テーマ:サッカーあれこれ(20129)
カテゴリ:J2
J2、第47節。2位横浜FCと3位柏の昇格をかけた熾烈な直接対決!!
久々に白熱した一戦。それもそのはず、自動昇格(2位以上)と入れ替え戦(3位)では大きな違いがあるし、両者の勝点4差という開きは、この試合を入れて後6試合では相当に大きな差と言っていい。当然、柏としてはいつも以上のモチベーションをもって勝利を得なくてはならない試合だし、対する横浜FCはここで勝点を広げられれば、2位以上確保の道筋がより太くなるというもの。それは熱くなるに決まってる!! さて、試合は、ホームの大声援を背に耐える柏に強かにボールをつないで攻めていく横浜FCという構図で始まる。 だが、前半27分ゴール右側から得たディエゴからのFKを岡山がヘッドで押し込み、柏先制!!岡山は今季10ゴール、まぁ元FWとはいえ、DFで出場してセットプレーを主としての10ゴールは素晴らしい結果♪つか、CBがチームで二番目に点取ってるんだから凄い(笑)柏としては余り良くなかっただけに待望のゴールといった所だろう。それにしても、柏は蔵川が下がって石川がサイドに開く4バックで前半はスタートしたが、途中から蔵川がポジションを大きく上げたため、実質は3バックといっていい形に変更。これで柏は攻撃面こそ良くなったが、守備面ではアウグストと内田がポジションチェンジした事もあってか彼らを捕まえきれなくなる。 そして、43分、右サイドでアウグストがボールキープ。柏は3人で取りにかかるも横パスを出され、山口、カズ、城と横にポンポンとシンプルに展開し左にあがってきたチョン・ヨンデが左足でクロス。これに右にいたアウグストがPA内に侵入してヘッドでファーに決めて同点弾!!!またしても、ヘッドでのゴール。高木監督のヘディング指導は天下一品だろうね(笑)勿論、ヘディングの技術と言うよりはどういう質のクロスをあげて、PA内では何処にポジショニングを取るのかといった部分の約束事がしっかりとしてるんだろうね。 後半に入ってもリトリートしてからカウンターを見せる横浜FCペースで推移するが、66分ポストワーカーとして全く機能していない山下を下げてフランサを投入すると、パス好感がリズム良くなってくる。リカルジーニョから始まりディエゴを中心にショートパスを細かくつないでPA内に進入する。これを菅野が飛び出てディエゴを倒してPKに。このPKをディエゴがきっちり決めて勝ち越しゴール。更に、70分にはまたディエゴが左の平山にパス。平山がシンプルにファーにクロス。これをフランサがヘッドで中へ戻すと、そこにディエゴが詰めていてヘッドで押し込みゴール。これで3-1。 ほぼ柏は選手もサポーターもみな勝利を確信した事だろう。何と言っても、横浜FCは相手を待ち構えてボールを奪ってからのカウンターが武器と言う完全なリアクションサッカーだし、それに対抗する為にも、柏は後ろでボールをゆったり回しておけば良い訳だ。しかし、柏は何故か、平山を下げてDF近藤を投入。これでシステムが何処か不明瞭に。蔵川が左に回って、鈴木が右に回るような感じ。要は守備固めという采配なんだろうけど、近藤がDFラインに入って4バックにしたのだが、バランスがおかしくなる。 81分、CKからショートでつないで滝澤のクロスに柏はDFのマークが緩く、城がヘディングシュートを狙うも頭をかすり、後ろのアレモンへ。これをアレモンが一度はバーに当てるものの跳ね返ったボールを押し込みとうとう追加点!! 更に82分には、アレモンがドリブルで切り込み、PA内でボールキープし、後ろに戻す。これをつないだボールを右サイドからチェ・ソンヨンがクロス。ゴール前でボールを受けた城が4人を相手を交わすドリブルを見せ、最後の一人を抜き去ろうとした時にGKノグチピントが前に詰めるが、この瞬間、城が抜こうとして出したボールがDFに当たり、無人のゴール前に転がる。これをアレモンが押し込んで、とうとう同点!!!久々に大興奮です(笑) 結果、試合は3-3という大どんでん返しのドロー。 柏はこの重要な一戦に連携でも技力でも正GK南に大きく劣るノグチピントを起用せざるを得なかったのが結果に大きく響いた。しかし、それ以上に、石崎監督の采配にも大きな疑問は残る。怪我空けの山下をこの重要な一戦で起用したが、彼が利いてなかったのは明白。フランサに代えて、起点がようやくできて、2ゴール取れた事を考えれば、もっと早い段階で下げても良かった。だが、この2点差を守ろうとして、攻守に仕事をこなしていた平山を下げ、DFラインを変更し、バランスがおかしくして、あっという間に2点差を返されるのはもう少しやりようがあったと思う。更に、最後の勝ち越し点を狙うべく取った采配は、後半投入したばかりのフランサを下げて、北嶋を投入するという愚策。これでは、幾ら選手が頑張ろうとも、どうなんだという気もしてくる。彼は決して凡将ではないが、それでもやはりまた3位なのかという思い出を強くした一戦だし、柏にとってはもう一戦一戦勝点3を拾っていく事だけが目標となる厳しい結果となった。ホームに詰め掛けたサポの気持ちは最悪も最悪だろう。 対して、横浜FC。誰がこれを予想できるかって話。凄まじい死闘となったが、結果はアウェーで勝点4差を死守した横浜FCは大きく前進。これだけの試合が出来る様になった高木采配はやはり素晴らしいの一言である。後半から投入した、アレモンは2ゴール、滝澤もゴールを演出する好クロス、チェ・ソンヨンも3点目を導くクロス以外でも右サイドを制圧したし、全て的中である。これだけ、正念場で結果を出せるベテランたちの挑戦は見ていて楽しいし、青年監督の采配の妙も面白い!!!あと5試合きっちり守り勝って、2位以上確保を決定付けてもらいたい♪ ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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