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Sep 17, 2008
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カテゴリ:UCL ・ UEL

UEFA Champions League 08-09
Group E 第1戦
会場:セルティック・パーク(グラスゴー)
主審:トレフォローニ(イタリア)

(H)セルティック 0-0 オールボー(A)

MOM : ザザ(オールボー)

オールボー
監督:B.リオック 4-1-4-1

          1ザザ

     4ボーシャン 2M.ヤコブセン
 6オルフェルス         3M.ペデルセン

       9アウグスティヌセン

    8A.ヨハンション 21リスゴール
 14クルト           23エネボルセン

        10サガノフスキ
--------------------------------------------
セルティック
監督:ストラカン 4-4-2

     7S.マクドナルド 9サマラス


  13マローニー         25中村俊輔
      8S.ブラウン  19B.ロブソン


 3ネイラー             2ヒンケル
      4マクマナス 5コルドウェル

           1ボルツ
◎オールボー交代等
78分 ボーシャン退場(赤)
86分 クルト→RB 31L.ニールセン
◎セルティック交代等
62分 S.マクドナルド→LH 46マッギーディ
71分 マローニー→FT 10ヘッセリンク
昨夜からスタートした08-09チャンピォンズリーグ。

今日は早く寝て、朝観戦する予定だったが、眠れず・・・。

という事で意図せずライブ観戦に。明日の仕事に差し支えなければいいのだが、それは無理な話か(苦笑)

CL初戦。勝点3を求めなければいけない相手と言えるデンマーク王者オールボー。アールボリという読み方も北欧系だけに有り得そうだが、地図を見るとオールボーだから、そのままでいいか。

ストラカンは、マッギーディをサブで使ってきた。それだけ、この2トップの連携の良さを採ったという事も言えるが、どちらかというとサブにジョーカーを残しておきたいとの考えもあるだろう。

試合は立ち上がりから激しい展開。オールボーにとってもグループの中で最も勝点を得易いという相手だけに序盤は球際がとにかく激しい。落ち着かない展開が続いたが、徐々にセルティックがポゼッションする形に。とはいえ、オールボーはしっかりと引いてからのカウンターというアウェー戦術の基本を忠実に遂行し、セルティックも大きなチャンスは訪れず。

それでも、30分にはマローニーがドリブルで持ち込み、上手い切り返しでDFをかわそうとしてエリア内で倒され、PKゲット♪

これをバリー・ロブソンが中央を狙ってシュートするも、ザザが足でストップ・・・・・。悪いながらも、PKで先制出来れば、流れは大きくセルティックに傾いただけに痛恨の失敗・・・・

これが影響してか、オールボーのカウンターの回数が増える。特に1トップのポーランド代表サガノフスキが右サイドでスコット・ブラウンを抜き去ったシーンは危険過ぎた。サガノフスキはフィジカルが強いタイプではなく幅広い動き出しと器用なポストプレーで展開出来るタイプ。彼をしっかり見ておかないと、そこからやられてしまいそう。

それでも、前半はスコアレス。

ホームで苦しむセルティックだが、ストラカンの喝が効いたのか後半立ち上がりからチャンスが続出。相手DFに阻まれたが、俊輔の右足シュート!そして、俊輔の左CKはゴールに吸い込まれる弾道だったがGKザザが何とか弾く。そして、マローニー縦パスからサマラスの反転シュート!!

だが、立ち上がりこそ良かったものの、徐々に試合展開はこう着状態。オールボーもカウンターからチャンスもあるし、セルティックもやや強引な形ではあるがシュートシーンを作り出す。ストカランはマッギーディを投入し、マローニーをFWに上げる俺の理想とする布陣に♪俊輔も前半と比べると、どんどんボールに絡むシーンも増え出している。

そして、65分には絶好の位置でのFKをバリー・ロブソンがゲット。キッカーは勿論、俊輔♪

しかし、オールボーの守備はゴール左にDFをたたせて、GKは右をケアするという俊輔対策!俊輔はファーを狙ったキックだったが、GKザザは難なくキャッチ。この形で守備されたのは初めて見る気もする。これをW杯予選で真似されたくはないね。

ストラカンは更にマローニーを下げ、ヘッセリンクを投入する最終手段。

77分にはスコット・ブラウンのドリブルから俊輔がDFライン裏へ抜け出す!!!そして、後ろから上がってきたスコット・ブラウンへ戻して、どフリーでゴォォール!!!

という所だが初めの俊輔のタッチ時点でオフサイド・・・

この後、サマラスが完全に抜け出したシーンをヤコブセンが倒して一発レッド!!しかし、カードが出たのは隣にいたボーシャンに(苦笑)俺じゃない!!という叫びも無視され、ボーシャンが退場し、セルティックは数的優位に。しかし、これで得たFKをまたしても同様の形でオールボー ディフェンスに見事にケアされ、俊輔の右隅を狙ったシュートはザザが弾き出す。。。

残り時間が少なくなる中、セルティックは怒涛の攻撃を見せる。とにかく、ツインタワーへ放り込む単調な戦略だが、なかなかきっちりと精度のあるボールが入らない。

そして、タイムアップ・・・・・

ホームで最も勝点を得易い相手に痛恨のスコアレスドロー。

セルティックは厳しいスタート。61%というポゼッション率でシュートも倍だが勝点3は遠かった・・・。まぁ、PK失敗が大きく響いたという事だろう。

それにしても、オールボーは結構パスミスもあったし、セルティックも付け入る隙はあった。ただ、オールボー全体として激しくプレスに来るというよりはしっかりディレイしてコースを切って、シュートを打たれても体を張るディフェンスが見事だった。

マンオブザマッチはPKをセーブし、俊輔のFKも弾き出し、安定感を見せた元モロッコ代表GKザザだな・・・。


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-論評-

GK アルトゥル・ボルツ
6.0
相手チャンスが少なかったが、良く集中しカウンターでのシュートにも良く対応していた。

CB ギャリー・コルドウェル
6.5
CLでのイメージは悪いコルドウェルだが、この試合は問題なし。ビルドアップでも単純に放り込むシーンは少なく、攻撃時のセットプレーでもエリア内で効いていた。

CB スティーブン・マクマナス
6.0
やや落ち着かない対応もあったが、仕事は十分にこなした。

RB アンドレアス・ヒンケル
6.0
積極的に前に出て行き、攻撃に絡んだ。シンプルなプレーが多いが、ドリブルでもうちょい深くえぐるなどアイデアも欲しいところ。

LB リー・ネイラー
5.5
守備ではいいカバーリングを見せていたが、攻撃ではクロスも余り効果的ではなく。ミスや、判断の遅い部分も散見。

CH バリー・ロブソン
5.5
痛恨のPK失敗。あれが全てとまでは言わないが、それでも失敗の責任は大きい。それでも、攻守にその責任を取り戻そうと必死に体を張ってボールをつないだ。

CH スコット・ブラウン
6.0
守備は勿論だが、この試合は積極的に前に行った。ドリブルでも運べるし、シンプルなパスでもチャンスを作った。

RH 中村俊輔
6.0
前半はボールに絡むシーンが少なかったが、後半は本領発揮。ただ、前線ときっちりあったシーンは無くゴールを演出は出来ず。FKも2度いい位置にありながら、相手のDFをゴール前に入れる対応に沈黙・・・。この対応策でしばらく俊輔のFKゴールはお預けに成るかもしれない・・・・

LH ショーン・マローニー
5.5
PKを奪ったドリブルは見事。ただ、サイドでいい形で持っても、やや持ち過ぎ。と言うよりタイミングが悪くチャンスを多く生み出せなかった。後半からはFWで入ったが、いいプレーは見られなかった。

FT ヨルヨス・サマラス
5.5
フィジカルを活かしたドリブルでチャンスの多くに絡んだし、再三のシュートを放つも、決定機は無く・・・。シュートまでの形を作るのはいいとして、最後のシュートが強さを欠き、枠を外すのは頂けない。もうちょっとではあるんだが、CLでの気負いもあったか。

FT スコット・マクドナルド
5.5
幅広く動いて、ボールを引き出すも、そこから周りと上手く連動した動きは無かった。

LH エイダン・マッギーディ
5.0
後半途中からの投入で、モチベーションは高いかと思われたが、得意のドリブルの仕掛けは見られず。後半最後はシンプルに左足クロスを送り続けたが、シュートにもつながらなかった。彼の投入意図はやはり、一人抜いて相手ディフェンスを崩す事にあるだけにドリブルを仕掛けて抜いてくれないと、怖さは無い。マローニーを重要視し過ぎると、彼がこのままモチベーションを落としたままになってしまいそうな淡白なプレーだったし、今後に不安も。

FT ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンク
5.5
後半途中からの投入だが、決定機は一度も無く。完全に押さえ込まれた。

監督 ゴードン・ストラカン
5.5
采配自体は間違ってはいなかった。前半の停滞感を払拭させた後半の入りも良かったし、後半流れを変える為の交代策もその時間帯も正解だと思う。それでも、ゴールを奪えずで、勝点1ではやはり何かが足りなかった。それはホームセルティックパークの力をもってしても奪い去れなかった相手のモチベーションの高さと運を褒めるべきか。

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Last updated  Sep 19, 2008 12:55:44 AM
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