犬の咳
犬を飼ったことのある人は、きっと聞いたことがあると思う。犬が風邪を引き、咳をするのである。その咳というのが、ぐっと、しめっぼく、コンコンというのでなくグオングオンというか、濁音の混じったような咳がする。もう、だいぶ前、内科の先生に「咳がひどく、犬のようは咳になってしまってます」と言ったところ、全然、話が通じなくて、「どんな咳です?」と尋ねられ、ちょうどタイミングよくその咳がでればいいけれど、そんな時には全然でなくて、困ったことはあった。今は、動物病院に皆行くけれど、その昔は、犬が病院に行くというのはお金持ちの証拠で普通に飼っている家庭は、人間と同じ風邪薬を飲ませた。体重別で薬に量が決まるので粉薬などは、4分1程度を飲ませていた。これを書いていて思い出したが、私の子供の時は薬は錠剤でなく、粉薬だった。真四角の白い紙を三角に折ってうまく包んであった。子供用には苦いので砂糖のような甘みがあったようが気がしたが(・・?うまく薬が飲めないとオブラートに包んでくれるけれど、それも、うまく飲めなくて、水と一緒に飲むが苦いのでボゴッと吐いてしまう。そんな記憶がある。トラウマではないが、長いこと、粉薬は飲めなかった。この1,2年前ぐらいからやっと飲めるようになった。