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2012.05.28
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カテゴリ:小栗街道
小栗街道歩きの最終回。


JR和泉砂川駅近くの信達牧野交差点から南に向かう。

小栗街道

このあたりは落ち着いた住宅街で、旧街道らしい古くからの御宅もある。

熊野街道

「熊野街道」の標識

この道は、熊野街道、小栗街道、紀州街道という3つの名前を持っている。


泉佐野から南は府道64号線が小栗街道と重なっていたが、岡中という交差点で64号線からはなれ、信達岡中という集落内に街道は続いていく。

小栗街道

信達岡中は古くからの街道の雰囲気が残っていて、白い蔵のある家や、虫籠窓のある旧宅が並んでいる。
ここ、みんな顔見知りなんだろうなぁ~と思える地区。

そういうコアな雰囲気は300m足らずで終わり、阪和自動車道泉南ICからの道と交差するあたりは、コンビニコンビニもある景色。

天満橋から歩いてきて感じたのは、コンビニは景色の中の現代を感じさせるアイコンだということ。

「古くて趣がある」とか「古道らしい雰囲気」と感じる景色のなかにコンビニは存在しない。

古い町並みの中にももちろん現代は存在している。

蔵つき旧家の横に若夫婦のモダンな住居、出窓にはミッキーやプーさんのぬいぐるみが飾ってあったりするが、ミッキーやプーさんにはコンビニほど今を意識させるパワーはない。
“街並み保存”に命かけているほどではない普通の古い街並み程度なら、ミッキーやプーさんは自然にそこの住人になっている。

でもコンビニは違う。
コンビニがあると、「はいっ そこまで!」と古と今との境界を感じた。

でも便利なんだよね~ 喉が乾いた時や小腹が空いた時スマイル


泉南IC北交差点を横切ると、長い上り坂。
今までで一番の上り坂だった。
小栗街道

これまでずっと平坦な道だったことに逆にびっくりだったかも。
「いや~ん 坂じゃん」と感じたことがなかったから。

坂を上っていると、ホーホケキョ!とウグイスの鳴き声が聞こえた。
彼らも梅が咲いているときだけ生きているわけではないから、今鳴いていても不思議じゃないが、季節感はこわれそう。

足元見ると、

P1050732

マンホールの図柄が梅。

納得して、坂道を上る。


自分で勝手に決めたゴール、JR和泉鳥取駅はもうすぐ。

駅が近くなると、新しく住宅を開発している現場が増えてきた。
1900万で戸建てが買えるようだ。


天満橋から約53km、歩き始めから3年6ヶ月、全11回にわたった小栗街道歩きのゴールきらきら
小栗街道

な、なんか、わびしい。

ゴールの景色としては、最低ランクねしょんぼり


あまりにわびしいので、ゴールから100m離れていないJR和泉鳥取駅の写真を貼っておく。

JR和泉鳥取駅

JR和泉鳥取駅

小栗街道(熊野街道)は、向こうに見えている山を越えて紀州に入り、そこから熊野をめざす。

紀伊半島は大きいので、ここから私が今まで歩いた4倍以上の距離、それも山道を歩かないと熊野には着かない。


後白河法皇は生涯に34回も熊野詣をしたそうだ。

当時は京の都から舟で淀川を下り、今の天満橋、八軒家浜から小栗街道を南に向かい熊野をめざした。
京を出発して3日目には、私がゴール地点にした泉南市付近にいたらしい。 はっやいな~



実家近くに小栗街道があるので、昔から親しみのある道だった。

父が車の運転で小栗街道での離合によく苦労していた。
50の手習いで取った免許で、下手を通り越してド下手だったので、狭い道の離合は苦手中の苦手だった。そのことをからかうと、

「小栗街道は法皇や上皇がしずしずと熊野詣に行くための道なんだ、そのサイズで道ができてるんだから仕方ないだろっ! 法皇がセドリックに乗ってるか?」

と訳わかんない逆ギレをしてた。


「一緒に街道歩きをしようよ」と言ったら喜んで歩いたろう。
でも、生きている時はそんなことを微塵も考えつかなかった。

人生ってそんなもの。




一応小栗街道は、ロンっ!!になったので、次は紀州殿様参勤交代コース、紀州街道を泉佐野市立第三中学校から住吉大社まで歩く予定。

今度のMyゴールは住吉大社なので、華々しくゴールを飾れるはず。

2年以内には終えたいな。



今回歩いた距離は2.9km。

小栗街道





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Last updated  2012.05.28 12:10:17
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