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カテゴリ:海外リーグ野球
『各国の有望選手』 本日はパキスタンとインドネシア、シンガポールの野球について見ていきたいと思います。 まずパキスタン、前回はアジア野球選手権大会にて有望なアマーン・カーン投手とムシャラフ・カーン投手ら2人(他にもムルタザ投手もいました)が注目を集めましたが、パキスタン野球連盟がtwitterにて新たにヤヒヤ・ハサン投手というU18予選や西アジアカップに出場予定の有望な投手を紹介しています。 動画に映っているのはヤヒヤ・ハサンのみですが、どうやら双子の弟のサリク選手も出場予定との事で、10代で有望な投手が何人も出てきている点にパキスタン野球が力をつけつつある事を実感させますね。 動画を見ている感じですと結構豪快に振り下ろす投球フォームになっており、サイドハンドが多めなパキスタン投手の中ではムルタザと同じく数少ないオーバーハンドですね。 ただ後ろに体重が残ってしまって前足に体重を乗せられていないからか、右足の引き上がりが少し弱いかな?という印象を受け、もう少し前に乗せられたら球速球威も増すのではないかな?と思います。 丁度、以前紹介したtwitterにて広島の河野がそのような矯正を受けて勢い良く投げ込めていただけに、この投手もそのように矯正すれば更に良くなるのではないでしょうか? 続いてインドネシアとシンガポール、昨年に東南アジア初のプロ野球リーグとプロ野球球団(アジアゴールデンラークス)が創設されました。 選手は主にインドネシア人が過半数以上を占めますが、フィリピンから4選手、シンガポールから1選手、他にはスリランカやパキスタン、公式サイトですとベトナムからも育成選手として契約予定?とあります。 今季は佐賀インドネシアドリームズという球団名で九州アジア独立リーグに準加盟という形で参戦するのですが、その球団のプレーしている様子がyoutubeにて見つかったので掲載したいと思います。 これは恐らくアジア競技大会に向けてシンガポール代表が強化試合の為にインドネシアに訪れていた際の動画ではないかと思われます。 ここではプロ球団以外にもジャカルタ特別州代表メンバーとの試合もあったようで、登場する前に先にジャカルタ州代表メンバーが映し出されますね。 個人的に一番気になったのがジャカルタ特別州代表メンバーの投手、トップの姿勢が綺麗な形で無理なく振り下ろせていますし、踏み込んだ際の左膝の突っ張り方も非常に良い上に右足も豪快に引き上がり、左足がブレずに右足がかなりターンしてくる(勢い余って一塁側へ流れていますが、左足はしっかりと軸となってギリギリまでブレていません)などかなり有望そうな投手に見えます。 どうやらアジアゴールデンラークス所属の投手ではなさそうですが、プロ所属以外にもこのような有望な投手はいるという事に今後のインドネシア野球の可能性を感じさせますね(もしかすると学業関連で今回は契約を見送ったのかもしれませんが)。 そしてシンガポールの打者も映っていますが、これはパキスタンやフィリピンなどもそうでしたが、見たい映像を見る限りだと皆が前肩を内側に入れずにスイングしており、この部分は日本よりも徹底されていて良いのではないでしょうか? ただどの国もそうですが、下半身があまり使えていない印象で、単打ばかりで長打力に欠けているところが課題でしょうか。 ちなみにこちらの動画ではシンガポールの投手が登場しますが、テイクバックやトップの際の右腕の位置やスリークォーターから投げるところを見ると、どことなく大瀬良に近い投げ方をしているのかな?と感じます(リリースする際に右足が宙に浮いてしまうところなど)。 矯正した方が良い箇所はありますが、特別ちょっとこれでは厳しいなというわけでもなく、野球があまり盛んではない国でこれだけの投球フォームを身に付けられているのならばこちらも有望なのではないかな?と思いました。 パキスタンやインドネシア、シンガポール、baseball unitedで登板したインドの投手を見た印象ですが、やはり投手はある程度育成しやすいのかな?と思いました。 これらの国以外でも中国では150キロを越える投手が既に出てきていますね。 ただスイング軌道や上半身、下半身など指導する箇所が多い打者の育成に苦労する事が多いのかな?と思いました(まともに打てていない場面をよく見かけます)。 最大の課題となってくるのは長距離打者の育成という事になりそうでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.09 00:27:04
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