『古豪復活へ』
今回はフィリピンの野球について少し触れたいと思います。
アメリカの植民地だった影響もあって東南アジアでは無類の強さを誇るフィリピンですが、何と新しい野球リーグであるliga baseball philipinasが創設されました(記事)。
記事を要約しますと、フィリピンのビジネスマンやスポーツマンらが集まって結成された野球リーグ(LBP)連盟であり、特に注目すべきは「国内初の商業野球リーグ」だと記載されており、どうやらプロ野球を目指すリーグのようですね。
確かに参加しているビジネスマンとしてフィリピンランドバンクの会長がこのLBP連盟幹部に参画しているようで、幹部会議にて上記の発言をしています。
ちなみにWikipediaで調べてみますと、フィリピンランドバンクとはフィリピン政府所有の銀行となっており、かなり大きい組織(国有企業)?がバックについていそうなのも心強いですね。
記事には参加する球団は8チームで、大学のチームや日本人が所有する球団は2チームあり、試合会場はマニラの歴史あるリサール記念野球場で開催されると書かれています。
そしてこちらがLBPのfacebookですが、どうやら既に開会式も開幕戦も行われている事が読み進めていくと分かります(5月26日開幕だったようですが、雨天で延期となって6月2日でしょうか?)。
更にフィリピンのメディア(動画)でもこの野球リーグの開幕を伝えていたようですね。
昨年のアジア選手権大会でも台湾と亘り合うなど一時期低迷していた頃と比べれば再び輝きを取り戻してきており、その上昇気流が生まれつつあるタイミングでの野球リーグ発足なので野球ファンとして非常に嬉しい次第です。
佐賀インドネシアドリームズにはフィリピンの選手も参加していますが、自国でも野球リーグが誕生して野球レベルを向上させる機会が生まれるのは非常に大きいと思います。
アジア4強(日本、韓国、台湾、中国)に次ぐ第二勢力のフィリピンとパキスタンが共にプロ野球リーグを創設して国内での野球振興・発展を目指そうという動きがあるのは野球の裾野拡大の観点から見ても非常に大きいのではないでしょうか。
これからの発展に注目していきたいですね。