日本においては、これまで都市計画や都市開発の際に
あまり「街全体の景観」というものに注意を払われてこなかった訳ですが、
近年、京都市街地におけるものに代表されるように、
高層建造物に対する規制が行われるようになってきました。
そんな時代の潮流に沿って、神戸市でも建造物に対する
高さ規制を実施する事にしたようです。
海から見て「山超える建物ダメ」 神戸市が条例化 (神戸新聞)
神戸の景観というと、
「1000万弗の夜景」と称される
世界一の夜景
が有名ですが、海から六甲山系を見たときの景観 もまた
世界でも右に並ぶもののないほど
美しい景色であります。(※:このブログは神戸至上主義(以下略)
しかしながら、近年は市街地を中心にして高層ビルやタワーマンションが
何棟か建設されるようになり、それらの建造物がジャマをして
海から山を上手く見通すことが出来なくなる畏れが出てきたわけです。
確かに、昔は市内のどこからでも山の緑が見られた印象があるのですが
現在では山まで見通すことが出来なくなっているところが
結構増えているように思われます。
神戸港を行き交う客船やポートアイランド、六甲アイランドから見る
海の青と山の緑のコントラストは、神戸の街だけが持つ
他の街より勝るかけがえのない財産だけに、
こうゆう風にその財産を守るような試みがおこなわれるのは
実に良いことですね。
いつまでも、この美しい街神戸を愛し、守っていきたいものです。