テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:UEFA
リヨンの対戦相手はハンガリー王者のデベレツェニVSC。 デブレツェニはホームとはいえ、ハンガリー第二の都市デブレツェンにあるホームスタジアムの「ナギュルデイ」がUEFAの規定を満たしていないようで、首都ブダペストにあるハンガリーの英雄の名を冠した「プシュカス・フェレンツ・シュタディオン」 でゲームは行われた。 そう言えば、ハンガリー人も日本と同じく姓、名の順番で名前を表記するようで、こういったスタジアム名になっているのだろう。 初めて見るクラブというのは何処の国であってもかなり興味深い。 それだけに注目してみたのはデブレツェニだが、以下選手の特徴と雑感。 GKのポレクシッチはモンテネグロ代表という事だが、リヨンの攻勢の前にいい所はなく・・・。初戦はまずまず良かったようだが。 フォドルは初戦では左SBもこなしたという左利きのDFだが、余り技術は高くなさそう。 レアンドロはブラジルとハンガリーの二重国籍を持つ選手で左利きだが右足も使える。スピードは無いが攻撃センスはブラジル人だけに優れている。 右SBのボドナールは強烈なキックの持ち主。CL予選では強烈ロングショットを叩き込んだようだが、この試合では正確なキックは余り見受けられなかった・・・。 キシュはアンカーでありながらゲームメイクにも貢献する攻守の要でありキャプテンを務める。この試合でも攻守に走り回って中盤のサポートとして働いた。 ラツコーはレフティーのドリブラー。クロスは上手くないが、相手をかわすプレーなどドリブルには魅力を感じる。スピードはそこまでない。ただ、後半も攻撃の切り札だと思っただけに、スタートから交代させたのは疑問でもある。 ヨジェフ・ヴァルガは前後左右に幅広く動くダイナモ。スキンヘッドなので、いかついイメージがあるが、顔はかっこいい。ただ、プレーは風貌通りに荒め。それでもカードは余り出ていないし、守備センスにも優れるのだろう。この試合では攻守共に最も目立っていた。ボールキープも上手いし、パワフルで直進的なドリブルも光った。右利きだが、左足でのキックも多い。今後も気になるハンガリー期待の21歳。 チビトコビッチはフリーキッカーをつとめていたが、精度は今ひとつだった。後半には左から中に切れ込んでシュートというチャンスも生み出したが、シュート力に欠けた。 サカーイは前半は右、後半4-4-2にシステムチェンジした後は左でプレーしたアタッカーだがドリブル突破はほぼなし。動き出しで裏を狙うタイプなのだろう。攻撃の一枚としては物足りないレベルだった。 クリバリは、フランス出身の黒人選手。でかいが、ポストにもなれず、苦戦の原因となった。 後半から出てきたエースと呼ばれるハンガリー代表のルドルフはターンを見せたり、惜しいシュートを放ったりと存在感抜群。病気か何かの療養明けで後半からの出場となったが彼が初めからいたらゲーム展開も変わったかもしれない。ボールも収まるし、このチームではレベルが一つ抜けている印象。今大会のアピール次第では三大リーグへの移籍も有り得るか。 さて、デブレツェニについてはこの程度にしておこう。 肝心のリヨンは、ポゼッションでも上回り、開始直後から立て続けにゴールを奪い、試合を楽なものにした。 中でも、ピアニッチの活躍は素晴らしかった。直接FKをまたしても叩き込み、ジュニーニョの後釜という役目は十分に果たしているよう。CKからもアシストしているし、文句なしのマンオブザマッチ。今後、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表入りも近い話だろう。 そして、後半から出てきたコロジエチャク。背が高く、ジャンプ力もあるので守備でも貢献していたが、パスセンスもあるし、ポジショニングから思うに、攻撃が大好きという印象を受けた若干17歳の左SB。アリ・シソコというシンデレラボーイの存在はあるが、彼もバックアップとしては十分な力を備えている。 リヨンの若手は本当に次から次へと面白い選手が出てくるなと感心。 それにしても、リヨンはフィオに続けて連勝。いいスタートを切った。次はフィオに敗れたリバプール。何かおかしい今の内に叩いて、何とか決勝T進出を期待したい。 ここまで読んで頂きありがとうございます。ここをクリックしてランキングUPにご協力頂ければ幸いです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 1, 2009 01:53:08 PM
コメント(0) | コメントを書く
[UEFA] カテゴリの最新記事
|
|