テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:UCL ・ UEL
チェスカ。 俺はこのチェスカって読み方をいつも忘れちまう。 ってか、ウィキペディアではツェスカだって。まぁ、日本語では言いずらいし、チェスカって事で。表記方法に決まりがあるのかは知らないがブラジル代表のフレッジやこの試合でも出てるデイビッジだって、フレッヂ、デイビッヂって書く方もいるけれど、やはり日本語に置き換えるなら前者の方がいいかな。 イビツァ・オシムだって、今じゃイビチャ・オシムって言われるし、クロアチアの至宝、クラニツァールだって、クラニチャールだしなぁ。 さぁて、このチェスカと、我等が日本代表を率いてくだすった神様ジーコが率いるフェネルバフチェの一戦は見応え十分だった。 相手のミスをアレックスがついて先制し、徐々にホームで勢いが出てきたチェスカが今度はフェネルバフチェのミスをついて同点、更にはブラジル代表バグネル・ラブの個人技でのPK奪取。しかし、終了間際にデイビッジのミドルシュートで同点という結果から見ても素晴らしい攻防だった。共にミス絡みから1得点ずつ、そしてブラジル人の個人技で1得点ずつと仲良く勝点を1ずつ分けた。 それにしても、この両チームは、ロシアとトルコのクラブとはいえ、主要メンバーはブラジル人たち。 チェスカの2トップは、青髪のバグネル・ラブと赤毛のジョー。そして、柏でもプレーしたドゥドゥ。ホントはこのチームの中心とも言えるブラジル代表のダニエウ・カルバーリョもいるのだが、故障中の為、三人だけ。 一方、ブラジルで神と崇められるジーコ率いるフェネルバフチェは、ブラジル代表には入っていないが他の何処の国に行っても代表になれるだろうアレックスとマドリーから来たロベルト・カルロス、そしてゴールを決めたデイビッジにこの試合では痛恨のパスミスとPK献上と2失点を演出してしまったエドゥ・ドラセナ、サイドなら前も後ろもこなすヴェデルソンと5人もいる。 両チームあわせて8人。 凄い比率だなと。最近ヨーロッパのチームを見て思うのは、自国の選手がどれだけスタメンで出ているかって事なんだけど、そう考えると、チェスカは4人、フェネルバフチェも4人とこれまた仲良く同数。これは何らかの規定があるのだろうかとも思いつつ。まぁ半分にも満たないんだなぁと。 それだけ、ブラジルってのは選手を輩出しているんだと、Jで知っているにも関わらず再認識させられる。 そんな両チームだが、チェスカで目立ったのはブラジル人ばかりではない。右のクラシッチはセルビア代表だが、スタミナ豊富でゴールも決めているし、左のロシア代表ジルコフは左のベッカムみたいな印象で高速クロスを何本も送り込んではチャンスメイクしていた。どちらも俺は初めて見た選手だが、非常にいいなぁと。日本でこういう早いクロスはあんまり見られないなとやはり世界との差を痛感しつつ。 最後にジーコ。 昨季は就任1年でフェネルバフチェを優勝に導き、日本代表での仕事ぶりは何処へやらといった勢いで今季のCLではインテルをくだし、チェスカとは分けた。これだけ実績を並べるといい監督なんじゃないかと思えてくるから不思議だ。あれだけ哀しい過去を日本に置き土産していかれたにも関わらず、こんな気持ちにさせられるとは(笑)ただ、実際は優秀なブラジル人を並べて、攻撃は彼らの個人技にお任せという事なんだろうけど。言っちゃえば、日本代表にアレックス(三都主ではなく、フェネルバフチェの)やデイビッジ、ロベカルがいれば相当強いだろうなって事で。結局はフランス代表のドメネクと一緒でいい選手を使えば自分の戦術に一貫性が無くても選手がやってくれるって事かなと。まぁ、それでも人は進化もすれば退化もする。ジーコは少なくとも前者ではあるのかなと、そういう何とも言えない気分にさせられた一戦だった。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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