テーマ:サッカーあれこれ(20141)
カテゴリ:UEFA
スペインの後塵こそ拝したが、イングランドはカペッロ采配の下、着実に成長している。無論、彼らの能力は言うまでもなく世界最高峰のレベルであり、その個々の能力の成長という意味ではなく、連携面を主としたチームとしての成長という意味である。 この日のスタメンを見ると、注目はランパードとジェラードの併用。4-4-2のセントラルMFとして、この2人は世界でも屈指の存在ではあるが同じチームでは、どうも中途半端になり、機能していないと評される事も多いが、この試合では役割分担が為されて、機能していたと感じた。 ジェラードはトップ下でランパードはボランチ。前者は攻撃を中心に幅広く動き、後者は中盤のバランスを取りながら、長短のパスでゲームメイクに携わる。 ルーニーはほぼ左サイドに固定され、そこからジェラードとのポジションチェンジから中央に出たりとチャンスメイク、左サイドからのシュートとイングランドの攻撃を活性化した。 試合は、イングランドの圧勝。 力の差は歴然であり、前半からイングランドがスロバキアを圧倒した。 スロバキアはキリンカップで良く日本にも来て頂ける国だけに比較的弱い国というイメージは強いが、近年はブンデス得点王にも輝いたミンタルをはじめ、欧州主要リーグでも活躍するハムシクやリバプールでプレーするシュクルテルなど人材も揃ってきただけに、もう少しやってくれるのではないかと思っていただけに残念な出来・・・。 それでも、イングランドもスロバキアの守備に阻まれ、また最後の決定機を外し続け、前半はヘスキーのゴールのみで終わった。ちなみにヘスキーはゴール直後、足を痛めて、カールトン・コールに交代。しかし、その後C.コールも負傷したのでクラウチに交代と、前半だけでFW2人を投入する羽目になった。 後半は両チーム共メンバーを入れ替えていくが、層の薄いスロバキアは明らかに前半よりも内容は悪くなっていくばかり。その隙を突いてか、後半から出場のベッカムがきっちり1アシストでチームに貢献。更に、ランパードが続き、ルーニーが最後にダメ押しの今日2点目のゴールで4-0。 守っては、相手の決定機は1つくらいという堅守。攻めては4点取るも、チャンスの数だけならこの倍は取れただろうという圧巻の内容でイングランドはW杯予選に向けて好調さを見せ付けてくれた。 ここまで読んで頂きありがとうございます。ここをクリックしてランキングUPにご協力頂ければ幸いです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 29, 2009 04:21:44 AM
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