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ハイネの森

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2024.03.01
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滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
       名こそ流れて なほ聞こえけれ
                   大納言公任


百人一首55番、大納言公任の歌。
大納言公任とは藤原公任(966-1041)のこと。関白太政大臣の息子というセレブで、
和歌、漢詩、管弦に秀でた育ちのいい博学な人物だった。
今年の大河ドラマ「光る君へ」では町田啓太さんが演じていて、博学な上に見目麗しく、向かうところ敵なし!みたいな感じだけれど、出世競争ではお父さんの地位まで昇ることができなかった。


旧嵯峨御所の大覚寺。
1200年近くの歴史があるお寺さんだ。


時代劇のロケ地として人気の場所。


元御所なので雅な雰囲気が漂い美しい。


嵯峨野もこのあたりまで来るとぐっと観光客も少なくなる。


この日はお寺は軽めにして池をじっくりと見学した。

「日本最古の庭池」という大沢池



池のまわりには、

1967年(昭和42年)建立の心経宝塔や、


古いものでは平安時代後期のものと伝えられる石仏がある。

白木の橋は、この2月6日に渡り初め式が行われたばかりの『名古曽橋』。


鎌倉時代の絵図にあった橋を架けたのだという。

真新しいひのきの橋の上から大沢池と菊ヶ島を眺める。



橋を渡りもう少し奥へ歩くと、公任の歌にある「滝」の跡がある。




名古曽の滝跡

公任が「嵯峨大覚寺にまかりて、これかれ歌よみ侍りけるによみ侍ける」とこの歌を詠んだ頃には、既に「滝の音は絶えて」いたのだろう。
池の造営から170年後くらい。水が枯れてしまったのだろう。



池を一周ぐるっとすることにした。

前を仲良く歩く2羽がいる。


驚かしちゃいけないので間をつめられない。笑






参拝料は お堂エリア  500円
     大沢池エリア 300円


旧嵯峨御所 大覚寺
京都市右京区嵯峨大沢町4





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Last updated  2024.03.01 12:00:14
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