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カテゴリ:百人一首ゆかりの地
山川に 風のかけたる しがらみは
流れもあへぬ 紅葉なりけり 春道列樹 百人一首32番、春道列樹の歌。 春道列樹(はるみちのつらき)は平安時代前期の人物。詳しいことはわかっていないが、 壱岐守着任前に亡くなったそうだ。 この歌の古今集での詞書に「志賀の山越えにて詠める」とある。 「志賀の山越え」とは京から近江の大津への山道で、今の北白川から比叡山ドライブウェイ料金所前を通って大津へ行く「山中越」とルートが重なると考え、この歌のゆかりの地を「山中越」にした。 京都駅前から京阪バス「比叡山山頂行き」に乗る。 四条河原町、三条京阪、銀閣寺道を過ぎ、〈北白川別当〉交差点を右折すると、比叡山への山道「山中越」に入る。 できれば一番前の席に座りたいと早めに京都駅に来てバス停に行くと、前がカップルで列の2番目に並べた。カップルなら2人席に座るだろうから最前列に座れると思っていたら、そのカップルさんはそれぞれ左右に分かれて1番前の席に座ったので目論見失敗。まぁそういうこともあるわな、と思いながらも四条河原町ぐらいまで落ち込んでいた。(笑) バスは「山中越」の山道を上っていく。 いつもはマイカーで下っている道をバスで行くのも新鮮な気分。 ここは慣れている速い車が多いので、上りはともかく下りは必死に運転していて周りの景色を見る余裕がないところ。同じような景色が続く山道だけど、ゆったり眺めてられるのは楽しい。 もう少しして紅葉を楽しめる頃なら、「流れもあえぬ 紅葉なりけり」の情景を楽しめただろう。 そろそろ料金所 〈北白川別当〉交差点から約15分で比叡山ドライブウェイ料金所に着いた。 山中越の京都側からの上りはここで終わり。 この先、大津への下りがあるが、そこはバスがないので京都からの上りのみにした。 比叡山ドライブウェイに入ってからの写真 手前下に見える森の中を山中越は通っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.28 12:30:08
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