テーマ:サッカーあれこれ(20050)
カテゴリ:UEFA
ドイツを退けた堅守を見せているクロアチアと、大逆転勝利でチェコを粉砕したトルコとの一戦。 クロアチアは前半、オリッチのクロスバーを叩く決定機、また後半頭にはまたもオリッチがGKをかわしてのチャンスもあったが、活かせず。共に守備意識が高く、とても緊張感のある試合になり、前後半はスコアレス。 延長に入ると、トルコが勢いを増すが、先制したのはもう試合終了間際の119分。 右サイドエリア内、流れたボールにモドリッチ、リュシュトゥが拾いに行くが、モドリッチが先に上手くキープしてそのまま左足でクロス。これをゴール前 後半から入ったクラスニッチがGKのいないゴールにヘディングを押し込んで、とうとう先制!!! 誰もがもうこれで試合は決まった。その前からもうこの試合はPK突入だろうと思っていた中でのゴールだったし、堅守に磨きをかけるクロアチアの勝利で間違いないだろうと思った最期の最後。 何と、ロングボール一本、クロアチアDFがクリアする所に、トルコの選手がかなり強めに競りにいって、こぼれたボール。拾ったのはセミフ!!!これを豪快に叩き込んで、何と試合終了間際の奇跡の同点ゴールで、試合を元に戻す。 これで突入したPK戦。若手モドリッチ、ラキティッチが経験の無さを示したのか共に外し、最後はリュシュトゥがペトリッチのキックを弾き出し、逆転勝利!! 試合の流れはクロアチア優位の中で、スタメンが次々と負傷し、正GKヴォルカンも欠いた中で耐えに耐え、最後は誰もがもう無理だろうという時間の中で同点ゴールを奪い取るという奇跡の連発でスイス、チェコにつづいてまたしても逆転勝利でベスト4進出を果たした。 クロアチアはラキティッチ、プラニッチの左サイドが効果的だったし、オリッチの献身的な動きも効いていたが、前半初めにゴールをあげられなかったのが一番の敗因か。PK戦は運とはいえ、クロアチアで唯一PKを決めたスルナやコヴァチ兄弟やシムニッチなど、経験のある選手を先頭に持って来るべきだったか。ただ、モドリッチだからこそのこの試合の先制ゴールだったし、彼がいたからこそのここまでのクロアチアの90分通しての巧みなゲーム運びにもつながったし、彼を責める事は出来ないだろう。 一方、トルコは驚異的な粘りを持っているし、ドイツとの準決勝は試合は最後の1分まで魂のこもった白熱した試合になる事だけは間違いない。 ~Man Of The Match~ セミフ・シェンテュルク(トルコ:バイエルン) 奇跡の同点ゴール。後半から出て来て最高の仕事を果たした。 ~Surprise Player~ イヴァン・ラキティッチ(クロアチア:シャルケ) この試合の前からいいプレーを見せていたが、この試合も相当な熱さで疲労の目立つ展開となったがその中でも技術を発揮し、クラニチャル、オリッチと共に攻撃を活性化。プラニッチの攻撃参加も良く使っていたし、ドリブルも上手く、まだ20歳とは言えないレベルの高さを大舞台で示してくれた。最後のPK失敗は辛いとはいえまだ長いサッカー人生の貴重な経験の一つになったのだろう。今後の成長に大きく期待したい。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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