テーマ:サッカーあれこれ(20050)
カテゴリ:UEFA
試合は、初戦とは全く違う点を取りにいくという意思が強く出ているスタメンを並べてきたレーハーゲル。一方のヒディンクはメンバーを代えるのみで、システムは変えず。初戦、DFラインの穴のように思えたシロコフに代わり、代表歴の長いイグナシェビッチを起用。そして、初戦は試合途中にも試行錯誤したのか、3人ぐらいメンバーを入れ替えた右SHには突破力のあるトルビンスキーを起用。 立ち上がりは互角の状況であったが、徐々に攻撃意識の高いギリシャが攻めあがるシーンが多い。 ただ、ロシアも、カウンターからビリャレトジノフのドリブル、ジルコフのクロスからチャンスを作る。トルビンスキーもドリブルがあるし、ヘディングが強いパブリュチェンコがセンターにどっしり構えて攻撃をかける。 そして、33分。ビリャレトジノフが左サイドからクロス。これを右サイド上がってきたセマクが受ける。ここにニコポリディス、キルギアコスが詰めていくものの、セマクはオーバーヘッドというかバイシクルでセンタリング。このボールをGKのいない無人のゴールにズイリヤノフが押し込み、ロシア先制!! セマクという選手は余り知らなかったが、アンカーのポジションでピルロのようにパスを主とした展開力で魅せるのではなく、自らの機動力を活かした動き出しでゲームにリズムを与えた。このシーンも中盤を追い越し、右サイドで素晴らしいアイデアのアシストを見せたし♪ ギリシャは失点後、セイタリディスが負傷退場。カラグーニスをセントラルMFにいれ、パツァツォグルを右SBに移す。 ロシアはゴール後もパブリュチェンコの決定的なヘディングシュートもあったが、前半はロシアが1点リードで折り返し。 後半も、ロシアは二列目の選手が右に左に流れ、ギリシャを翻弄するパスワークからシュートへ持って行く。51分にはパブリュチェンコが左からドリブルでキルギアコスを抜き、シュートまで行く決定的なシーン。更に、ジルコフが左サイド突破から、パブリュチェンコがポストになってゴール前に入ってくるビリャレトジノフが左足シュート!!決定的なシーンだったがシュートは右に惜しくもそれる。62分にもクロスをGKが弾いた後のクリアミスを拾われ、ビリャレトジノフが右足シュート!!これも決定的だった。 決して、ギリシャはカラグーニスが積極的な無回転ミドルでチャンスを作っているし、やられ放題ではないのだが、決定的なチャンスの数で言えば圧倒的にロシア。雪崩の様にSBと中盤の選手が押し上げてくるロシアのカウンターへの対応でどんどんとスタミナは消耗させられるのだろう。ここが若手主体のロシアとベテランの多いギリシャの差でもあるのか。オフサイドにはなったが85分にはゴールを割るシーンもあった。 ロシアは最後、ワシーリー・ベレズツキーも入れて守備的に。そして、1点を守り抜き、ロシアは初勝利。次のスウェーデン戦ではアルシャーフィンも戻ってくるし、ヒディンクマジックの発動も有り得るか。いずれにせよ、面白い展開になった。 ~Man Of The Match~ ユーリ・ジルコフ(ロシア:CSKAモスクワ) 攻撃的なSBでCSKAの試合でも好クロスを供給しているいい選手だと知っていたが、この試合でも終始安定した守備、また積極果敢な攻撃参加を魅せてくれた。後半に入っても継続しているし、クロスの高さ、強さの判断がとても素晴らしかった。 ~Surprise Player~ セルゲイ・セマク (ロシア:ルビン・カザン) スーパーアシストは見事。あそこで通したからこそ勝利できたといっていい。06年5月以来の代表復帰という32歳のベテラン。普段はトップ下だが、このチームではいわゆる3列目。そこから起点となりまた自らが2列目を追い越しての攻撃参加と、存在感を発揮した。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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