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カテゴリ:喫茶去
いちだんと眩しくなった陽射しの下、桜も満開でしたね。。 私としては少し思い切って醍醐寺に行ってまいりました。 予想以上のにぎわいに、春の訪れを喜ぶ気持ちを実感することができました。。 平安頃からのサクラを愛でるという日本の情緒。。。 京に都が移されて日本独自の文化が花開く頃には花といえば桜をさすようになったとか。 うす紅色に空をあかるく染める桜のドラマティックな美しさもそうですが、瞬間の美しさ、その散りゆく様を愛されているのですよね。 江戸時代にはその潔さが時代の美学とあいまって大いに受け入れられたとか。 桜の花に人の生き様をみていたのですよね。。 先日、人の尊厳、人そのものについて改めて考えがおよぶニュースがありました。 また、ヨハネ・パウロ2世の逝去。。 クリスチャンではないのですけれど、教皇は病に苦しみながらもありのままのご自身をお見せになっていた事には強く心を動かされました。 病と対峙し、苦しむ自分自身を受け入れる事はとても困難な事だと思うのです。 近しい人が病に倒れてはじめて気付くこと、思うコトが幾つもありました。。 桜に色んな思いを重ねてみていたりするのですが、もしかするとサクラの美しさはもっと本質的に、ただ咲いてただに散ってゆく、ありのままの静かなその姿にあるのかなと最近思ったりしました。。。 追記:私は人工的に明々と照らしているのより、もう少しぼんやりとした人の暮らしの中にある明かりにふと浮かび上がっている桜のほうが美しく感じるのですけれど、いかがでしょうか。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 9, 2005 10:52:00 PM
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