音壁の世界(2)
【 ポップ偏差値 63 】
井上陽水 / 新しいラプソディー 作曲井上陽水 編曲星勝 '86
70年代初頭から活躍するフォーク/ニューミュージック系シンガーソングライター井上陽水の1986年のシングル曲。曲はゆったりとしたバラードで音壁仕様。所謂フォークソングっぽい感じは全く無いので万人に受け入れ易そう。歌詞も何やら大仰な感じがしますが、メロディもかなり大仰で壮大な雰囲気。こうした曲にはウォール・オブ・サウンドがよく合う感じで、かなり完成度が高いですね。
エコー感のあるドラムの重低音、アコースティックピアノの綺麗な音色、カスタネットなどの煌びやかな装飾音が品よく配置されています。特に間奏で聴けるアコピの高らかな響きが素晴らしく聴き所としてお勧め。(もっとこういう音壁なアコピが聴ける曲ないかな?)この曲はテレビCMにも使われていたので結構聴いたことがある人も多いと思うけど、繊細で心地よい音壁の響きはテレビでは伝わりにくいと思いますので、是非ステレオなどでじっくり味わって欲しいものですね。
「YOU TUBE」で聴けます。