今でこそ、酒量を抑制できるようになったうちの旦那。でも、以前は飲み出したら我を忘れるほど飲んで、あちこちで醜態をさらしまくっていた
初めてそれがわかったのが、結納の日。
実家で御馳走を用意して、双方の家族が和気藹々と杯を酌み交わす。
そのうち、旦那の体が左右に揺れ始め、視点が定まらなくなり・・・
(おいおい、大丈夫か、この人)
それでも飲み続ける。
適当な相槌を打ちながら、体がゆらゆらと揺れているのに、それでも飲む飲む
そして、ある瞬間・・・
旦那が、手に付いた食べこぼしを指でピンっ! とはじいた
はじかれた食べこぼしは、弧を描いて障子のサンにペタっ
(ううっ、なんというハシタナイ行為)
すると、隣に座っていた弟がすかさず言った。
「姉ちゃん、この結婚、止めるなら今だよ」
弟はその一瞬を見逃していなかったのだ。 ぷぷぷ。
8年後、新居に先輩たちを招待して盛り上がっていたときのこと。
ふと気付くと、旦那の姿が消えている。
探したら、自分の部屋に足だけ突っ込んで、半身は廊下に出したまま爆睡していた。
その後、6年以上経っても、いまだ先輩たちに哀れがられる私であった
時を前後して、ある日、営団地下鉄の事務所から 「ご主人が定期券を落とされたようで、届いていますよ」 という連絡があった。
実はそういう電話、これが2度目
「あ~、どうもすみません。お手数おかけしました。」 と私が言うと、
駅員さん 「ご主人、かなり酔っていらしたようですね~。アハハハハ・・・」
(定期券をばらまくまで泥酔するって、いったい?)
「あ、それうちの主人じゃないですわ、おほほほほ」
なんて、今さら言えなかったし・・・(ー。ー)
こんな主人だから、私もこんなんなりました。