音壁の世界(3)
【もうすぐランクイン】
Space 2000 (Joao Kurk) / Don't Answer Me 「The Alan Parsons Songbook」'00
2000年にブラジルの即席グループ「Space 2000」がカバーしたウォール・オブ・サウンド曲。オリジナルはAlan Parsons Projectの世界的ヒット曲で、80年代以降最も有名な音壁曲といえるかも。(
シャンシャン感が素晴らしい DON'T ANSWER ME / ALAN PARSONS PROJECT)検索しても正確な詳細が分からないのだけれども、ブラジルのヴォーカリストJoao KurkがAlan Parsons Projectのカバーばかりを集めた企画アルバム「The Alan Parsons Songbook」を出す為に集められたバンドの名前が「Space 2000」ということらしい。(90年代に活躍した「Space 2000」という別のグループもいるので為念)
基本はオリジナルに忠実な内容なのだけれども、音壁カバーにおいてはこの「忠実さ」というのは大事な要素で、単にヒット曲のメロディをなぞっただけの短絡的なカバーではないことを意味し不可欠であります。secondhandsongsで調べるとこの曲のカバーは20曲もあるんだけど、しっかりとした音壁カバーが多いので一安心ですね。中でもこの「Space 2000」のカバーはドラムやベースの重低音やカスタネットの軽やかでいてしっかりとした響き等、サウンド的には十分聞き応えのある内容。それぞれの楽器の微妙な違いもアランパーソンズ版に聴きなれてしまった耳には新鮮に聴こえるかも。ヴォーカルにもう少し魅力があれば良かったかなとも思うけど、こうして新たな音壁曲が作られていくことは音壁ファンとしては嬉しいものです。
「YOU TUBE」で聴けます。是非ダウンロードしてステレオで聴いてみてください。
Alan Parsons Project / Don't Answer Me