『言葉は生き物である』とはよく言われますが、
今年も一年、色々な新語が生まれました。
で、今年一年の間に生まれてきた新しい新語・流行語の中で
一般に広く浸透して、世相や世情を巧く表現しているものを
『現代用語の基礎知識』を出版している自由国民社と
通信教育のユーキャンが毎年選出している
ユーキャン新語流行語大賞
その、今年(2007年)の大賞とトップテンが発表されました。
大賞
(宮崎を)どげんかせんといかん
ハニカミ王子
トップテン
(消えた)年金
そんなの関係ねぇ
どんだけぇ~
鈍感力
食品偽装
ネットカフェ難民
大食い
猛暑日
(以上、自由国民社「2007年ユーキャン新語流行語大賞」ホームページより抜粋)
うーん。。。どうなんでしょうね。
確かに 、「(宮崎を)どげんかせんといかん」 って言うのは、
そのまんま東こと東国原英夫知事の予想外の当選と、
彼の精力的な活動によって、一躍宮崎県が注目されるようになった
ということを考えると、大賞に相応しい言葉じゃないかと思います。
(ホント、東国原知事がTVに出てこない日はない、ってくらいでてるもんなぁ(-∀-;)
ただ、「ハニカミ王子」はちょっと違うかな、と。
「ハニカミ王子」という言葉は、
元々は昨年流行した「ハンカチ王子」の流れを汲んだもので
厳密な意味で言えば新語ですらないわけで。
しかも、去年の「ハンカチ王子」はトップテン入り止まり。
では、本家より社会現象として大きなものがあったかといえば…
正直、劣るとも勝らない程度の現象でしかない印象なんだが(ーー;)
選外の「KY」や「赤ちゃんポスト」の方が、よっぽど社会的反響が大きく
時代を反映した言葉じゃないかと思うんだけど。。。
一方、下馬評が高かった「どんだけぇ~」や「そんなの関係ねぇ」は
やはり芸能界という枠を飛び越えた普遍的なものではなかった、
という判断だったのでしょうか。
…まぁ、数年後にこれらの言葉を見返して、
“2007年を感じられるか”
という事を考えると、大賞には至らず、っていうのは妥当かな。
鉄ちゃんとしては「鉄子」がトップテンにも入らなかったのは残念。
一応、ノミネートはされてたんだけどね。
結構流行ってた印象があるから、もしかして…と思ってたんだけど(^_^;)
まぁこれを機に、『鉄道趣味』というものが一過性の“流行”ではなく
女性にも一般的な趣味の一つとして定着する方がより嬉しいから、
そっちの方に事態が転がることを祈りましょう(^◇^;)
ところで…
自由国民社のページでは
“(消えた)年金”と“そんなの関係ねぇ”が縦に並んでるんだけど
社会保険庁のアホ職員じゃないんだから、
なけなしの掛け金を払ってる年金が消えちゃったら
そんなの関係ねぇなんて悠長なこと言えねえヨ(>_<)