テーマ:サッカーあれこれ(20053)
カテゴリ:UEFA
さて、初戦でフレイを失ったスイスだが、2トップを代えてきた。一方、トルコもギョクハン・ザンを失ったので、代わりにエムレ・アシュク。また中盤の構成もアタッカー2人を揃えた攻撃的なシステムにしてきた。 試合は開始直後からのスコールのような大雨で、ピッチは水溜りに。これが両チームを苦しめる事になる。パスもシュートもボールが止まったり、スピードが早くなったり、遅くなったりと劣悪な環境。どちらかと言えば、テクニックに優れるメンバーをスタメンにしたトルコの方がよりシンプルにつないでクロスを送り込むホームで慣れたスイスよりも不利益を被ったか。 それでも、トルコはギョクデニズの股抜きドリブルで得た右サイドからのFKでアルダのポストに当たるヘディングシュートもあったが決定機を決めきれず。 そして、32分。センデロスからのロングフィード。DFライン裏に抜け出したのはデルディヨク。飛び出してきたGKをかわして、右サイドに流れる。中央はDF2人。そこで冷静にファーのハカン・ヤキンへパスを通す。このパスは途中ゴール前の水溜りでボールが止まり、ヤキンはもう蹴り込むだけ。ようやくホーム スイスは今大会初ゴールで先制!! この後もベーラミからまたもヤキンへの絶妙クロスはあったが、これは雨の影響かミートしきれず、前半はスイスが1点リード。 後半はトルコ テリム監督が先ず動く。雨でテクニックが発揮しずらいギョクデニズとトゥメルを下げ、セミフを入れて2トップに、トゥンジャイを右SHに移し、メフメト・アウレリオを前に上げ、トパルをアンカーにした4-1-3-2にシステムチェンジ。そして、後半頭から激しくスイスゴールに迫る。 そして、57分。左サイド アルダがカウンターで持ち上がり、左サイドに開いてきたニハトに預け、ここからクロス。飛び込んだのはセミフとトゥンジャイ。これをトルコリーグ得点王のセミフがヘディングで確実に決め手同点ゴール!! この後は、両者激しい壮絶な戦いが続く。スイスは打開する為に初戦に続き余り目立たないバルネッタを下げ、フォンランテンを投入。彼がスイスの攻撃をリードする。先ずはディフェンスラインから二人をかわしてから一人で持ち上がり、チャンスメイク。これは時間がかかってしまい、決定機にはならなかったが、その後にも単独突破でゴールに迫る。と思えば、トルコも右サイドトゥンジャイがサイドのスペースを使って決定的なクロスを送る。これはセミフが後一歩届かずだが、惜しいチャンス。ここからややトルコのペースが続く。 しかし、83分にはスイスがトルコの横パスを奪ってカウンター。スイスが4人、トルコはDF1枚の圧倒的な状況だったが、ヴォルカンが2度のファインセーブでピンチを脱する。 結果は1-1。どちらも痛み分けかと思えたアディショナルタイム。 スイスの攻撃を防いでからのカウンター。中央トゥンジャイが左をオーバーラップして行くアルダに展開。ある打破持ち味のドリブルで左サイドをかけあがり、エリア際の所で中央に切れ込み、ミドルシュート!!これがミュラーの足に当たって、ドライブ回転となったシュートはべナーリオの頭上を越えてゴォォール!!! これでとうとう逆転。どちらもレベル差のない紙一重の戦いはトルコに軍配が上がった。 ホーム スイスは連敗でグループリーグ突破の望みは絶たれた。 トルコにとっては最終戦チェコとの一騎打ちの対戦。これは相当熱い戦いになりそうだ♪ ~Man Of The Match~ セミフ・シェンテュルク (トルコ:フェネルバフチェ) 後半からの出場で監督の期待にこたえる同点ゴール。アルダの逆転ゴールも見事なんだけど、まぁDFの足に当たってという事もあって、どっちをマンオブザマッチにするか悩んだが、より前線で脅威となったセミフに! ~Surprise Player~ ヴォルカン・デミレル(トルコ:フェネルバフチェ) CLで既に素晴らしいGKだというのは知っているのだが、4-1という完全数的優位のスイスの猛攻を最後は一人で押さえ込んだ。あれで決められていたら、トルコは厳しかっただろう。ディフェンスラインが裏を取られる度に飛び出して相手の攻撃陣に対応した。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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