司法書士つるぴかはげまるのノート

[何とも言えないけど仕事に関係すること] カテゴリの記事

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• 訴訟費用額確定処分の申立書は一審裁判所に提出

  司法書士には、簡易裁判所の代理権しかありません。したがって、簡易裁判所で勝訴判決をもらっても、相手方が控訴して、地方裁判所に事件が進むと、代理人として事件に関わることができなくなります。しかも、茨城県内のどこの簡易裁判所で控訴されても、水戸地方裁判所が担当することになるので、移動時間など物理的な負担も増えてしまいます。例えば、古河簡裁で控訴されても、下妻支部で裁判してくれないのです。今回、簡易裁判所で勝訴判決をもらって、相手方に控訴されていた事件で、控訴審でもこちらの言い分が認められ、相手方が上告しなかったので、勝訴が確定しました。この時点で、相手方が判決に従って支払をしてくれればいいのですが、支払っていただけない場合には、訴訟費用額確定処分の申立と強制執行の準備をすることになります。さてそこで、裁判が控訴審まで行った場合、この訴訟費用の申立てはどこの裁判所にするのか？ということが分からなくなりました。民事訴訟法７１条によると、「訴訟費用の負担の額は、・・・、第一審裁判所の裁判所書記官が定める」とされているので、どうも簡易裁判所に申立てればよさそうです。簡易裁判所に確認してみると、地方裁判所で裁判が確定すると、記録が簡易裁判所に戻ってくるそうで、訴訟費用の手続はもちろん、強制執行に必要な、執行文付与申請や、送達証明申請についても、簡易裁判所で行うとのことでした。裁判記録が簡易裁判所に戻って来るとは知らなかったので、なるほどな～と感心した次第です。

  Sep 30, 2010

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• 確定日付に委任状はいらない

  確定日付というのをご存知でしょうか？これは、契約書などの書類を公証役場へ持って行って、日付のスタンプを押してもらい、その書類が少なくともその時点では存在したということを証明してもらうものです。こういう性質のものですから、その書類自体が審査の対象になるのであって、誰がその書類を公証役場に持ってきたのか？ということはどうでもいいことなのです。ですから、書類に確定日付をもらう時には、確定日付をもらいたい書類さえ持ち込めばいいことになります。ただし、書類が複数枚になる時には、割り印や袋とじをして、一連の書類であるということが分かるようにしておく必要があります。

  Feb 22, 2007

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• 法律相談は、人生相談！？

  司法書士会主催の法律相談に参加。今回の相談は、事務所で仕事としてやっている内容のものが多く、変な汗をかかずにすみました。ただ、相談の受け方はあいかわらずなかなか難しいですね。私はあまり知識がないせいか「はーはー」「ほーほー」と相談者の方の話を聞いていることが多いのですが、相談者の方は色々と悩みをもっていらっしゃるので、しゃべりたいことが多く、整理されていない事実がバラバラと出てきます。本来はそこを上手く誘導して、法律的に問題のある部分にスポットを当て、時間内にお客様に満足していただくというのがあるべき姿なのでしょうけれど、どうも私の場合、話を聞いているうちにどんどん関係のない方向へ話がいってしまい、今回も家族に対する愚痴を時間一杯聞いてしまって、問題の確信部分の説明は５分ほどといった相談になってしまいました。「先生にはよくお話を聞いていただけましたので、また伺います。」という相談者の方の言葉がせめてもの救いですが、ただ話を聞くだけ以上のものをきっと求められているのだと思いますので、日々精進しなくてはいけませんね。

  Mar 5, 2006

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• 受付も難しい

  法律相談を直接受けるという事の他に、法律相談の電話受付をするということもあります。これは相談の予約を受けるために、大まかに相談の内容を聞いて、日時と場所を案内するというものなのですが、この大まかに相談の内容を聞くというところが曲者です。特に私の場合「はーはー」「ほーほー」と話を聞いてしまい、なかなか話を切り上げられないので、この大まか加減が下手なのです。今回も１５分ぐらい話を聞いてしまい、結果として電話相談！？のようになり、「だいたい分かりましたので、ありがとうございました」と本当の法律相談の予約をせずに電話を切られてしまいました。だいたい！？分かっていただいたのはありがたかったのですが、その間、予約電話が使えない状態になってしまいますので、とても反省しました。しかし、その後も既に訴えられているという方から電話あったりして、この法律相談を待っている場合じゃないなどとアドバイスをせざるを得ず、法律相談の受付もさじ加減が難しいです。

  Feb 27, 2006

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• 勝ち組、負け組（その３）

  私の頭の中は、相手をこちらに来させる＝自分が相手の国へ行ったら負けという単純な図式が出来ていました。くどいですがもう一度課題を確認します。「相手をこちらの国に来させてください。」つまり「自分が相手の国に行ったら負け」とは一切言っていないわけです。純粋に今回の課題を両方で解決しようと考えれば、お互いに国境を越えあうということが一番ハッピーな関係であることは誰でも分かりますよね。これが「協調」の関係です。引っ張り合いをしたり、お金をみせた場合は力が強いものが勝つという「強制」と「服従」の関係。私のペアのように双方が国境を越えられなかった場合は「回避」の関係。お互い片足だけ国境を越えた場合は「妥協」の関係となるそうです。皆さんはどんな方法を考えられたでしょうか？「当たり前じゃん」と言える方は常に相手への配慮と自分への配慮がある複合的な視点がある方ですね。素直に感心します！私はこの話を聞いた時に、自然と物事を「勝ち負け」で捉えている自分に改めて気がつくことが出来、「はっ」とすると同時に「なるほどな～」と非常に目からうろこが落ちるような感じがしました。私の文章だけだとちょっとうろこ感？が少ないかもしれませんね。この話、別に法律相談だけではなく、色々な場面で使える考え方じゃないかな～と思いませんか？仕事の場面では当然ですが、日常生活の中でも色々と気をつけてみようと思います。もうちょっと詳しい話を知りたいな～とう方はこちらが教科書です。「交渉とミディエーション」

  Feb 7, 2006

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• 勝ち組、負け組（その２）

  私はしきりにこちらの国がどんなに素晴らしい国かを力説して、なんとかこちらにきてもらえるように、あ～だ、こ～だとしゃべりました。私とペアを組んだ方も私と同様で、「こちら側には美女とお金が溢れているから是非こちらに来なさい」と説得されました。でもこれってばかばかしい話しですよね。なぜなら講師の方が課題を出した時に、そんな前提は一切お話しされていないわけですから、いくら美女だお金だといっても絵空事なことは両者とも分かっているわけです。３分のワークの時間が終わり、解説が始まったのですが、引っ張り合いをしたペア、実際にお金をみせてこちらに来るように説得したペアがいた中、両者がそれぞれ国境線を越えあったというペアが一つだけありました。もう一度課題を確認してみましょう。「相手をこちらの国に来させてください。」です。これだけ。

  Feb 6, 2006

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• 勝ち組、負け組（その１）

  ９月から「調停人養成講座」という研修をほぼ月１回のペースで受けているのですが、この第６回の講義として「協調的問題解決のためのコミュニケーション」というのが今回の研修でした。調停というのは、ものすごく簡単に言ってしまうと、話し合いということです。裁判をするとどうしても「勝ち」「負け」が決まってしまい、当事者双方納得できる解決に至ることが出来ません。ですから、この話し合いでの紛争の解決というのも注目されているわけです。この研修、講義を一方的に聞くという形式でなく、５～６人で実際にコミュニケーションに関するワークをしながら、理解を深めていくというものでした。内容は多岐に渡りましたが、私が一番なるほどな～と感心したワークを一つだけ紹介します。二人組みになります。真ん中に国境線を引きます。そこでこんな課題「相手をこちら側の国にこさせて下さい。」皆さんならどうしますか？ちょっと考えてみてください・・・。

  Feb 5, 2006

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• パイは縮小している。

  役所の仕事納めに合わせて、事務所も仕事納めでした。今年は、最終日にも登記申請が４件あり、普段とあまり変わらない一日でしたが、最終日ということもあり、今年の登記件数がハッキリしました。去年に比べると、登記件数は約１割減っていました・・・。ボスが色々な会議で話を聞く限りでも、全国的にも登記件数自体は減少しているとのこと。これに、弁護士３０００人時代、行政書士への商業登記開放問題など、司法書士を取り巻く環境は非常に厳しいですが、結局はお客さんのニーズを汲み取れるかどうか？そのニーズに対して誠実に解決のお手伝いができるかどうか？が問題なのだと思いますので、外的な要因に右往左往することなく、必要な実力を着実につけて行きたいと思います。

  Dec 28, 2005

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• 島へ？

  「俺の人生は常に酒で失敗している。」と豪語するボスとの忘年会でした。ただ、最近はちょっと反省が生かされているらしく、上品に会は進みました。そこで、ボスが何年か前に参加した島の法律相談で、非常に感銘を受けたという話題になりました。私が、前の仕事で、島に関係する仕事もしていた、という話をした所、さらに盛り上がって、「もりりん君に仕事は任せて、是非参加してみたらどうかな？」という話しになりました。正式な名称は、分かり次第お知らせしますが、「島嶼法律相談」というものが毎年開催されており、司法書士だけではなく、弁護士、税理士、公証人などの何人かで、島を訪問し、法律相談をするという活動が行われているのです。以前から参加したいとは思っていたのですが、なにしろ雇われの身なので、遠慮していたのですが、渡りに船でした。しかも、今回募集があったのが、小笠原村ということで、交通手段は船だけ、しかも週に１往復なので、参加をすれば必然的に、一週間事務所を休むことになります。たのんだよモリリン！とにかく応募することになりましたが、どうなりますやら・・・。決定したらブログでお知らせしますね。

  Dec 27, 2005

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• 登録免許税の払い方

  登記をする時には登録免許税という税金がかかります。この税金、払わないと登記されないので、税金の中では珍しく前払い？で、現在、景気対策のため税率が低くなっていますが、今回の税制改正の議論の中で、元に戻されるようですね。さて、この登録免許税は一般的には「収入印紙」という印紙を貼って、それを登記申請書と一緒に提出するという方法で納付されます。印紙が貼ってないと、この段階で法務局で処理を進めてくれませんので、前払いということになるのです。それともう一つ、国庫金納付書という用紙に所要の事項を記入し、納付する方法があります。この仕事について、約１年半が過ぎましたが、今回が初体験でした。税務署（国税）の窓口で用紙をもらい、所要事項記入、その場で支払い、領収書をもらい完了です。最初に郵便局に行ったのですが、郵便局の用紙では支払えないことが分かり（郵便局によっても違う？）、一仕事になってしまいました。事務所に戻ってくるとボスが一言「近くの銀行でも出来るんだよね～」・・・最初から言ってくれ！なんでも大昔？は、３万円以上登録免許税を納める時には、すべてこの国庫金納付という手続きだったそうですが、非常に手続きがめんどくさいため（税金を納める人を特定し１件１件用紙を記入しなければいけない？）、現在の「収入印紙」で登録免許税を納める方式となったそうで、ボスもあまりに大昔のことなので一瞬忘れていたらしいです。

  Nov 29, 2005

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• 取下げの話

  本来は知らなくてもいいことですが、登記の手続きには「取下げ」というものがあります。提出した書類が間違っていたので、なかったことにして下さいというものです。通常は「補正」と言って、何か間違いがあったり、添付し忘れている書類があると、法務局から連絡があり、訂正をすれば登記することができます。しかし、このような手続きではカバーできない間違いの場合には「取下げ」をしてから、改めて登記申請をせざるを得ません。不動産登記の場合は基本的には早い者勝ちですから、この取下げは致命的なミスということになりますし、商業登記でも効力発生が登記の日となっているような場合には、やはり致命的なミスとなってしまいます。やらなくても済むものなら決してやりたくない手続きです。

  Nov 28, 2005

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• 自分の専門？

  メルマガを発行し始めてから知り合いになった方の紹介で、（この方も１月に書籍を出版！ここでもお知らせします。）税理士の山本先生にお会いしてきました。メルマガやブログでものすごく情報発信し、活躍されている先生で、私は一方的に知っていましたので、ちょっと緊張？していましたが、非常に気さくな方で、ちょっと風邪気味で体調が悪かったにもかかわらず、楽しく（少なくとも私は）お話しさせていただきました。司法書士は何をしているのか分かりづらいとのことで、「何が出来るのかはっきりしていると仕事が頼みやすいね。」という一言には、改めてはっとさせられました。しっかり自分の強み（専門）を確立していきたいと思います。山本先生ありがとうございました。

  Nov 26, 2005

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• 仲裁

  「仲裁」という言葉聞いたことがありますか？「裁判」でもなく、「調停」でもなく「仲裁」です。例によってものすごく簡単に言ってしまうと、すでに起こってしまった事件や将来に起こりそうな事件の解決を仲裁人という人にまかせ、その判断にしたがうということのようです。「仲裁概論・調停管理事務」という内容で研修を受講したのですが、こんな簡単に終わるわけは無く、仲裁法（初めて条文を見ました）についての細かく説明していただきました。私の理解できた範囲は、１　手続きが比較的柔軟である。２　仲裁人が選択できる。３　非公開である。４　国際的に通用性がある。（例えば、日本の裁判所の判決では海外で強制執行できませんが、仲裁判断なら海外でも強制執行が可能だそうです。）５　裁判のような上訴という制度は無い。６　費用は仲裁を受ける人が負担し、仲裁人の費用は１時間当たり３～１０　万円とのこと。７　外国に比べると日本では仲裁事件がとても少なく年間１００件ぐらい？ということぐらいでした・・・。しかしこの調停人養成講座、生まれて初めて聞くような内容が多く、講義をその場で理解するのも一苦労です。年明けからは、実際調停の場面を意識した会話法などのトレーニングになり、苦労はまだまだ続きます。

  Nov 25, 2005

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• 調停者の倫理

  調停人養成講座第４回として、法科大学院教授から講義を受けました。この講義、事例に対して調停人としてどのように考えるか？ということを話し合うという参加型の講義で、眠くなるひまがありませんでした。話し合った事例の一つは例えばこんなものです。離婚に伴う財産分与の調停で、別席調停（当事者が同席する形態もあります）を実施したところ、夫が、実は不倫相手がいて、隠し財産であるマンションに住んでいるという事情を漏らしたが、この事実は別席の場だから話したのであって、妻には言わないでおいてくれと言われた。調停人としてはどう対応すべきか？中立であることと公正であることは必ずしも両立しないこと。ある情報（こういう法律があるなど）を提示することと公正であることが両立しないことがあることなど、なかなか難しい問題が沢山あるのだな～ということがよく分かりました。そのジレンマの間で調停人として、どのように当事者の主体性を尊重し対話を促進し、問題の解決に結び付けていくのか？それは調停人の性格や技術などによっても違うものでしょうから、「こうすればいい！」という方法論はまだ確立していないとのことです。これからの制度なので、魅力と不安が入り混じっています。年明けには対話法などの練習があり、法律では割り切れない領域に入っていきます。

  Nov 10, 2005

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• 法律用語

  司法書士会主催の無料法律相談会に参加しました。無料法律相談は、毎回その場で口述試験を受けているようなもので、非常に緊張します。今回は相談者の中でお一人、あまり勉強していない分野について細かく質問をされる方がいましたので「しどろもどろ」でした・・。日々勉強ですね。また別の相談者の方は、最初の１０分ほど話がかみ合わず、一体何が聞きたいのかな？と悩んでいました。実は、相談者の方はある法律用語について「Ａ」という意味で使っていたのですが、「Ａ」という意味は違う法律用語を使うのが正しかったため、まったく話しが通じていなかったのです。もう少し柔軟に話しを聞いていれば、もっと早く理解できたのかもしれなかったのに、しらずしらずのうちに、法律用語を当然の前提として相談を受けていたようで、反省する出来事でした。

  Nov 6, 2005

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• 戸籍の見方

  皆さん「戸籍」って見たことがありますか？私は公務員になる時と、司法書士になる時に提出が要求されたので、自分の戸籍を２度だけ見たことがあります。実の父親が違う人だった！というような衝撃的な事実はなく、ちょっぴり「ほっ」としたことを覚えています。そんな戸籍とは無縁の私でしたが、神様ボス事務所に勤めるようになってから、仕事でたくさんの戸籍を見るようになりました。相続の登記では、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を集めなくてはならないので、明治、大正時代の古い戸籍を読まなければならず、あまりにも達筆すぎる場合は、縦にしたり、横にしたり、斜めにしたりしながら読んでいます。昔の戸籍担当者の方はなぜかものすごい達筆な方が多いです。さて、昔の戸籍は旧民法の家制度に基づいて作られていますので、夫婦とその子供が単位である現在の戸籍に、編成しなおさなければいけませんでした。ただ、その作業がものすごい量になってしまうので、古い戸籍の形式でも、戸籍に残っている人が、現在の戸籍法に合う人だけの場合には、その古い戸籍に「昭和３２年法務省令第２７号により昭和年月日本戸籍改製」と書けば、そのまま新しい戸籍に改製されたことにするとしました。（約６割ぐらいの戸籍が合うものだったそうです）「改製」というとこの前にもっと古い戸籍があるように思うのですが、この場合は、そういう意味ではないわけです。これをつい忘れて、役場にもっと古い戸籍はありませんか？などととぼけたことを聞いてしまうと、ちょっと冷たい視線を浴びてしまいます。ご自分の戸籍を見る機会があったら、ちょっと注意してみてくださいね。

  Nov 1, 2005

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• 話を聞いてもらえないのかな？

  １６時を過ぎて、そろそろ今週の仕事も終わりだな～と気を抜いている時に、そのお客さまはいらっしゃいました。「ボス先生はいますか？」ボスはちょうど家の事情で、早く帰っていましたので、モリリンと私で話を聞きました。お話を伺うと「３年ほど前ぐらいに、ボス先生に裁判所への手続きをしてもらった件に関連して、現在裁判に巻き込まれており、昨日こんな用紙が自分の弁護士から届いた、どうすればいいのか？」とのこと。お持ちになった用紙を確認させてもらうと、相手方弁護士の当事者尋問の申立書の写しでした。当事者尋問というのは、裁判の場で、当事者の方に質問をして、その言動を証拠とする手続きです。ですから、すくなくとも自分の弁護士と何の打ち合わせもしないで、当事者尋問を受けることはありません。相手方の質問に対しての対応などを念入りに相談するはずですから、後から弁護士さんからお話があるはずですよ、と説明をしました。弁護士がちょっとしたメモぐらい入れておいてくれれば、うちに通知をもって来ることもなかったのではないかな？そもそも、弁護士に事件を依頼しているのに、どうしてボスを尋ねてきたのか？ボスがいないと分かっても、私たちに対してひとしきり今回の事件に対する思いをしゃべって、「またボス先生がいる時に来ます！」と言ってお帰りになりました。ご自分の弁護士とあまりコミュニケーションがとれていないのかもしれないな～と思いました。人のふりみてわがふり直せですね。お客さんとの会話にはやはり気を使いたいものです。

  Sep 2, 2005

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• 夏休みの宿題

  引越しの片づけをしたり、掃除をしたりしているうちにあっという間に夕方。モリリンと今月一杯でたたき台を出すことになっている、会社法の基礎の基礎がまだまとまっていないので、手をつけますがなかなか進みません。８月もあと３日しかないけれど、今日からは少なくとも通勤時間分は勉強できるはずなのだから、なんとかホントにおおまかにまとめようと思います。先週も仕事をいただいている税理士の方から、簡単なものでいいのでまとめたものをとのお話がありました。結構色々と書籍がでているのに、うちにこんなことを言うのは、本を読むのが面倒なのか、それとも期待しているからなのか？などと余計なことも考えつつ、なんだか夏休みの宿題に追われる子供の気分です。

  Aug 28, 2005

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• 解決しなくても？

  日曜日に法律相談を受けた方から、「先日は大変よく話を聞いていただいてありがとうございます。非常によく話を聞いていただいたので、今度は事務所へお邪魔して、時間が足りなくて聞けなかった問題についても話を伺いたいのですが」というお電話をいただきました。その方、相談にみえられた時に、紙に質問を１０ばかり書かれてきていたのですが、問題が絡み合っていたのと、相手側に対する感情的なものもあり、機械的に上から「○です×です」と質問に答えるという形で相談を受けることができなかったのです。ただほとんどの問題点については、裁判などをして強制的に実現するか、粘り強く話し合いをしていただくかを選んでいただくしかないものだったのではなかったかな？しかも、裁判など強制的な手段をとる気はまったくないというお話だったな～と思い、質問用紙をもう一度送っていただき、もう一度問題点を整理させて欲しいと申し上げました。さて、質問用紙をもう一度見直してみましたが、やはり、法的な権利は存在する、それをどのように実現していくか？という問題にしか行き着かないということが分かりました。これでは、事務所に来ていただいても、法律相談会以上のお話をすることができません。電話でその旨お伝えし、来所は取りやめという事になりましたが、再度丁寧なお礼をしていただきました。相談料がいただけたのだから来ていただいてもよかったのかな？しかし、何の解決も出せないということが分かっていたしな～？となんとも悩ましい問い合わせでした。

  Aug 23, 2005

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• 司法書士法律相談

  午後から、司法書士法律相談会に参加しました。今年に入ってから３回目の法律相談への参加です。毎回のことですが、非常に緊張します。どんなことを聞かれるんだろう？知らないことを聞かれたらどうしよう？と内心はドキドキですが、平静を装って相談を受けます。比較的簡単な質問を受けましたので、スイスイと進みましたが、最後に来たご夫婦の質問は難しく、問題を把握するだけで３０分以上かかってしまいました。色々とお話を伺うと、法的な手段に訴えることはしたくないとのことで、「法律的にはこんな権利がありますが、相手が無視してしまえば、それを裁判などを使わずに強制することはできません。そうすると、粘り強くお話し合いをするしかありませんね～」という、なんとも歯切れの悪い回答になってしまいました。ただ、話を聞いてもらえたということに満足していただいたのか？ろくに回答らしい、回答もしていないのに、何度もお礼をして帰っていかれました。実力がないので、一生懸命話を聞いていただけでしたが、少しだけ嬉しい瞬間でした。

  Aug 21, 2005

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• お釣りを持って行こう！

  司法書士の仕事といのは、何かやっていくらというものが多いです。相続登記をしていくら、立会いをしていくら、という感じですね。すこし趣がことなるのが、成年後見や企業との顧問契約ということになると思いますが、やはり何かしていくらという仕事が多いです。そんな訳で、仕事が終了してから集金に伺うと、しばらくお会いしない、二度とお会いしない！というケースが多いのです。この時に、細かな話ですが、キッチリお釣りを持っていく。そうしないと、もう一度お伺いしたり、現金書留で送らなければならず、非常に時間と手間がかかります。商売をしている人にとっては常識なんでしょうけれど、ついつい、この書類をまちがいなくお客さんに渡して、説明してと考えていると、お釣りのことが頭から抜けてしまうのです。実は非常に重要というか、書類と同様に重要ですので、セットにして気にしておかなければいけません。というわけで、お釣りを持ってお客さんのところに伺いました。すると、細かいお金もキッチリ用意していただいており、書類の受け渡しもスムーズに進みました。キチンと準備している時にはこんなものですが、忙しい時ほど、お釣りを準備してお客さんの所に伺いたいものです。

  Aug 17, 2005

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• 粘る客

  以前、ちょっと教えて欲しいんだけど？と入ってくるお客さんから、相談料をもらうのは、なかなか難しいと書きました。が、昨日の今日でしたので、頭はまだ商売人モードです。やはり「ちょっと教えてもらいたいんですが～」と、そのお客様は事務所にいらっしゃいました。質問の内容自体は、比較的簡単なものでしたので、私が大まかな話をさせていただいたのですが、法務局と都税事務所へ行かなければならなかったため、途中でモリリンに任せて、事務所を後にしました。法務局での用事が済み、事務所へ連絡してみると、まだ！色々と質問をして事務所にいらっしゃるとのこと。時計を見ると既に１時間近く経っています。「モリリンこれはお金もらおうよ」「そうですね～頑張ってみます！」しかし、お客様は一切そのような雰囲気を出さず、モリリンが「相談料！」と言うタイミングを与えずにお帰りになったとのこと。このお客様、登記の依頼に来ていただけるのか？あらためて商売の難しさを感じた一日でした。

  Aug 15, 2005

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• 相談の前

  ボスがお盆で帰省しているため、モリリンとお昼の時間をズラしていました。１３時ごろ、さてメシ食いに行くか！と思っていると、１枚のファックスが、ピロピロ～「司法書士会の法律相談の電話受付お願いします～」今日は午後から電話当番だったのをすっかり忘れていたのです。当然メシ抜きです。自業自得ですね。さて、相談の受付ですので、基本的には「どんな相談ですか～」と聞いておいて、大まかに成年後見、債務整理、裁判、登記などと振り分けて、希望時間の調整をすればいいのです。しかし、「これは司法書士の業務範囲ではないかな？」と思うような相談内容だと、突っ込んでお話を聞かざるを得ず、そうすると、電話自体が相談のようになってしまい、サクサク受付することができない！というジレンマに陥ってしまうのです。２件ほど、私とモリリンでは相談として受け付けてしまってよいのか？判断が微妙な相談がありましたので、ベテランの先生に助けていただきました。経験値が高くなってくれば、この相談前の段階もスムーズに振り分けられるのでしょうね。

  Aug 12, 2005

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• 「何言ってんのかわかんねえよ！」

  「何言ってんのかわかんねえよ！」「？！」ある銀行と行き違いがあり、書類をいただけるように電話をしたところ、担当の方がちょうど席をはずしていたためか、他の銀行員の方に電話が繋がりました。最初からけんか腰で、どうも話がかみ合いません。ちょっとだけむっとしながら、事情も説明していくと、どうも自分が担当ではないとうことに気がついたらしく、「同じ名前の人を担当してから・・・」と、突然電話が本来の担当の方に繋がりました。私の説明の仕方が悪かったかもしれませんが、勘違いに気づいた時点で、失礼しましたぐらい言ってもいいと思うのですが、それにしても「何言ってんのかわかんねえよ！」と銀行員の方がおっしゃるということが、新鮮な驚きでした。仕事終了後、サラ金、ヤミ金被害者の会へ。今日も相談員の方がどのように借金で困っている人の相談を受けているか、聞かせてもらいました。隣では、かなり年配のおじさんが、ヤミ金と交渉中。相当ひどいことを言われたらしく、電話が終わってから男泣き。違法な金利（１０日で３割とか）を取っていながら、お金が返せないと人間じゃないと言わんばかりにものすごく口汚くののしるらしい。相談員の方が電話を代わるも埒があかず、口座凍結の申したてをすることになりました。今日の気づき銀行の　悪い態度も　法定利息

  Jul 14, 2005

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• 伝達はしっかりと

  モリリンが午前中、別の仕事で法務局に行ったので、午後は私がモリリンの作った書類を法務局へ提出することになっていました。１６時になって、モリリンが「はげまるさん、○○の法務局なんですけど間に合うんですか？」と何気なくつぶやきました。「え～○○法務局！」すっかり一番近い法務局だと思っていた私は、あわてて事務所を飛び出し、駅までダッシュ、電車に乗っている間も落ち着かず、最寄り駅から法務局までダッシュ・・・。なんとか１６時５２分に法務局に到着し、申請することができました。気がつくと、本当の汗と、冷や汗がダラダラ・・・。今回の書類は、私が多少作成に関わっていたので、モリリンは当然私が管轄の法務局を分かっているものだと思っていましたし、私は私で近くの金融機関からの依頼だったので、いつものように近くの法務局だと思っていたのです。誰が悪いといえば私が悪い！ということで今日の気づき「分かってる」と思っていても、くどいくらいに確認、確認

  Jul 11, 2005

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• 出会い系の相談

  「３分だけでいいので話聞いてくれませんか？」と結構緊迫した電話が入りました。どんな話だろうとドキドキしながら「どんなお話ですか？」とたずねてみると「出会い系のサイトのことなんですが・・・？」とのこと。う～ん出会い系サイトをつかった架空請求？それとも脅迫事件？そもそも出会い系サイト使ったことないからどんな仕組みかよく分からないし、これは弱ったな～と色々なことが頭をぐるぐると回りました。「出会い系サイトのことですか～」という私の頼りない返事に「そういう相談を受け付けていないんですか」という厳しい一言。「専門でやっているわけではありませんが・・・」「それではいいです」ということで相談の内容すら聞けませんでした。出会い系サイトの事件に詳しい方に連絡がついたことを祈るばかりですが、３分でお客さんに安心してもらうにはまだまだ修行が足りません。反省です。

  Jul 7, 2005

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• 更新は１０年？２０年？

  ボスのところに借地の更新の件で相談がありました。借地の更新料の相場など、私では見当もつかない質問も飛び出し、まだかなわないな～と聞き耳を立てていると、「更新は２０年だったと思いますよ、え～パラパラ（六法をめくる音）」という一言が。電話のメモを渡すついでに、こっそり借地借家法４条を指すと、一瞬考えてから、「この建物は旧法だからやっぱり２０年でいいんだね」と相談続行になりました。現行の借地借家法は、平成４年８月１日から施行されているので、それ以後に結ばれた契約については、この法律が適用されるのですが、これ以前に契約されたものについては昔の借地法が適用され、その更新についても、やはり借地法が適用されるので、更新期間は２０年となるのです。勉強は現行の借地借家法を中心にやりますので、どうしてもそちらの知識に引っ張られてしまいます。知識としては、まだまだ借地法が適用される建物が多い、ということは分かっていましたが、身についていなかったということでしょうか？必ず契約日を確認したいものです。

  Jun 29, 2005

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• 事前の準備がやっぱり大切

  神様ボス事務所にしては珍しく、本日は「立会い」が２件ありました。立会いというのは、土地や建物を売ったり、買ったりする時に、司法書士が書類に不備がないことを確認し、買主の方にお金を払っても大丈夫ですと宣言することです。それによりお金が支払われ、司法書士は責任をもって登記を実行しなければならず、非常に緊張する仕事です。時間が重なっていましたので、一件は私がすることになっていました。今回は前回のように前回の話はこちら、勝手に住所を変えていたといったイレギュラーなことは何事もなく、立会いは、終始和やかなムードで進みました。書類の確認、お金の確認の後、改正された不動産登記法について質問があり、５分ほど説明をさせてもらなんていうおまけまでつきました。ただ、費用をいただくときに私がおつりを忘れていたので、一度事務所に戻らなければ、完璧だったのですが。ちゃんと準備ができている仕事って素晴らしい！午後は法務局と区役所回り、３０℃を超えていたらしくクールビズもむなしく汗だく。私はとても汗かきなのです。今週も忙しかったな～。今日の気づき。おつりはキッチリ持っていく。

  Jun 24, 2005

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