音壁の世界(2)
THE WORLD OF "WALL OF SOUND"(2)
【 ポップ偏差値 65 】
フランス・ギャル / 夢みるシャンソン人形(Poupee de Cire Poupee de Son) '65
フランスのギャルによる1965年の世界的ヒット曲でウォール・オブ・サウンド仕様曲。作曲は「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」などで知られるセルジュ・ゲンスブール。バックの演奏はAlain Goraguer Und Sein Orchesterということで、65年ものとしてはサウンドに厚みがあるのが特徴的。ドカドカと激しいドラムに延々と鳴り響くカスタネット、緊迫感のあるストリングスなど音壁要素は濃く出来も良い。前年の64年産フィルスペクターの
Ronettes / I Wonder辺りの影響を強く感じます。
キャッチーで出来の良いメロディで有名だけど、音壁曲としてももっと評価されてしかるべきかと思いますね。特にカスタネットの鳴りっぷりが素晴らしく、ぶっちゃけトラックの使い回しがあって良し。カバーも沢山出ててSPOTIFYで沢山聴いてみたけど、やはり安直にメロディだけ頂きました感が強い曲がほとんどでがっかり。カスタ入りは皆無に等しいですね・・・。(以下に気になった曲を幾つか取り上げておきます。)因みに71年の手塚治虫のアニメ
「ふしぎなメルモ」のOP曲の元ネタになってると思うんだけどどうでしょう。
「YOU TUBE」で聴けます。
CALOGERO (LIVE)
なかなか迫力あるハードなサウンド。ドラムがいいね!
NICOLE FELIXOVA , KAREL VLACH SE SVYM ORCHESTREM
忠実なコピーに近いけど。やはりオーケストラは一味違う。
明るく元気 | テンション | 高揚感 | 疾走感 | グルーヴ | メロディ | 器楽 | 瑞々しさ | ボーナス(カスタネット) | ポップ偏差値合計 |
7 | 7 | 7 | 7 | 7 | 9 | 9 | 7 | 5 | 65 |