カテゴリ:軽井沢
誰にでも、ここに身をおくだけで幸せ気分になれ自分らしさを取り戻せる場所があると思うのですが、私にとっては長野の軽井沢です。
18歳の夏、新聞の広告に軽井沢スケートセンターでのアルバイトの求人案内。 友人と3人、親の反対を押し切って申し込みをしてしまったのです。 そのころは何かを求めて目を輝かせてた頃。「親の気持ち子知らず」で心配をよそに7月の中旬から8月末までの1ヶ月余り行ってしまいました。 親達は心配し、友人の所も私の所も兄妹を偵察にこさせました。 今考えたら当然ですよね。でも私たちは悪いことをしてる訳ではないのだと心配な気持ちは分らなかったですね~ 今思えば反対はしたにせよ、出してくれた両親はすごかったな~なんて今更に思います。 私だったらどうだったかな~?? (あの頃は軽井沢の人気観光スポットでしたが、今年閉館となりました) 浅間山を背にスケートセンターはあり、毎朝目の前に望む浅間山の様子に感動してました。 私はお土産コーナーの店員、友人はレストランのレジ、もう一人はゲームセンター。 朝ごはんは山盛りご飯に卵と沢庵、お夕飯も大したおかずがなかったように思いますが、1日立ちっぱなしで働き、山盛りご飯の美味しかったこと~ あの頃は夏でもスケート場は賑わっていて、今の天皇一家が来られ、今の皇太子さま秋篠宮さまの手を引かれた美智子様がなんと美しかったこと あの辺りの千ヶ滝別荘地も賑わっていて西武の総合ショップとレストランがあり別荘族の社交場で夜も賑わい華やかな雰囲気でした。あ~こんな世界もあるのだな~と思ったものです。 又、センター内の湖上で「真夏の夜の夢」という野外コンサートがあり、人気絶頂のタイガーズやブルーコメッツ・伊藤ゆかり・園まり・中尾ミエ・尾藤イサオ等など渡辺プロのスター達が沢山出演してました。 休日には他のアルバイト仲間と旧軽井沢で買い物をし、水野でお茶をし皆で夢を語りあい、他愛の無い会話に盛り上がり青春してました。 森の中を千ヶ滝まで散歩したり、いままで感じたことのない空気を味わいました 旧軽井沢の茜屋では美智子様のお母様がコーヒーをのんでらっしゃいましたが、とにかく品がありました。 いまでも忘れられないのが、素敵なバックバンドのサンダルを履いてたことです。 S42年頃の年配の方はそんなお洒落はしてなかったです。いまでもそのお姿は目に焼きついてます。 今では珍しくないけれど、茜屋はそれぞれ違ったカップでコーヒーが出され、新しい感覚、センスに衝撃を受けました。 食器は6客揃いが当たり前だった時代、まさにカルチャーショックでした 奇遇なのですが私がバイトをしてた夏、主人は大学のゼミで浅間山の地形学の実習で浅間山山麓をうろうろしてた事が、4年後に知り合ってわかりました。 軽井沢でのアルバイトは、その後の私の人生観に大きく影響を受けました。 自然が豊かで緑に溢れ、素朴だけどそれでいてお洒落、木漏れ日の射す小径に佇む別荘の風情、軽井沢の魅力の虜になり、それ以来行かない年はなかった程です。 軽井沢狂いが高じて10年前にリゾート会員に、3年前にはなけなしのお金をはたいて姉と共同で小舎を建ててしまいました。 車で1時間半と近いこともあり、今では月に1~2度出かけて来ます。 日々の雑事から開放され、ゆったりと時を過ごし、自然を散策し四季折々の風を感じてきます。 来年主人は63歳、楽な仕事にシフトするようですので、軽井沢に来られる日も多くなりそうです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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