カテゴリ:コラム
来週末引っ越す事が決定した。
渋谷から恵比寿へ。 約8年住んだ渋谷。この慣れ親しんだ場所から離れる事は俺にとって一種の失恋のような気持ちですらある。どうしようもない寂しさというか。 引越に伴い、今片づけを夜中じゅうずーっとやっているが、さっきからストップしたまま。 それは、昔の手紙を読んでしまったから。 手紙。 昔の彼女からの手紙。 俺は女々しい男だから捨てられないのだと思う。でも、絶対に捨てたくないし捨てられない。 その時々が一瞬で込み上げる愛が詰まった文章にさっきからやられ放題。酒飲みながらサッカー見てたからかもしれないけど、たまらない。 俺は遊んでいるように思われがちが、彼女は今まで正確に、4人だけ。一人一人が長い。というか最短でも1年半。まぁ、それでも、彼女まがいという存在たちがあるから微妙なのだが(苦笑) そのそれぞれからの沢山の手紙。 初めて俺の家に来た時に残していった手紙。 バイトで他の男と仲良くしているのに腹を立て別れようといった俺に別れないで欲しいという手紙。 浮気がばれて喧嘩した後の手紙。 人生初めて同棲することについての手紙。 学生の時の2年間思われ続けての告白された手紙。 仙台に彼女を置いて東京に出る為、新幹線に乗った時にもらった手紙。 東京で働き始めた俺を応援する手紙。 遠距離に耐えられかった彼女の手紙。 その全てが俺の生きてきた時間。たまに、読み返す。こういう引越のときや、人生に行き詰ったときに。 俺は結構落ちる。上がってる時も多いけど、しっかりと落ちる。その時に安易に哀しみのどん底に落ち、這い上がれなくなる。それを今までの彼女たちはみな知っていて、俺を励ました。それがあるから、俺は成長して、今がある。 俺の人生は間違っていなかったとも思うし、間違っていたとも思う。 凄く深く過去を思い出す。過去は過去であり、現実にはならない。あの時、こうしていればと思う日もあるけれど、それは不可能。 だからこそ、俺はこの手紙で過去に遡るのかも知れない。 俺はちゃんと生きてきたんだって確信を得る為に。 勝手に感慨深くなった俺でした(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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