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(会員制)Shahryarの酒と美女の日々

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Oct 15, 2009
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カテゴリ:映画・TV
さてエリック杯、サーシャさんがいないと思えば、キャンディスちゃんも・・・
エレーナちゃんもイマイチだし・・・
(意外性のカロさんは今回は悪いほう、しかしファンになる予定?のキャロラインちゃんは好調?!ヨナちゃんは相変わらず化け物!!!でも、しかし・・・)
友加里姉さんは頑張っているけど、やっぱり今回はペアに大注目!!!
我が愛しの女王アリオナちゃん、露美人のフィギュアのマリアちゃん、そして根性のジェシカちゃん
アクロバッティクな中国(晩年の申雪ペアは別)や米のペアよりも、芸術性の高い欧州系もペアのほうが大好き
特に上の3組は、例えば同調性にしても合わせているというより、自然に合っているという感じで魅ていて綺麗、力まかせでなく柔軟性を上手く生かした動きなので芸術性も高い。
そこに説明無用の怜奈さんですからね、超豪華!!!
アイスダンスはケアー兄弟が楽しみ
男子はトマシュ君が調子良いじゃん、ケアー兄弟共々、EXが楽しみだね!!!!!!!
仏の007四回転サイボーグは・・・、もっとも仏のロッキーも仲良く?不調?


さて、舞姫のEX「レクイエム」byモーツァルト、「死者のためのミサ曲」だという。
ミサつまりは教会で演奏される曲
昨シーズンのFS交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」を聴いた時から、舞姫には「神聖」をイメージさせるパイプオルガンの曲が絶対に合っていると思っていた
今回のEXはパイプオルガンの曲ではないが、同じ教会で演奏される「神聖」をイメージさせる点でずっと自分が舞姫に求めていたもの、だから「THE ICE」で初めてこのEXを魅た時、「ファンク&ノイズ」同様に選曲の素晴らしさと自分の希望とのジャストヒットにびっくりしてしまった

そもそもクラシックに疎い自分にとって、本格的なパイプオルガンの曲と言えば「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」位しか連想出来なかったが、ビデオ「(旧)ヤマト復活編製作ドキュメント」の内容の流れもあって、そこから女性のスキャット(特にこの川島和子さん) が絶対に舞姫には合っていると思っていた
このヤマトで有名な川島和子さんのスキャットの曲、そもそもは作曲した故宮川泰さんが宇宙葬をイメージして創ったもので、それを完成度の高さからNプロデューサーが準メイン曲扱いに引き上げたそうだが、宮川泰さんにとっても生涯一番というほどの傑作だとこのビデオでも自ら言われている
宇宙葬=ミサ曲、この偶然は本当に怖い気すらする、しかもスキャットに対して混声四部合唱、何か後出しジャンケンと疑われそうだが、仮に後出しジャンケンだったなら、自分を襲ったあの「パジェロショック」からは到底ここまで立ち直ってはいない
話を戻すが、ヤマトでの川島和子さんのスキャットには、一般的に知られたもの以外にそれ以上にファンに支持された隠れた名曲「想人(永遠の生命)」という曲があり、自分もこちらのほうが好きで「想人(永遠の生命)」というテーマから言っても舞姫にはこちらがさらに合っていると思っている
ということで舞姫に舞って欲しい曲として「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」より3曲+αを紹介したいと思います
個人的には上記のとおり、とても「レクイエム」に近く、びっくりしています

まずパイプオルガンの曲「白色彗星帝国のテーマ」
この曲は、上映された1978年当時は、日本ではめずらしかった武蔵野音大のパイプオルガンで録音されたもの、実は「マツケンサンバ」を創った当時高校生だった宮川彬良(宮川泰さんの息子)さんがメロディーラインを弾き、ペダル操作だけ音大の先生が操作したという逸話がある
この白色彗星帝国、滅茶苦茶つおい、これまでヤマトだけでは勝てなかった敵は幾つかあるが、これだけ多くの犠牲を出し、艦体もボロボロにした敵はいない、というか全ての敵の中でもずば抜けて秀でた強さだ
そんな強さと残忍さを演出しているのが、このパイプオルガンのテーマ曲、まさに死者にまとわりついた死神のような迫力を出している

しかしこれはストーりーの表面的な演出でしかない
そもそも「宇宙戦艦ヤマト」は敵と戦って地球の平和を守るだけのアニメ作品ではない
人間の心、特に愛について魅る者に訴えるメッセージの高い作品だ
白色彗星帝国について冒頭にこんなナレーションがある。
「針路に在る邪魔な惑星どもを吸い込み、ひしゃぎ、粉々に粉砕していく魔の巨大彗星。また一方、利用し得ると思われる惑星に対しては、そのどこからか強力な前衛艦隊が飛び出して来ては、攻撃・侵略を繰り返し、彼らに従属する植民地として、人々を奴隷にしていったのである
そしてクライマックスでの大帝の言葉
「どうだ、分かっただろう。宇宙の絶対者はただ一人、この全能なる私なのだ。 命あるものはその血の一滴まで俺のものだ。宇宙は全て我が意志のままにある。 私が宇宙の法だ。宇宙の秩序だ。よって当然、地球もこの私の物だ。」
まさに白色彗星帝国とは人間の持つ欲望の塊と言えよう、つまり仏教でいう108つ煩悩だ
(巨人の星の一徹父ちゃん曰く、野球のボールの縫目も偶然にも108つ)

これに対して、迎え撃つヤマトクルー、主人公の古代のストーリー冒頭の会話(ヤマト2より)にこんなのがある
古代「地球はこれでいいんでしょうか?」
佐渡(戦艦医師)「どうして?」
古代「近ごろぼくは、あのヤマトの大航海が、一体何だったんだろうかとよく考えるんです。未知の宇宙空間へ、十四万八千光年もの航海。沖田艦長を始め大勢の宇宙戦士の命を犠牲にして戦い抜いたあの航海は地球を救う、ただそれだけのためでした」
佐渡「そうだ」
古代「佐渡先生。今、地球は以前にも増して富み栄えています。物質文明の極致と言ってもいいでしょう」
一同、古代を注目する
古代「地球を救うとはこういう地球を作ることだったんですか?こういうことのために沖田艦長は命を賭けられたのですか?」
(中略)
佐渡「古代の言うとおりだ。こんな地球を作るために、 沖田艦長は命をかけられたんじゃぁない。」

そして、恋人のユキに新たな戦いに旅立つことを告げる会話でこう話す(ヤマト2より)
「ユキ、僕はわかったよ。29万6千光年の航海ではっきりとわかった。宇宙の平和がなくては、地球の平和はない。宇宙の幸せこそが、地球に幸せをもたらすんだ、宇宙のどこかの星の不幸は、地球人の不幸なんだってね。」
残念ながら映画「愛の戦士たち」では、これらのセリフは簡略化してまとめて話されているが、古代が言いたいことは次のことだと自分は思う

確かに地球は、ガミラスの攻撃を受け地獄のような日々をおくっていた頃に比べると、終戦後は攻撃を受ける以前の、いやそれ以上の復興と発展を遂げ、今や何不自由なく暮らすことが出来る、いや誰一人他人の思いやりなど必要ないほどの豊かな生活をしている
しかし、そんな地球の姿を期待して、絶滅寸前のイスカンダルは地球に援助したわけではない、沖田艦長を始め大勢の宇宙戦士も死んでいったわけでもない
パート1のテーマ「我々がしなければならなかったのは、戦う事じゃない。愛し合う事だった」のとおり、生き残った地球は、その恩返しとして宇宙全体の平和を求めて、まずは地球自体が人々が想い合い愛し合う社会でなければならない、
今の地球は、物質の豊かさは手に入れても、心の豊かさに欠けていると・・・
人々は物質の豊かさの中で、自らに負け、愛を忘れ堕落していっているのではなかと・・・

そんな古代の懸念に対し、テレサが次のような励ましと答えを出してくれている
テレザートでの出会い
「私はあなた方のために私は祈り続けます。しかしそれはヤマトや地球のために祈るのではありません。宇宙は広い。でも一つなのです、私はあなた方が全宇宙の人々のために戦い抜く、その勇気のために祈り続けます」
そしてクライマックス
「ありがとう古代さん。私はあなたの中に勇気と愛の姿を見せていただきました。あなたのおかげで人々は目覚め、より美しい地球と宇宙のために働くことでしょう。私はこの日を待っていたのです。反物質である私の身体がお役に立つでしょう。さあ、参りましょ」

この「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の真の構図
それは白色彗星帝国が、人間の欲望や弱さなどの煩悩の象徴、そんな人間の心にヤマトが挑んでいく
つまりは、ライバルは自分自身であり、そんな自分自身の心と闘う大切さをメッセージとして訴えているのではないか!
戦争では、相討ち(またはボロボロの帰還)の引き分けであるが、自分自身の心との闘いにおいては、クライマックスのテレサの言葉のとおり、人々に生き様を見せつけ、心の目覚めを呼んだ、ヤマトの勝利であると!!!

そういう意味では、この「白色彗星帝国のテーマ」を楽曲として扱う時に、強大な敵のテーマとして、ただ単に力強く表現するだけでは寂しいことだ
人間自身の持つ醜い欲望や自らの弱さ、そういう煩悩の象徴として、触れたら壊れる位の弱さや儚さも同時に表現したほうが、はるかに味わい深い!
まさに凡人にしか共感出来ないエゴという心と、凡人には全く手が届かない夢と理想という心を同時に表現した舞が出来る舞姫、そして何より「ライバルは自分自身であり、そんな自分自身の心と闘う大切さ」を知っている舞姫にぴったりのテーマだと思います

では、ヤマトの心の闘いの模様は具体的にはどうだったか?!
それは文字数の関係で次回に持ち越しますが、川島和子さんのスキャットの曲の紹介と共にお話しましょう


それよりも、物質の豊かさの中で、自らに負け、愛を忘れ堕落していく
これは、ここ1、2年のフィギュアスケート界を取り巻く状況、特にマスコミの姿勢に凄い感じています
そもそも、フィギュア界の勢いは、伊藤みどりさんの活躍を頂点に一度、地に落ちていきました
その象徴が、地元開催の五輪でありながら、まだ経験の浅い高校生スケーターがたった一人での出場という現実でした
確かにそこからの今日の盛り返しは、全ての関係者に尊敬と労いと感謝を送りたいと思います
しかし、今また同じ過ちを犯しているではないでしょうか?!
人気スケーターにおんぶに抱っこ、目先の人気と利益に目を奪われ過ぎて、明日のフィギュアスケート界の姿と次世代を担う若いスケーターの努力にあまりにも関心が無さ過ぎると思います
自称、フィギュアスケート好きを名乗る人は沢山いても、その中で今の日本のフィギュア界の特にアイスダンスやペア種目で新たな息吹きの活躍を知る人がどれだけいるでしょうか?!
人気の日本女子フィギュアですら、中堅以下のスケーターが練習環境に凄い不安を抱えていることをどれだけの人間が知っているのでしょう?!
またキム・ヨナちゃんやタラソアさんは知っていても、韓国以下フィギュア途上国、そしてロシアのような復活を目指す国の関係者ですら母国でのフィギュアの普及・復活に心血を注いでいること見落としていませんか?
でもこれはファンが悪いのではない、人気スケーターだけを取り上げ、何度も同じ演技を垂れ流すマスコミとそんな姿を容認する日本の協会の罪です
これも字数の関係でここまで、この話も次回にまとめてしますので、これに否定的な意見は少し待って下さい

注) 赤字はYouTubeからのリンクです、音楽や動画を張っていますので、必ず視聴してこのブログを読んで下さいネ!!!





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Last updated  Feb 23, 2010 10:17:52 AM
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