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カテゴリ:アメリカ!
7時に起こされて学会のホテルへ。なんとプレゼンが8時からというよくわからないスケジュール。ロビーにコーヒーやベーグルなどが置いてあって、結構な人がいるのに全員がプレゼンを見るわけではないのがアメリカ学会のわからないところです。
とりあえず前半のプレゼンは4人でジェリーは3人目。 でもこういう学会に来ると驚かされるのが「こういうことで博士号とってもいいんだ」ということ。 たとえばトップバッターの人は「地理の教科書の中身の移り変わり」というテーマだったのですが、同じ教科書の古いものと新しいものを比べてどうなった、というだけのもの。たとえばこれは30ページ増えて、こういう単語が使われることになったというだけ。プレゼンが終わったあと出た質問が「で、結局教科書はよくなってるの?」これはかなりいい疑問だと思います。だいたい教科書がよくなったとか定義づけるのが難しいのに。このテーマで博士号とっていいよって大学側が認めたと思うと無理があるよね、とか。 ジェリーのテーマはPDFと地図を使ってユビキタスに学習させようというもので、この分野はまだ誰も踏み込んでいないもの。これでパソコンとPDFを繋いでデータを随時アップデートしながらの作業ができたりする、とかそういうことなのですがこの分野に詳しいアメリカ人てあまりいないなと思います。 これを使うことで、たとえば台風などの大規模な自然災害がおきたときに、ボランティアにPDFや携帯を持たせて被害状態のデータを作ることができます。設定は家一軒ごととか5メートルごとなどと決めておいてデータを送ってもらいます。もしも途中で被害状況に当てはまらないカテゴリーがあるよ、とだれかが発言したらカテゴリーをその場でアップデートしてまた作業を続けるということも可能。 あーすごいユビキタス! 携帯が発展している日本とか韓国のほうが受けそうなテーマ。 韓国の学会には今月の19日に発つ模様。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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