カテゴリ:コラム
俺は良く、思い込む。
思い込むというのはなかなか有益な心理状況であると思う。 前に聞いた話で、恵比寿でガンに効く薬を販売している会社があり、その薬で現に治癒した患者がいたという。所が、この会社。薬を販売するノウハウに長けていただけで、この薬とは名ばかりで、体にとって、プラスにもマイナスにも働かない代物だったと。結局、この会社の役員連中は詐欺で当然、逮捕されたが、この薬で治癒した患者がいた事を忘れてはならない。 俺が信じるのはこの部分。 いかに思い込めるのか。 人間、不安があると、マイナスには考えないと思えば思うほど、マイナスの力に飲み込まれていくと思う。だからこそ、プラスに考えようと思う。しかし、人間の思考はそんなに単純ではない。いかに、素晴らしい異性に恵まれ、仕事が上手くいっていても、友人関係でこじれただけでも、それがきっかけに鬱にもなりうる。原因は人間性といってしまえばそれまでだが、それでも心理学という安易な学問で全てが解決出来るほど、人間の思考回路は浅くは出来ていない。 それだけに、俺は思い込む事の大事さを痛感するのである。 サッカー選手でも、こないだの試合で大活躍したのは滅多になかった左足からピッチに入ったからと思い込み、それが故に左足でまたピッチに入る。そして、また活躍!!こんな話は良く聞く話で、良くも悪くもジンクスと言えばそれまでだが、そういった要素は人間の外交的な面において非常に重要な意味を為していると思う。 俺が初めにいった事は、思い込むこと。あくまでも、精神の話である。 だが、それを、思い込んだ上で少なからず行動で示す事により、自らの願う状況を生み出す事は有り得るのである。それは確率の問題で、たまたま自らの臨む状況に近づいただけという正に単なる思い込みなのかも知れない。若しくは、本当に負の力が怖く、それに恐れるが故に、逃げ道を作っている宗教的な考え方なだけなのかも知れない。 それでも、自らがプラスに働くと思い込む事により、プラスになる事の利は計り知れない。それは精神論でありつつも、積極的な行動を起こす一つの大きな要因であり、それが自らの人生の長短がわからないとはいえ、一瞬でも長期間でも有益になり得る可能性を十分に秘めているのである。 科学によって、発達した我等の文明において、いまだ解決されていない宇宙の全て、そして、人間の思考。どちらも無限の可能性があると言われている。両極端のスペースの世界ではあるが、それでも思い込む事により、果実を得られたならば、それはその成果を得られたものにとって意義の在る事ではないだろうか。 だから、俺は自分の良い様に物事を解釈し、思い込む。常識や、社会通念ばかりに捉われてもいけない、とまでは言わないが、それでもこの全てがまだ解明されていない我等が生きる世界において、人間の思い込むという力は少なからず我々にとって何かしらの力を発揮するのではないかと信じて疑わない狂この頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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