テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:UCL ・ UEL
ホーム セルティック・パークにACミランを迎えての心躍る一戦。かつてない程の心の高揚は、ワールドカップよりも上と感じる。とうとうここまで来た。俊輔を応援し続け、マリノス、日本代表、レッジーナ、そして俊輔が今まで所属してきた中で最も活躍しており、ようやく最高の居場所を手に入れたと思えるセルティック!!
カップタイドのプレスリー、ハートリーが出られないセルティックは若手が多いスタメンとなった。そして、ロナウドを獲得したとはいえ、これまたカップタイドで出られず、またジーダ、ネスタ、セードルフ、インザーギもいなく、ギリギリで間に合ったらしいジラルディーノ、そしてカラーゼ、マルディーニも負傷明けと状態は最悪と言えるミラン。 立ち上がりは非常に慎重。ただ、徐々にミランの早いボール回しが目立つが、レノンの積極的な守備が今日はやけに目立つ。持ち前の荒さはいい方を向いているようで安堵。10分。右方向からのFK。俊輔のキックはDFラインとGKの裏へ。ヤンが少しでも触ればといった所だが、あと一歩及ばず。やはり、試合はミランのポゼッションが高まってくる。ただ、ミランのDF陣がボールを持つと何か落ち着きが無いというか、もたついている。どうにか高い位置でボールが取れればいいのだが。26分。カカが中央からドリブルし、左斜めにDFライン裏へ抜けたジラルディーノへスルー。これを狙い済まして右足でシュートするもボルツが足に当て、何とかCKに。危ないシーンだった。やはり、プレスリーがいなく、コルドウェルがいないのは不安材料なのか。31分。俊輔が中央で一人かわし、ゆっくりとしたドリブルから右サイドへ。このボールを受けたウィルソンがクロス。ファーで競るヘッセリンクの上を超え、その裏にいたミラーがフリーだったがトラップはゴールラインを割る。そして、40分。ヤンが倒され、ゴール右方向からのFKのチャンス。俊輔はアバディーン戦の逆の右を狙うが、枠にはいったもののボール自体が緩くカラッチが難なくセービング。 前半は、予想通りそれほどまでに怖さを見せないミラン相手にスコアレス。カカが凄く目立つシーンが少ないが、代わりに俊輔もしっかり詰められていて自由にはさせてもらえない。それにしても、ポゼッション自体はセルティックが54%と少し意外。 後半は、交代無くスタート。53分。ヤンクロフスキがドリブルで左サイドを突破し、中央のカカへ。カカが右サイドのガットゥーゾへパス。完全に崩されたがシュートは右に外れる。最後がガットゥーゾで良かった。60分。ネイラーのクロスを受けたミラーがファールを受け、ゴール左方向からのFK。マクギーディを走らせ、ゴール左を狙うもミスキック・・・・。73分には、ジラルディーノがゴール前でフリーでシュート。危なかったが、ボルツの正面。ここからミランのチャンスが増えてくる。セルティックはどうにも打開策を見出せない。パスも戻すばかりで前線にボールは収まらない。85分には、左サイドからのFK。俊輔がクロスを送るもDFに弾き出される。88分には、俊輔の右サイドからの早いクロスだがヤンが後一歩届かない。試合はこのままスコアレスドロー。 ストラカンの後半の采配はどうだったろうか。ミラーを下げて、ヤロシクの投入は攻め手を減らすだけで、セルティックは自ら首をしめてしまった印象を拭えない。グラベセンがスタメンでなかったのは状態もあるのだろうが、それでもスノよりは良かったのではないか。しかし、マクギーディ、ウィルソン、ネイラーらがいつもの動きが出来ていなかったのは経験の差とはいえ残念。しかし、ミランの守備陣は堅かった。最終的にポゼッションはセルティック57%となったが、メンバーが落ちていたミラン相手に勝利できなかったのは痛い・・・。2nd leg、苦手とされるアウェーでの決戦となる厳しい状況ではあるが、何としてでも点を取ってもらい、1-1、アウェーゴールで上に行ってもらう他無いな♪ 論評 GK アルトゥル・ボルツ 6.5 安定感あり、無失点に貢献。 CB スティーブン・マクマナス 6.0 今日はミスらしいミスも無かったが、DFリーダーとしてラインの裏を突かれたのはやはり怖い。 CB ダレン・オデイ 6.5 リーグ戦での出場も少ない中で、これだけのレベルでも出来る事を証明した。この経験は大きいし、更なる成長を遂げてもらいたい。 RB マーク・ウィルソン 5.5 守備面ではまずまず。しかし、クロスの質が悪い。俊輔との連携面でも物足りない。 LB リー・ネイラー 5.5 ミスも多く、攻撃参加も最近リーグ戦でも調子を落としている状態のまま。シュートは評価できるが、彼の高精度のクロスが2nd legでは必要になる。リーグ戦で調整といったら何だが、早く戻して欲しい。 DH ニール・レノン 7.0 今日は積極的でボール奪取で存在感があった。これだけの仕事が出来るなら十分。 DH エヴァンデル・スノ 5.5 ミスパスも多いし、判断が遅くて悪い。体を張ってボールをキープするのはいいとしても展開力が全く無く物足りなさ過ぎ。 RH 中村俊輔 5.5 スペースが無い中でやはり活きず。イタリア勢とやりたいと言っていた割には、打開策を持っていなかったとしか思えないのが残念。勿論、要所で見事なパスは出してはいるし、エリア内に入っていく動きも良かった。ただ、ミドルも打たず、プレーの幅を自ら縮めていった感もある。攻撃の中心としてこのチームに君臨する以上、点を導けなかったのは責任を感じ、次で魅せてもらわねば。 LH エイダン・マクギーディ 5.0 後半、ルーレットをみせ、ガットゥーゾをかわしたのはいいとしても、それ以外はいつもの思い切りの良さもいい意味で独善的なプレーもなく意気消沈したまま。そろそろ気負いを無くしてもらいたい。 FW ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンク 5.0 負傷空けで全く仕事出来ず。前線でポストにも余りなれず。 FW ケニー・ミラー 5.5 動き出しでボールを引き出し、シュートシーンもあったが、物足りない。 OHヤロシク 5.0 後半頭からの投入だが、全く仕事出来ず。ミスも多く、このポジションでの適正は0としか思えない。ストラカン、ここだけはそろそろ考え直すべきでは!? CH トーマス・グラベセン 時間が無く、評価なし。ただ、積極的なシュートは良い♪ 監督 ゴードン・ストラカン 6.0 勝点1。アウェーゴールは奪われなかった。これは評価出来る。しかし、サポーターの後押しを受けるホームで、状態が最悪のミラン相手にこの何とも攻めきれない状況は厳しい。次はもう点を取るしかない。その為にはリスクを負って攻めるしかなく、この準備をリーグ戦で見せてもらいたい。頼むぞ、ストラカン!! ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[UCL ・ UEL] カテゴリの最新記事
|
|