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カテゴリ:百人一首ゆかりの地
秋風に たなびく雲の 絶え間より
もれ出づる月の 影のさやけさ 左京大夫顕輔 難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき 皇嘉門院別当 79番 左京大夫顕輔と88番 皇嘉門院別当の歌。 左京大夫顕輔とは、正三位左京大夫にまでなった藤原顕輔(ふじわらのあきすけ)のこと。 この歌は崇徳天皇に捧げられた歌だ。 皇嘉門院別当は崇徳天皇の中宮、皇嘉門院聖子(藤原聖子)に仕えた女性で、保元の乱のころまで中宮と共にいたらしい。 二人とも崇徳天皇とつながりがあるということで、崇徳天皇ゆかりの田中殿を“ゆかりの地”とした。 名神高速〈京都南IC〉にほど近い「田中殿跡」は、崇徳天皇が上皇になってから住まいとした地。 とても素敵な歌を詠まれる崇徳さん。 その崇徳上皇から勅撰集を撰ぶ命を受けた藤原顕輔は、1151年に『詞花和歌集』を完成させた。 田中殿之跡 京都市伏見区竹田西内畑町146 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.18 00:06:36
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