------------------------------------------------------------------------------ そんなこんなも含めて、 いろいろ軌道修正中の母と娘。 それを見守る父。 緑の中でたくさん遊び、 虫とたわむれ、水とたわむれ、 旬の恵みの食べ物をいただき、よく眠る。 時には、芸術という神様からの贈り物をいただく。 いい音を浴びて、感じるままに歌い、体を動かす。 絵を描いたり、粘土をこねたりして、 感じたものをかたちにする。 深呼吸できる環境、 自分が自分でいられる環境、 いまは意識してつくる時期なんだと思う。 母も子も。 その中から学ぶことは、 いつも自然に胸に落ちてくるだろう。 この父と母と娘のとってもいい塩梅があるのだろう。 うちならではのオリジナルな生き方?暮らし方? 見えつつある気がして。 なんだかとても楽しい今日この頃なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 11, 2007 06:47:55 PM
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