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カテゴリ:海外リーグ野球
『盛況中』 本日はチェコの野球について見ていきたいと思います。 先週土曜日からプラハベースボールウィークが開催され、チェコは初戦に台湾、2戦目にドイツと対戦しており、それぞれ1-3(twitter)、4-3(twitter)といった試合結果となり、1勝1敗となっており、今夜は日本との試合となります(twitter)。 試合内容を少し書きますと、台湾戦では若き人材のルカーシュ・パカル投手がプロも参加した台湾相手に好投を見せ(twitter)、ドイツではゼレンカ選手(twitter)やWBCにも出場したムジーク選手(twitter)の二人が本塁打を放ちました。 また、19歳モルガン選手がセンター前に抜けそうな打球に飛びついて捕球して併殺打を完成させるなど若い選手の奮闘も目立ちました(twitter)。 U12では3位決定戦にてイタリアを相手に10-0の大勝を収めて銅メダルを受賞するなどしっかりと底上げがされつつあります。 また、球場は席が完売で盛り上がったそうで(twitter)、1243人の観客を動員したそうです(twitter)。 チェコ野球を観てきた方からの情報によりますと、これまでは100人ぐらいしか観客を動員する事はなかったそうですが、WBC以降は以前よりも明らかに観戦する人が増えているようですね(twitter)(twitter)。 様々な野球を調べている方の情報(twitter)では国際大会ですら1000人以上の観客を動員できるのはオランダとドイツぐらいだったそうで、昨年の欧州野球選手権大会でもそうでしたが、チェコが2ヶ国と肩を並べつつある事は嬉しいですね。 現地観戦した方の情報によりますと、日本の野球のスタジアムの雰囲気を取り入れて手拍子なども合間に挟むなど工夫している様子が見て取れます(twitter)。 プラハベースボールウィークで1000人以上の観客を集められるようになったチェコ、WBCから1年が経ち、チェコで行われた欧州野球選手権大会からも大分月日が経ちましたが、人気はしっかりと維持されており、根付きつつあるのではないでしょうか。 ではここから更に発展するにはどうすれば?と思いますが、個人的にはやはり国内リーグが盛況になる事が大事ではないかな?と考えています。 国際試合を皮切りにチェコ国内で野球の認知度が上がってきましたが、本当の意味で競技人気を掴むにはやはり日常的に行われている国内リーグの人気が上がってこそだと思います。 となると次なる目標としては国内リーグにも興味を持って足を運んでもらう事が大事で、その為には野球以外のエンタメの部分もしっかりと考え、まずは野球そのものに興味を持ってもらう事も大事ですが、それ以上に「まずは足を運んでみたい」と思ってもらえる雰囲気づくりを念頭に置いていく事が必要ではないでしょうか。 国内リーグが多くの観客に見てもらうようになり、球場のスタンド席も拡張していき、そして更に多くの観客に見てもらうようになり、やがてはチェコにもプロ野球リーグが創設されていけばなと願っています。 また、他にはU18がドイツのレーゲンスブルクで開幕(twitter)しますが、U12やU18などチェコで野球をプレーしている有望な選手はたくさんいます。 今でもWBCで3番を打ったフルプや今回のムジーク、日本の独立リーグに挑戦したプロコップ、アメリカの大学でMLBのドラフト指名を目指すパディサックなどがプロを目指しています。 彼らが海外に行かずとも国内でプロ野球選手として生計を立てる事ができる環境になっていって欲しいなと願っています。 「追記」 外交的な話になりますが、何とプラハベースボールウィークにはチェコの上院議員(twitter)の方やプラハアメリカ大使館の方も観戦に来られていたようです(twitter)。 以前に駐チェコ日本国特命全権大使がチェコ野球を支援すると表明していましたが、アメリカともこういった繋がりができれば更なる発展の後押しとなりそうですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.09 00:00:10
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