テーマ:サッカーあれこれ(20046)
カテゴリ:UCL ・ UEL
ホーム レアル・マドリーが、チューリヒにも破れた凋落気味な勢いを示すミランに対して優位にゲームを進めた。 すると、ジーダが何でもないボールをキャッチしたにもかかわらず、雨で濡れたせいか、前にこぼしてしまう。 これをラウールが掻っ攫ってゴォール。ラウールらしい抜け目無いゴールでマドリーが先制。 この後もクリロナを欠いた中、グラネロやベンゼマがキレのいい動きを魅せ、ミランはほとんどいい所を見せず前半終了。 クリロナも出ていない中、この試合での要注目の選手はベンゼマとロナウジーニョだったが、ロナウジーニョは胸でボールを止めるトラップでボールキープするなど、随所にらしさを垣間見せる。それ以外は、セルヒオ・ラモスの執拗なディフェンスにあい、後ろや横に戻すシーンが続いたが。 後半に入っても、マドリーのペース。ただ、1点リードしている事もあり、何処と無く落ち着き過ぎている雰囲気もあり、このままでもいいというメンタルの影響からかややゆったりとした展開が増えた。その状況がディフェンスにも影響したのか。 62分。 ピルロが中盤からロングシュート。これが鮮やかにゴールに吸い込まれて、枠内シュートがゼロだったミランがいきなり同点に追いついた。 DFも寄せきれず、中盤もカバー出来ていない状況は、優位にボールを支配する展開が続いた事による慢心もあったか。 とにかく、このゴールでミランは息を吹き返し、ゲームは大きく動く事となった。 66分。 アンブロジーニが左足でロングパス。このボールはDFとGKの間のスペースに。ボールを追う、パトとGKカシジャスの対決はカシジャスがボールに触れないという最悪の展開を招き、GKと衝突する前に一旦ストップして抜け出したパトは無人のゴールにボールを流し込んで、あっさりと逆転ゴールを決めた。 勢いはいつの間にやらミランのものに。 ただ、ペジェグリーニは、ドレンテを投入してこの悪い流れをきった。ラウールのCKからドレンテがグラウンダーで抑えたミドルを放ち、同点に。 しかし、息を吹き返したミランのチャンスは前半よりも着実に増加。セードルフはプレーエリアを前線に広げ、ロナウジーニョもドリブルで相手を抜き去るなど、かつてのキレが戻りつつあるところを披露。 ミランの攻撃に力が出てきたことで両チーム共に決定的なチャンスを迎える熱戦になった。 ミランはティアゴ・シウバのヘディングゴールというシーンがあるもファールで取り消された。 マドリーは、カカの強烈なシュートや、ジーダが弾いたボールを詰めにいったラウールのゴールラインを割りそうなシュートなどで決定機を迎えた。 ただ、そのいずれもゴールにならず。 そして、88分。 ロナウジーニョからセードルフ、セードルフの外をロナウジーニョが追い越す動きを魅せた際にセードルフはオフサイドラインぎりぎりのパスをパトに送った。これをパトがダイレクトボレーで合わせて、ビューティフルゴール!!! ミランが勝ち越しゴールを決め、見事ジーダの過失を見失わせる逆転勝利を果たした。レオナルドも監督冥利に尽きる嬉しい勝利となっただろう。 最後はお騒がせロナウジーニョについて。 本来、MVPにすべきは、2得点のパトであり、攻撃面での活躍が目立ったセードルフ、そして強烈な1発でチームの目を覚ましたピルロである事は言うまでもない。 だが、レオナルドが信頼してというより、期待をかけて、使っている所で少しはキレが戻ってきたロナウジーニョのプレーはやはりその全てが面白い。もっと言えば彼のプレーというよりも、そのリアクションや表情などの一挙手一投足も含めてではあるのだが(苦笑) 勿論、一度覚えた楽しい夜遊びをすぐにゼロに出来る訳も無いだろうし、いきなりの全快ともならないだろうが、いい兆しは感じられた。 次節はミランでの再戦。 そこで、ロナウジーニョがどんなプレーを魅せてくれるのか、楽しみにしたい。というか、ミランのゲームを見たいと思わせられたのは、これが初めてかもしれないな。 ここまで読んで頂きありがとうございます。ここをクリックしてランキングUPにご協力頂ければ幸いです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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