テーマ:サッカーあれこれ(20133)
カテゴリ:UEFA
欧州王者のスペインとEUROには出場出来なかったもののW杯予選では順調に勝利を積み重ねるイングランドの一戦。 スペインはプジョル、セスクを欠き、イングランドはルーニー、ジョー・コール、デフォー、ジェラード、ウォルコットと欠いてランパードとリオ・ファーディナンドは温存というスタメンでややイングランドは新鮮なメンバーとなった。ヘスキーに関しては久々の印象が強いけど。 試合はと言えば、頭からホームスペインがEUROを制したプレー同様、正確でテンポいいパスをつないでイングランドのゴールに迫った。シャビとイニエスタのバルサホットラインからのスルーパスは相変わらずの正確さで、これにシャビ・アロンソも見事に絡み合うハーモニーはサッカーの楽しみの真骨頂とも言える美しさ。 前半35分にはシャビ・アロンソが精密な長距離スルーパスでゴール前、ビジャの足元へ。パスを受けたビジャは、ジャギエルカとテリーのCB2人を細かなタッチと上体のフェイントで抜き差って、GKを外したシュートで見事な先制ゴール。ビジャの足元の巧さは本当に格別♪フェルナンド・トーレスとの連携もEUROよりも更にレベルアップしている印象で磐石の強さというものを身に付けつつあるといった所か。 一方、イングランドは攻められ、つながれる展開が多かったがそれでもカウンターで何度かチャンスを創り出した。ポイントになったのはショーン・ライト・フィリップス。ベンチに座るベッカムに出番は渡さないと得意のドリブルで存在感を示したが、それ以外はアグボンラホールの単独突破が目立ったのみ。キャリックとバリーがポジションをあげられず、展開力には欠いた印象。 後半は開始から大幅にメンバーを代えてきたカペッロ。前半ではキャッチングミスをしたGKジェームズに代えグリーン。バリーを下げてランパード。ジャギエルカはアップソン、ヘスキーはクラウチにそれぞれ交代。また、ダウニングに代えてベッカムを投入し、右にベッカム、ショーン・ライト・フィリップスを左にポジションチェンジ。 一方、スペインもGKをレイナに代えて、カプデビラからアルベロアに。また、始ってすぐに、ビジャを下げて、ダビド・シルバを投入しシステムを4-1-4-1にチェンジ。ただ、EURO同様ダビド・シルバとイニエスタが前目でシャビとシャビ・アロンソがその下にアンカーセナという形。言って見れば4-1-2-2-1とも言える流動的なスタイル。この後、フェルナンド・トーレスも下げて好調FWジョレンテを起用。 大きくメンバーを代えたもののイングランドはペースを覆せず、スペインの優位な時間が続いた。だが、前半よりもパスのテンポは遅めに。これもシャビを中心としたスペインの意図したリズムなのだろうか。シャビはタメの使い方、相手のいなし方、そしてスルーパスと全てのプレーが正確で改めて素晴らしさを披露してくれた♪ 82分には、シャビのFKからフェルナンド・ジョレンテがヘディングでゴールを奪い、2-0。 最後はイングランドも意地を見せ、ベッカムのスルーパスからカールトン・コールがGKレイナをかわして決定機を迎えるも、マルチェナのカバーに防がれ、万事休す。好調だったイングランドだったが、ここ28試合負け無しという無敵艦隊ぶりを改めて発揮するスペインの前に、チャンスも少なく敗れ去った。 スペインはこの中盤が揃う限り、向う所敵無しという強さだった。W杯までこのメンバーが今のコンディションのままであればW杯制覇も十分狙えるだろう。是非、ブラジル、アルゼンチンとスペインのビッグマッチが見てみたいところ。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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