DVD『THIS IS IT』~ MJの遺言
通常、流行ものに飛びつかないボクがハマってしまった作品。何を隠そう、MJ の『THIS IS IT』。先日のブログ記事でご紹介した映画版に続き…。発売間もないDVD『コレクターズ・エディション』も購入。映画館でフルスクリーンを体験しているので、DVDではどうだろう。といった懸念は、一発で払拭されました。画面は小さくなっても、パフォーマンスは映画同様の迫力。MJ は勿論、バックのダンサーズ、コーラス、ミュージシャン…。更に、演出のオルテガを始め、裏方の特殊効果、美術、衣装、などのスタッフ。それら才能溢れたすべての人々が、チームMJとして創り上げた大傑作です。けして、特殊効果やテクニックに甘んじることなく…。基本に忠実、そして人間の能力の限界に挑もうとする姿勢。MJ はそれを心がけ、さらに実現しました。そんな彼を慕うバックサポート・メンバーズのモチベーションにも感激!映像を視聴していると、ボクの心身にまでポジティブなパワーが…。これぞ、まさに最高のエンタテインメントと言われる所以かと思いました。このショーでは別にもうひとつ、シリアスなテーマが問題提起されています。それは、環境破壊と地球の未来への危惧。MJ は今それを阻止しなければ取り返しつかなくなると訴えつつ…。今ならまだ間に合うと、私たちに希望を与えているように感じます。単に楽観的になるのではなく、ポジティブに問題に取り組もうと、エンタテインメントのパワーで伝えてくれています。それは、かつてジョン・レノンが反戦と愛の重要性を歌ったパフォーマンスを彷彿。世界をすぐには変えられなくとも、訴え続けることに意義があるのだと思います。大きな戦争が起こると『イマジン』が街に流れ、人々にその意味を想像させるように…。『ヒール・ザ・ワールド』がアマゾンやアフリカなどの現状を考えるきっかけになれば。思いきり楽しんだら、君にできる範囲の恩返しをしてね。ぼく(MJ)にではなく、愛する地球に…。『THIS IS IT』にふれるたび、そんなMJ の遺言が伝わってきます。